こんにちは。紀藤です。本記事にお越しいただき、ありがとうございます!
さて、今日のテーマは「強み開発のリフレクテッド・ベストセルフの実践エクササイズのステップ」についてご紹介です。
先日は、その理論をご紹介いたしましたが、「実際、どんなふうに最高の自己像を見つけるの?」この具体的な方法が示されている文献です。
ということで、早速みてまいりましょう!
(先日の理論編は以下ご参照くださいませ)
リフレクテッド・ベストセルフエクササイズの目的
リフレクテッド・ベストセルフ・エクササイズ(以下RBS-E)の目的は、参加者が最高の状態にあるときの自分について、フィードバックを受ける機会を作ることです。そして、今まで気づかなかった自分自身について重要なことを理解することを通じて、キャリア開発等につなげることです。
以下、本エクササイズの4つの目的です。
1,自分が最高の状態にあるときに、他人からどのように見られているかを理解を深める。
2,どのような仕事の状況が自分の能力を最大限に引き出すかについて理解を深める。
3,最高の自分についてのフィードバックを受け内省をすることで、個人のキャリア開発の計画と行動を作成する。
4,将来、自分が落胆したときに、軌道修正するツールを得る
とのことです。
エクササイズの進め方
ステップ1:回答者を選ぶ
あなたのことをよく知っている人を10~20人挙げてください。前職の同僚や現職の同僚、冷え切った友人や最近の友人、家族、顧客など、あなたと長く接触したことのある人達です。グループは多様であればあるほどよいです。
また理想的には、この課題には少なくとも10名以上の回答が必要であるため、十分な人数に依頼をしましょう(全員が回答してくれるわけではないため)。
ステップ2:フィードバック依頼フォームの作成
あなたにとって依頼をすることは、気まずい、あるいは難しいと思われるかもしれません。しかし、フィードバックの依頼を受け取られた方は、このアセスメントが学びの機会であることを理解されるでしょうし、またあなたにとって重要な他者であれば、このエクササイズを進んで手伝ってくれるはずです。以下、「フィードバック依頼フォーム(サンプル)です。
ステップ3:フィードバックの分析
すべてのフィードバックを読み、重要な洞察をメモします。共通点を見つけたところでテーマを作成し、いくつかの例をそれに結びつけます。次のような表を使うと便利です。
ステップ4:「映し出された最高の自己像」のポートレートを作る
集めたデータ(他者からのフィードバック)と分析を元に、「最高の自分の肖像(ポートレート)」を作りましょう。例えば、以下のような例です。
ワークシートつくってみました
今回の文献は短めでしたので、まとめとしてワークシート(Excel)を作成してみました。(ダウンロードできますので、よければやってみてください)
まとめ
まとめながら、「確かに、これらのフィードバックデータを集めたら、自分では気づいていなかった自分に気付けるだろうな」と思いました。
それは、自分にとっては何気ないことが「他者から見た最高の自分」としてお返ししてもらえることで、まさに「映し出された最高の自己像」が更新され、自己像がバージョンアップするだろうというイメージが湧きました。
一方、ステップ2でも言及されている通り「ちょっと気まずい(お願いしづらい)」のはその通りだと思います。「気にはなるし、知りたいけど、忙しい中お願いするのはちょっと気まずい」という気持ちになるのは、わかるなあ、と思いました。
ワークショップなどは時間が取られますが、「ワークショップに参加して課題になったから、スマセン、お願いします」みたいな機会があること自体が、やっぱり一定の意味を持つのだろうな、とも感じました。
私もどちらかというとこうしたワークを提供する側なので、良い意味で捉えて、こうしたワークは必要であればどんどんお願いしようとも思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
少しでも参考になりましたら
スキ!を押していただけると嬉しいです^ ^