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自由な環境で、好きなロボットを。メンバーの知見の視点が魅力

今回インタビューしたのは、ロボティクスエンジニアとして活躍しているメンバーです。社会人としての第一歩からロボットに携わってきたロボット好きの彼に、コネクテッドロボティクス(以下CR)の理念や事業に感じていること、CRという職場の魅力、力を入れていることや挑戦したいことなどについて話を聞きました。

ものづくりが好き!高専で出会ったロボットを仕事に

—— まず自己紹介をお願いします。
神戸出身で、神戸高専を卒業する22歳まで神戸にいました。卒業後は山梨県にあるファナック株式会社に就職しました。その後CRに転職し、現在はロボティクスエンジニアとして蓋閉ロボットを担当しています。
高専では機械工学を専攻して、3年間の間ロボット系の研究室に入ってロボット設計をやっていました。その3年間で6台ぐらいロボットを作りました。WRS(ワールドロボットサミット)というロボットの技術やアイディアを競う競技会にも出場もしました。振り返ってみると、辛いこともいっぱいありましたけど、楽しかったですね。

—— もともとロボットに興味があったのですか?
ロボットに限らず、ものづくり全般が好きでした。自分を表現できるという広い意味においては、幼いころから絵を描くことが私にとってはものづくりの一種みたいなものなので、好きでした。何かを作り出すこと、表現することが好きで、その一つがロボットなんです。 

—— 卒業後、すぐに「ロボット関係に!」と思ったのでしょうか。
そうですね。ロボットに関わるようになったのは20歳からで、触れていた期間としてはそこまで長くはないのですが、やっていて非常に楽しかったので、仕事にするならばロボット関係の仕事がいいなと思っていました。 

—— ファナックではどんな仕事を?
配属されたのは修理部という部署で、工場で生産技術の仕事に携わっていました。具体的には、モータや、産業用のサーボモータのアンプ、CNCの内蔵コンピュータなんかの修理用治具などを開発していました。開発した治具などを現場に導入して、作業者の負担を減らすようなお仕事です。

人とロボットとの協働に可能性と社会的意義を感じてCRへ

—— ファナックからCRへと転職されたのですよね?
はい、ファナックに3年くらい在籍して、そこから転職してCRに来ました。理由は一つではありませんが、新しいことに挑戦してみたいという気持ちがあったことが大きいです。前職での仕事は治具の設計など、かなり限定的な仕事が多かったので、次第に昔からもともとやりたかったロボットやシステム全体のインテグレーションをやってみたいと思うようになりました。
ベンチャーであればいろいろなことに挑戦できる環境が望めそうだし、スピード感もあって自分にとって楽しいのではないかと思いベンチャー企業への転職を考え始めました。。

—— ベンチャーに目を向けたときに、CRが候補となった理由は?
まず食産業のロボットというところがかなり新しいと感じました。ロボットと言えば工場の中で黙々と動いているだけというイメージがあります。一般的な産業用ロボットは、工場内だけで完結していて外の人の目に触れることはほとんどないです。しかし、CRの作るロボットは、実際に人が働く現場に入り、人の仕事を補完する。しかも、レストランの中などの生活と近い現場でロボットが動いている!SFの世界みたいだと思いました。
実生活のなかで人と協働するロボットという発想があまりなかった私には、すごく面白いことをしている会社だなと感じられました。しかも、それによって人が楽になるのだから、社会的にもすごく意義がありますよね。

—— 大手からベンチャーへの転職というのは勇気が要りませんか?
転職先を検討するためにいろいろな会社と調べる過程で、ベンチャーといってもCRはしっかりしているなという印象を受けました。ホームページを見ている中で、ビジョンや社会に対して、会社として目指す姿がはっきりとしており、共感できました。CRは地に足がついているなと感じたんです。それでCRに応募しました。

