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ベンチャーならではスピード感と本気を感じてCRへ。技術へのリスペクトに感銘

今回インタビューしたのは、ハードウェアチームでマネージャーを務めるMoryさんです。コネクテッドロボティクス(以降CR)に入社した背景には、学生のうちから思い描いていたキャリアプランがあるとのこと。
そのキャリアプランとはどういったものなのか、また、実際にCRで働くようになり感じていること、マネージャーとして意識していることなどについてお話を聞きました。

キャリアプランの実現へ。その道のりの現在地

—— CRに入社されるまでのご経歴を教えてください
神戸市出身で、地元の兵庫県立大学に進学し、電気系工学を学びました。卒業後は株式会社リコー(以降リコー)ではエレキ設計に携わり、その後転職した東京エレクトロン株式会社(以降TEL)ではプロダクトマネジメントに従事しました。CRに入社したのは2023年11月で、プロジェクトマネージャー(PM)として、Delibotの開発を担当しています。当時兼任者が担っていたマネジメント業務を引き継ぎました。

—— CR入社前にお勤めだった2社から転職された理由は何ですか?
学生の頃から描いていたキャリアプランに従って行動した結果です。「ものづくりに関わりたい」「いつかは自分で会社を起こしたい」という2つの目標がありました。まずは大手企業で設計や量産のノウハウを学び、次にシステム全体を見渡せる仕事を経験し、その次はベンチャー企業で設立後間もない会社の経営を間近に見て学ぶという計画を立てていました。その先に自ら起業している未来があるのか、そうではない別の未来があるのかはわかりませんが、とにかくそのキャリアプランに沿ってここまで来ました。

モジュール設計からシステム設計へ お客様との距離も意識した転職

—— 大学卒業後に入社されたリコーでのお仕事についてお聞かせください
リコーでは、複写機の心臓部であるエンジンを制御する基板の設計を担当していました。5年弱でひと通りの仕事を経験し、開発リーダーとしての役割も果たしたのを区切りにTELに転職しました。

転職した理由は2つありました。
1つ目は、エレキ、メカ、ソフトといった全てをシステムとして設計する仕事をしたかったからです。リコーをはじめとした大手企業ではそもそもそういったポジションがありませんが、TELでは可能だったのです。
もう1つは、お客様の顔が見えるということでした。自分の設計した基板の入った複写機が何千台売れても、お客様の反応は見えませんでした。ですが、TELではお客様と直接話す機会がありました。

システム全体を設計できることと、お客様の反応が見えること、この2つの条件を満たす会社を業界問わず探した結果、半導体製造装置メーカーのTELにたどり着きました。とはいえ、転職していきなりシステム設計をやらせてもらえるわけではありません。まずウェハ搬送モジュールの設計開発をやり、プロダクトマネージャー(PDM)として 開発を取り仕切るようになり、各部門の人たちが集まった次世代装置開発チームのリーダーを務めるようになってようやく念願が叶いました。

ベンチャーならではの真剣さを求めてCRへ
安易ではない選考プロセスも、魅力に見えた

—— 2度目の転職を考えたきっかけは何でしたか?
TELで働くようになり5年と数ヶ月が過ぎた頃に、開発していたプロダクトが打ち切りとなったことがきっかけでした。その後しばらく1人のエンジニアとして開発や設計を行っていましたが、社内で受賞するなど個人的にも区切りがついた感じもあり、そろそろ次のステップへ移るタイミングかなと考えました。転職にあたっては、まずはベンチャーであること。そして、上に立つ人が自分の役割の何たるかをよく理解した上で組織全体に目配りしていて、組織の現状にあぐらをかいていないところで働きたいと考えていました。

—— ベンチャー企業にこだわったのは、やはりキャリアプランですか?
もちろんそれもありましたし、「いま、頑張らなければ未来がない」と皆が必死になっている環境に身を置いて、自分も必死になりたいという思いもありました。いずれにせよ、ベンチャーならではのスピード感、そして悠長に構えてなんていられないという真剣さを見たかったので、次はベンチャーしかないと決めていました。

—— 数あるベンチャー企業の中でCRを意識し始めたきっかけは何ですか?
実を言うと、会社のミッションでもなければビジョンでもなく、選考プロセスの課題がきっかけでした。課題を課してくるベンチャーは決して多くない中で、CRは「働いている人間にこのボリュームの課題を課すのか!?」という量の課題資料をドサッと出してきました。驚いたのと同時に、これを本気で乗り越えてきた人たちが集まっているということは、強烈なメンバーが揃っている会社なのではないかと思ったのです。実際に取り組んでみた課題は、実務に限りなく近い内容で、面白かったですね。

