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[1分で読む] 日本語苦手な子 2012年度比で209%に!

2024年8月8日 日本経済新聞より

背景

国内の人手不足を補うため、海外人材の受け入れを拡大し、家族呼び寄せの道も広げている。

日本語指導が必要な児童数は倍増

日本語で日常会話が十分にできない公立小中高校の児童生徒数
2023年度:約6万9000人 (2012年度比 209%に)
2021年度:約5万8000人
2012年度:約3万3000人

特別な指導を受けている児童生徒の割合はまさかの減少?

日本語指導等が必要な児童の中で、特別な指導を受けている割合
外国籍 90.4%  (21年度比 -0.6ポイント)
日本国籍 86.6% (21年度比 -1.5ポイント)

指導割合減少の要因は?

「日本語指導の教員がいない」
「個別に対応する人材が不足している」
という声が挙がっているいる。

進学状況にも影響

文部科学省のデータから、筆者がグラフ作成
日本語指導が必要な学生の大学進学率は21年度から5.2pt減になっている

高校などへの進学率

日本語指導が必要な学生:90.3%  (全中学生比 -8.7pt)
全中学生 : 99.0%

大学などへの進学率

日本語指導が必要な学生:46.6% (全高校生 -28.4pt)
全高校生 : 75.0%

高校段階での中退率

日本語指導が必要な学生:8.5% (全高校生比 7.7倍)
全高校生:1.1%

日本語教師として

地元の公立中学校でボランティア日本語教師をしています。
日本語が分からないために、授業に参加できない生徒も多いです。

政府は日本で働く外国人を増やすことに加え、
日本に住む外国人やその家族を支える日本語教育を真剣に考えて下さい。

さいごに

日本語指導は、専門的な方法を習得している日本語教師による指導が有効です。国語教育と日本語教育は大きく指導が異なります。
積極的に日本語教師の活用をお願いしたいです。


”ことのば”では、
教員向けのやさしい日本語研修
多様性のある環境で働くための異文化理解研修
外国人児童向けの日本語・日本文化研修を提供しています。
いまさら聞けない教員向けLGBTQ+研修も行っております。
興味がございましたら、HPよりお問い合わせください。
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