CRのフェアな選考に納得感

—— CRの選考ではケース課題が出されますが、大変でしたか?
大変でしたね。当時、残業も結構あったので、夜9時からとかで資料を作るわけです。確か1週間ぐらいで仕上げたんですけど、かなりしんどかったです。CADとかも使わないといけないし、工数とかもきっちり見積もった上で資料にまとめなくてはいけなくて苦労しましたね。でも、Tezさんや幹部メンバーの前で発表するのってなんか面白かったですし、褒められたのも結構嬉しかったです(笑)それに何よりフェアだなと思いました。
ちゃんと採用の場面で技術を見てくれているわけですから。
採用するかしないかを決めるなら中身で決めてほしい、自分ができることを見て判断してほしい。そういう意味で、CRの選考方法はとてもフェアだと思いました。僕だけでなく、エンジニアだったら皆きっと同じ気持ちだと思います。 

—— 最終的にCRに入社することにした決め手は何でしたか?
なんだかんだ言って一番大きかったのは「楽しそうだったから」ですね!
それに、会社を見学したときも、面接のときもみなさんフランクな感じで、ここだったら自由に、自分のやりたいように働けるかなと思いました。

予想通りの自由な空気感の中でナレッジの共有にも注力

—— 実際に入社してみてどうでしたか?
思った通り、自由でした!購買フローも簡単ですし、なにかとやりやすい。あとは面白いメンバーたちが揃っているとか、距離が近くて風通しが良いのですぐに相談できるとか、多分他のCRメンバーも同じようなことを挙げていると思いますが、実際その通りです。

—— CRでの仕事をしていて、どういったときにやり甲斐を感じますか?
一つのプロダクトを開発していって最終的に量産できるかなというレベルまで持っていけたとき、多くの店舗に導入して役立ててもらえていると実感できたときはやっぱりひとしおですね。自分たちの力でここまでプロダクトを持ってこれたぞ!と思えた瞬間はとてもやりがいを感じます。図面化や資料化をしっかり行って、プロダクトとしての財産を残せた時も幸せですね。 

—— 将来のために図面化するということですか?
はい。これから新しい人、若い人がどんどん入ってくると思いますし、設計の考え方などを体系化したものを彼らに伝えていけたらいいなと思っています。知識の伝達、ナレッジの継承といえばいいのかな?
もったいないじゃないですか、自分の中だけに留めておくのは。知っていること全部を自分だけで活かすのは難しいし、皆が分かっていたほうが仕事としてやりやすいはずです。自分が得た知見は全部共有したいという思いがあって、それを表現する方法が図面化やドキュメンテーション化なんです。 

—— 自分が得た知見は自分だけのものにしておきたいという考え方も珍しくない中で、共有を目指すというのは素晴らしいと思います。
そういうのを隠したがる人も確かにいると思うんですけど、それでは全体の最適化には結びつかないですよね。漠然とですがものづくりの土台を築いて、ハードウェアチームのメンバーの誰もが幸せに設計・開発できるような環境を作っていきたいなと思っています。

挑戦できる高い自由度だからこそ、自ら考えて行動することが重要

—— 今後チャレンジしていきたいことはありますか?
今まさにチャレンジ中なのですが、自分で一からインテグレーションしたロボットシステムを導入するところまで見届けたいなと。できるところまで全部やって、見届けたいと考えています。これまでそばロボット、ゆで麺機省エネシステム(BES)、蓋閉ロボットに携わってきましたが、新規開発ではなく既存のものに新機能を加えるカスタマイズ的な開発が多かったです。
例えば、蓋閉ロボットだとハンドの部分だけとか。だから全体的なところをやってみたいです。システムの構想からとか最初の最初からですね。
もちろんポンっと叶うものではないと思うので、今任されている仕事の完遂を着実に積み上げていくつもりです。

—— オフの日にはどういった過ごし方でリフレッシュしていますか?
新しいことを考える、表現する、要するにもの作りが好きで、それがライフスタイルそのものといったようなところがあるので、仕事の中に趣味の要素が含まれているというか(笑)。だからオンオフはあまり意識しないです。ですが、楽しみとして絵を描いたり、音楽を聴いたり、知らない場所に行ったりして、仕事とはまた別に新しい価値観になるべく触れていきたいと日々生きています。

—— 今後どういった人と一緒に働きたいと思いますか?
自分で考えて行動できる人です。これは単に僕が一緒に働きたいというだけでなく、CRにジョインするならすごく大事になってくる部分だと思います。あとは、アグレッシブにアイデアをバンバン出せる人もCR向きとか思います。それって自分のことかも?と感じたら、ぜひCRを選択肢に加えてみてほしいですね。 

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