ウクライナ避難民の日本定住希望が急増 2/19朝日新聞1面
2/19 朝日新聞1面で、ウクライナから避難されている方のアンケート結果が出ていました。
そのアンケートの出典元になっている日本財団のアンケート結果(第3回~第5回)を、独自でグラフにまとめてみました。(出典:https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/support_ukraine/in_japan#anchor4)
ちなみに、現在の避難民の人数は以下となります。 (2/14時点出入国在留管理庁)
①受け入れたウクライナ避難民:2,593人
②日本に留まっているウクライナ難民:2,098人 約81% (②÷①)
③国内で1年働ける"特定活動"の在留資格を得た人:1,799人 約69% (③÷①)
なお、この記事のグラフ(横軸)に記載の日付はアンケート実施期間です。
また、回答数は第3回:1,077人、第4回:1,046人、第5回:1022人です。
第1回~第2回のアンケートは、回答数が千人未満のためグラフには加えていません。
就労状況
トレンドとしてはよい方向に進んでいます。
働いている方の割合は徐々に増えており、
パートタイム減、フルタイム増のトレンドとなっています。
「働いていますか?」
「働き方は?」
働いていない方の状況
ただ、働いていない方の中で、"仕事を探しているが日本語教育、職業訓練を受けていない"が約13%いるのが課題になると思います。また、パートタイムが多い(3/4)のも課題です。
日本語レベル
支援もあり、日本語ができない方の割合は減り、少しずつ日本語力が上がっていることが分かります。
帰国の意思
今回の朝日新聞の記事にもあった帰国意思のデータです。
"できるだけ長く日本に滞在したい"が、"ウクライナの状況が落ち着くまでは、しばらく日本に滞在したい"を抜いて最多回答となりました。
戦争が長引いていることが、長く日本に滞在したい意思につながっているものと思われます。
課題は? (日本語関連のアンケートを抜粋)
・日本語は理解も学ぶことも難しい
・IT企業で働きたいが、日本語知識が乏しく、実現できていない
・診察の際の医師との会話の仕方がわからない
・日本語コースは短期間で上のレベルのクラスがない。上のコースを設けたり、就職のサポートが欲しい。
日本政府国にはぜひ、日本中にいる日本語教師を活用して欲しいと考えています。
さいごに
以上、朝日新聞記事、および、日本財団によるウクライナ避難民のアンケート結果の記事でした。
徐々に就労状況はよくなっているように見えますが、依然として52.8%の方の仕事が決まっていない状況です。
全てのウクライナ避難民の方の生活が、少しでも早く充実することを願っています。
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