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素の対話

目覚めたときの朝は
その日の手つかずの季節が感じられる
まっさらな季節を前にして
気後れさえ感じそうだ

浴びる朝日を全身で吸い込むこと
深呼吸を繰り返すこと
ぼくがまっさらな季節に向かうために必要なこと

何も考えなかったこどもの頃
当たり前のように受け入れてきた
自然と対峙するには弱すぎる存在だった

その時代を生き抜いた記憶を抱えた者は
自然と対話する力を得ている
まっさらな季節はその対話のアプローチだろう

素の対話ができて心が通じ合う
見栄も化粧も仮面もいらない
向こうが素でくるなら 
こちらもそうしよう


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