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【OSAKA】ワークショップレポート / 古来より伝わる香りの文化 塗香(ずこう)作り#2

日本各地のモノづくりを支える人たちと共に考えて作った
コト や モノ を伝え、各地の工芸の職人や製造業の職人達の技術や想いを繋げるミチを作る”コトモノミチ”のワークショップレポートです。

2021年6月27日にCOTO MONO MICHI AT PARK SIDE STORE 大阪店で開催された「塗香(ずこう)作りワークショプ」の様子をレポートします。

前回も大変ご好評いただきました、 (株)バルカフィオーレの小林さんによる ~古来より伝わる身を清める塗るお香 “塗香”作りワークショップ~第二弾 です。

「塗香(ずこう)」は仏教由来のお香で、元々は僧侶がけがれを除くために使ってきました。
細かいパウダー状のお香で、草木や漢薬を原料に作られています。
火は使わず、直接肌にのせて香水のように使用するもので、古くは修行に入る前やお写経の前に手や口、お腹などに塗って心身を清めていたそうです。

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現代では、日常生活の中で和の香りを纏いたいときに使われる方も多くいらっしゃいます。

ワークショップでは、白檀をはじめとする10種類の香木や漢薬をベースにそれぞれのお好みに合わせてブレンドします。


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まずは、一つ一つの原料についてお話を聞きながら、それぞれの香りを嗅いでみます。
中には、単体ではあまり良い匂いとは言い難いものもあり、びっくり!
数種類の原料とブレンドすることで馴染み、全体の中で良いアクセントとなってくれるのですね。

一通りの香りの特徴がわかったところで、さっそく配合していきましょう!

と言ったものの、何から手をつけたら良いか、初めはみなさん迷われるようです…

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配合の仕方も人により様々で、フィーリングでどんどん混ぜ合わせて行く方もいれば、こんな香りにしたいと具体的なイメージを持って作られる方もいらっしゃいます。

初めは少し戸惑い気味だった様子のみなさんですが、ブレンドを始めるともう少しこれを足してみよう…今度はこっちの香りも足してみよう、とどんどん手が進みます。
途中、小林さんにアドバイスをいただきながら少しずつ好みの香りに近づけていきます。

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ある程度香りの輪郭が見えてきたら、実際に肌にのせてみて香りの変化を感じながらさらに調合していきます。
角が取れてたおやかな香りに変化するのが感じられます。

仕上げに3種類ある白檀をブレンドし全体に一段とまとまりが出たところで…

オリジナルの塗香が完成です!


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お持ち帰り用のアルミケースの他、携帯用の小袋もご用意いただきました。

ワークショップ後には、星座に紐づいた香りのお話も聞かせていただくなど、リラックスした楽しいワークショップとなりました。
ご参加いただいた皆さま、講師の小林さん、本当にありがとうございました。


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