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年渡しの日

いろいろとあった2020年もあと6時間半。
今日は大晦日。

例年は1年を振り返ると年名残りがあり、
はっきり言ってどこかで年惜しむ気持ちが残る。
しかし、今年に特にそれがない。
なぜか考えれば、やりきったという感覚ではなく、
思うほどできなかったという思いがとても強い。

年明けからCOVIDO-19感染の拡大に脅かされ、
それが1年の最後の日になっても収まるどころか、
第3波の猛威にさらされていることが大きい。
感染拡大防止の対策のために、
あまり人と会わなかった、いや会えなかった。
遠出もしなくなったことも大きい。

そのせいで、アナログで立てた計画をすぐには
デジタルに置き換えることができなかった。
変化は否応なく早くやってはくるが、
それに対応する術は試行錯誤の上でやりくりするので、
思うほど容易くないのが正直なところだ。

それだけに、来年2021年に望みをかける気持ちは
大きいと思う。
今日の感染者を見ていれば、気が滅入りそうだし、
医療現場の逼迫が臨界点を超えるのも時間の
問題のように思えてくる。それがとても心配。

だからこそ、余計に来年に希望を託したい。
今年起きた変化を試行錯誤でもさらに前に進めたい。
人も社会も変化の中を、元と同じように戻すことよりも、
いい変化に進めることが大事なことだと思える。

これが「年惜しむ」から「年望む」心境だ。
これが希望ある未来への「年渡し」だから。
年を越す大晦日は「年渡しの日」だと思う。

最後に、今年一年noteを読んでくれた皆さん、
ありがとうございました。
どうか、佳き年をお迎えください。


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