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結婚式を挙げない選択肢が生まれた理由とは

こんばんは、岡庭です。
コインランドリーにて洗濯が終わるのを待ちながら、いつかの母との会話を思い出していました。

家でご飯を食べていた時、私は母に「なんで結婚式を挙げたの?」と聞きました。すると母は「どういうこと!?」と答えました。

まさかの回答。
…ん?どういうこと!?ってどういうこと?と思って母を三度見しました。で、もう一度聞きました。

「なんで結婚式を挙げたの?」

理由なんてないと母は答えました。
挙げたい、挙げたくないではなく挙げて当然。
「挙げない」という概念(選択肢)がそもそも存在していなかったんです。
小学校に入学して6年経てば卒業式をする。
20歳になれば成人式をする。
これらと同じような感覚で、結婚すれば必然と行われる行事という認識をしていたようです。

じゃあ、挙げないという選択肢が創造されたのはいつ?なぜ?

やっぱり大きいのはバブル崩壊でしょうか。
金銭的な事情で「挙げることができない」を経験したことにより気付いた「挙げなくても意外と大丈夫」という事実。
そこから挙式の自由が生まれ、「挙げない」という選択肢を選ぶ方が増えてきた。

これは結婚式に限らず、卒業式も成人式にも言える。
なぜやるの?って考えたことないけれど、当たり前にやる認識を持っているものってたくさんある。
お金をかけてまで振袖をレンタルして行う必要がなぜあるのか?
はたまた振袖を着ようが着まいが行うべき本質的な理由があるのか。そしてそれは結婚式の本質的価値とどう違うのか。

新型コロナウイルスの影響で従来の式典の在り方が揺らいだここ数年。
私自身も成人式がオンライン配信だった。
そして、それを見ていない人がほとんどだった。
ので、実質成人式はなかった。
ぶっちゃけなにも困ったこと、変わったことはない。
成人式ができたパターンの人生を経験できるわけではないから、比較しようがないというのもあるが。

「あれ、この式典必要だっけ?」
そう思った人もいるのではないだろうか。

なんで式典ってあるんだろう。
なんで式典って受け継がれてきたんだろう。
なにか鍵がある気がする。

ということで、まずは式典の歴史について少し調べてみようと思いました。
洗濯が終わったようなのでこの辺で。

また書きます。

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