忘れていた地理30『日本の気候のきほん』

第三章 さまざまな面から見た日本の姿

Ⅳ日本の気候

①日本の気候
日本は多くの地域が温帯気候です(北海道・本州中部の内陸高地は亜寒帯、沖縄は亜熱帯)。夏の気温が高く、降水量が多い。これは季節風(モンスーン)の影響によるものです。
夏だけではなく冬も季節風も日本に大きな影響を与えています。シベリア(ロシア連邦)から吹く北西の季節風は、日本海側に雨や雪をもたらすのです。

②降水量が多い理由
降水量が多い理由は、季節風の他にもあります。
まず、6~7月の梅雨。オホーツク海上の冷たい空気も太平洋上の暖かい空気の境界に前線ができ、お馴染みのじめじめした日々が続くのです。9~10月にも秋雨前線ができ、同じように雨の日が続きますね。
もう一つは、台風(熱帯低気圧)です。フィリピン沖などで発生した台風は、激しい雨風をともなって日本へやってきます。8~9月はもっとも台風の多いシーズンです。

③南北に細長い国土ならではのすがた
南北に長い日本列島では、桜の開花時期が大きく異なります。沖縄は1月に開花する一方で、北海道は5月まで開花しません。
桜前線は4ヶ月もの旅をして、島国を駆け抜けて行くのですね。

④日本海側と太平洋側の気候
冬の降水量を比べてみましょう。冬の北西の季節風は、日本海を通る際に大量の湿気を含みます。この湿気が、日本中央部の山脈に沿って上昇し、多くの雲をつくります。寒気の南下により、日本海側に雪がどっさり降るのです。

[今日のおはなし]
かかってこいやクリスマス!!!

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