テック×ビジネスの高度な連携がCRの強み

—— CRで働くようになって感じていることがあればお聞かせください
プロジェクトが暗礁に乗り上げても、めげないし折れない、「こんなのやっていても意味がないですよ」などと戦意喪失する人がいないのがすごいです。特に若手の人たちの気概には感動しました。お客様に喜んで使ってもらいたいという気持ちが根底にあるから、性能を少しでも上げるために全力を尽くすことに迷いがないんですよね。それから、技術へのリスペクトが徹底していて、ビジネスとテクノロジーの連携がとてもスムーズです。
たとえば、セールスの人が「売れるものを作ってください。そしたら私たちが売ってきますから」などと言うというのは笑い話のようですが、実際には結構よくあることです。
でも、CRのセールスは全く違います。「何をしたら上手く行きますか?そのために私たちは何ができますか?」と身を乗り出してくる。技術の進歩に少しでも役立てるなら何でもするといった姿勢を、技術側の人間として本当に尊敬しています。

—— そんなセールスの人たちの仕事ぶりをどう見ていますか?
マーケット調査もばっちり、数字やロジックも全てが理にかなっていて、全幅の信頼を寄せています。セールスが数字やロジックにあまり強くないと、門外漢である技術の人間がカバーすることになり、結果として「所詮は技術が組んだ戦略」になりがちです。その点、CRのセールスは数字やロジックに強いです。それでいて、数字では表せない勘所のようなものも理解してくれているし、もし理解できなくてもリスペクトしてくれ、そこがCRの強さにつながっていると思いますね。

—— 他に、CRに来てみて驚いたことはありますか?
コミュニケーションツールとして社内に浸透しているSlackでのやり取りや、日常的に交わす会話で物事がどんどん決まっていくことに驚きました。立ち話の中で決まったことが、その日の夕方には実行され、夜には結果が出ていることもあります。CRのコアバリューの基本概念である"Trial and Error as One Team"に支えられているカルチャーなんだろうなと感じます。

※CRのコアバリューはこちら

心がけている「集合知の形成」と「メンバーの成長」

—— マネージャーとして意識しているのはどういったことですか?
2つあります。1つ目は、ドキュメンテーションを通じて集合知を形成することです。トライアル&エラーといっても、ただ「やってみました、ダメでした、次行きます」の繰り返しだけでは何も蓄えられません。どんなアプローチでどんな評価結果が出たかの記録を共有することで、メンバー全員の役に立ち、ひいてはCRをより良くすることに貢献できます。

2つ目は、 メンバーの成長を支援することです。マネージャー目線というよりは、「後輩の成長を願う先輩」の目線かもしれません。多くのことを学んでもらい、誇れるスキルを手に入れてもらいたいと思っています。ですから、そこに対して労力をかけること、長い時間をかけて話し合うことなどは全く苦ではありません。

自律的チームがあうんの呼吸で進めるプロジェクト

—— チームとして良いパフォーマンスを出せていると感じたご経験があればお聞かせください
仕事量が大幅に増え、一つひとつの細かなマネジメントまで手が回らなくなった時期がありました。ですが、方針しか伝えられていなくても、何が必要か、自分に何ができるか、他のメンバーが何をしてくれるかが全員分かっていて、指示などなくても必要に応じて誰かがパッと動いてくれました。
まさにあうんの呼吸でしたね。僕を通さなくてもあらゆる物事が正しい道筋で進んでいて、自律的チームとして最高のパフォーマンスが出せていたと思います。

—— 達成感を感じるのはどういったときですか?
プロジェクトのリーダーとして達成感を感じるのは、納品した製品についてお客様から喜びの声が届いたときです。一方、組織のマネージャーとして達成感を感じるのは、やはりメンバーの成長が見えたときですね。
僕は各メンバーに対し「これができるようになってほしい」「こう育ってほしい」というメッセージを強く出すようにしています。ですから、できなかったことができるようになっていて、アウトプットとして出てくると、ちゃんとメッセージを受け止めて学んでくれたんだなと感激します。

逆境を笑える仲間と挑戦したい「世界を変える」夢

—— どんな方にCRに来てほしい、一緒に仕事をしたいと思いますか?
逆境に笑える人、興奮できる人ですね。仕事をしていれば、順風満帆のときばかりではありません。特にいままで世の中にないものを開発しているベンチャー企業ですから。自分自身も、逆境のときでも折れない心を持って、むしろそれこそチャンスと捉えて笑いながら仕事ができる人になりたいと願っているので、そんな方と仕事ができたらと思います。マネージャー視点で言えば、特定のスキルを持っている人が来てくれたらありがたいのはもちろんですが、マインドに比べれば特定スキルがあるかどうかは些細なことです。マインドがあれば何だって習得できますから。あとは人が好きで、心の奥深いところで手をつなげるような関係性を築ける方が来てくださったら嬉しいですね。 CRはスキルはもちろんですが、コミュニケーションがきちんと取れる方がほとんどです。

—— CRへの入社をご検討中の方々にメッセージをお願いします
CRでは、全員が「お客様に喜んでもらえる製品を作る」という明確な目標に向かって全力で取り組んでいます。ですから、やりたいと言ったことを止める人はいないし、製品化に向け本気で考えてくれるメンバーが揃っています。大手企業では青臭いと一蹴されてしまいそうな「世界を変える」という夢に本気で挑戦するためにここに集まっていると思っています。私たちと、ともにチャレンジしてくださる方をお待ちしています。


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