忘れていた地理24『北アメリカのくらし・前編』

Ⅵ 北アメリカの国々

☆北アメリカは、アメリカ合衆国とカナダの二つの国からできています
☆北アメリカ大陸は西側が山脈や高原で高く、中央部に平原が広がっています
☆アメリカは多民族で構成、「民族のサラダボウル・るつぼ」と呼ばれています
☆農産物は小麦や大豆、とうもろこしなど

① アメリカ合衆国

(1) 北アメリカのあらまし 

北アメリカとは、北アメリカ大陸のうちメキシコより南の国を除いた部分のことです。
 自然環境をみると、西の太平洋に沿って連なるロッキー山脈が有名。高く険しい山々ですね。東部には、アパラチア山脈。中央部にはプレーリーと呼ばれる大規模な平原が広がり、ミシシッピ川が南北に流れている。カナダとの国境あたりには、氷河によってつくられた五大湖があります。

(2) アメリカの農業
 農業生産は、約3億人もの人口を養うために重要なことだが、輸出用の商品としても必要です。しかし農業に従事する人口は非常に少ないので、少数の農業人口で世界的な生産量をあげて輸出していることになります。
 農業地域区分は、適地適作。次のようになっています。
A 小麦地域
 秋に種をまいて冬を越し、初夏に刈り取るものを『冬小麦』といいます。一方で、春に種をまいて秋に刈り取るものは『春小麦』。
b とうもろこし地域
 コーンベルトと呼ばれます。とうもろこしは家畜の重要な飼料。また、身を絞って油をつくることもあります。
c 綿花地域
 コットンベルトと呼ばれ、建国当時からの大規模栽培地域。南部の工業かが進むにつれて、おもな生産地は西に移動しています。
d 酪農地域
 五大湖沿岸では、氷河による浸食で土地が痩せていることから酪農が発達しています。牛乳をはじめ、チーズやバターなど。

[今日のおはなし]
 冬本番。おいしいものがたっぷりの季節ですね。

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