見出し画像

【宇宙法則】宇宙も地球も人体も人生もゆらいでいる

四柱推命鑑定士Yです。
会社員をやる傍らで『自分の使命で生きられるようになる鑑定』をやっています。

前回記事「ゆらぎ」について書きました。
「ゆらぎ」についてもっと知りたいという人向けに、できるだけ科学的な知識なくてもわかるように説明します。
科学的観点からもっと深く知りたい方は、ゆらぎについての書籍沢山あるので読んでみてください。

◾️ ゆらぎとは何か?

「気持ちがゆらぐ」と聞くと、もしかしたら浮気などを連想する人もいるかもですね。
一般生活でも聞き慣れた言葉でもあり、不安定な印象を持つ人も多いかもしれません。

ですが、宇宙に存在する全てのものがこのゆらぎを持っています。
ゆらぎを定義する事は専門家でも難しいと言われていますが、ものの予測できない空間的・時間的変化や動きと考えるとわかりやすいかと思います。

定規を使ってどんなに真っ直ぐ引いた線で描いた三角形でも、拡大すればわずかに歪んでいたりと完璧なものはありません。

イデア論の記事でも書いた通りですが、この現実世界においては完璧なものはないのです。
IT関連の仕事している方ならイメージしやすいかもしれませんが、どんなに数式上で完璧なシステムを作ったとしても、バグが出たり、イレギュラーが起こって動作不良となる事は多々あります。
これは物理法則にも当てはまります。
だからこそ、僕らは現実世界において「完全な予測」をする事は不可能なのです。

◾️1/f (えふぶんのいち)ゆらぎとは?

ゆらぎにも種類があります。
完全に不規則なホワイトノイズ(1/f0乗ゆらぎ)。
ある程度予測可能なブラウンノイズ(1/f2乗ゆらぎ)。
ホワイトノイズとブラウンノイズの性質を合わせ持っているのがピンクノイズです(1/fゆらぎ)
です。
ちなみに「f」というのはゆらぎの度合いを表しています。

ゆらぎが大きくなると、突発性が強くなり何が起こるかわからない状態で不安定になります。
ゆらぎが小さくなると、規則性が強くなり単調で変化がなく飽きてきます。

1/fゆらぎは、規則性と突発性、予測性と逸脱性が適度に組み合わさったゆらぎのことです。

ザザーと海岸に押し寄せる海の波も、強かったり弱かったりと常に一定ではありません。
これらを周波数ごとに分離して解析すると、それぞれの波が持つパワーは1/fに比例するとわかりました。
風も同じ様に規則性と不規則性を持っています。

これらは自然界の現象だけでなく、僕らの身体の心拍数、呼吸、脳波などでも1/fゆらぎが見つかっています。
そもそも人の神経細胞が発する生体信号の電気パルス間隔は1/fゆらぎだといわれています。

また、地球の大自然だけでなく、太陽や星の軌道運動もゆらぎを持っています。
大きな動きは予測できるのですが、誤差0レベルでの予測は不可能です。

◾️身体に刻み込まれたゆらぎ

こんな実験があります。
メトロノームで60BPMのテンポを刻んで、そのテンポに合わせて手を打つと、これは1/f0乗のホワイトノイズになります。

ですが、メトロノームのテンポ覚えた後に、メトロノームを消して手を打つと1/fゆらぎになります。
自然と人間は自分にとって心地よいテンポ(1/fゆらぎ)を刻むと言える実験結果です。

宇宙も地球の人間も1/fゆらぎをもっていると考えると、これも前回記事で書いたフラクタル構造だと言えます。

1/fゆらぎ=リラックスと言う説もあるようですが、そちらは科学的根拠がありません。
ただ、1/fゆらぎに触れると、僕は懐かしいような不思議な気持ちになります。

キャンプを友人と行った時に、僕はかなりの長い時間焚き火を見ていました。
また、大学時代で心を病んでいた時に、部屋を暗くしてロウソクの炎をずっと見ていた時があります。

炎は、細かくゆらゆらと規則的にゆらぎながら、時に大きくゆらいだりして、飽きることがありませんでした。

実際にキャンプ行った時の画像です

1/fゆらぎを感じてみたい時は、是非試してみてください。

また、僕は星空を見る事も好きなのですが、星の瞬きも1/fゆらぎです。

音楽においても、とある音楽家の方は、コンサートで期待通りの音を2/3演奏し、期待を裏切るアレンジを1/3演奏して、あえて規則性と不規則性を織り交ぜる構成を作り出していると言ってました。
このようにあえてゆらぎを作る事が大切だと、わかる人は体得しているのだと思います。

事実、名画や名作曲家の作品には1/fゆらぎがふんだんに活かされています。
僕らは1/fゆらぎを自然と身体で感じていると言えると思います。

◾️完璧主義は宇宙に反している?

ビジネスマンとして営業に励んでいた時の自分は、業務中は朝から晩まで絶えず緊張感を持っていました。
土日ですら、営業の本を読んだり勉強に励んでいました。
当時は手を抜く事は悪だと思っていました。

頑張りすぎた結果、その反動で1年に数回はインフルエンザにかかったり、身体が動かなくなるレベルの病にかかったりしていました。
今思うと、身体が自然とバランスを取るために機能停止させてくれていたのだと思います。

そのことから思うのは、偏った思考により完璧主義を目指しても、完璧にはならないと言うことだと思いました。

理屈重視の完璧主義な考え方、働き方は宇宙に反していたなと感じます。
人体の各臓器は、一生懸命働く時と手を抜く時をしっかりと調整してくれています。
各臓器はしっかりと宇宙的にゆらいでくれています。
捉え方を変えてみると、身体が宇宙的な生き方を教えてくれてるとも言えますよね。

Earth感覚で生きると言う記事を以前書きましたが、このEarth感覚はここで言う宇宙的なゆらぎとフラクタルな生き方と僕は捉えています。

捉え違いをしてはいけないのは、頑張る必要なんてない。サボって生きていけば良い。という事を言いたいわけではないです。

一生懸命汗を流して働く事と、少し緩く休む事と、この2つが合わさって1/fゆらぎだと言えます。
あくまでもバランスだと言いたいのです。
楽に偏る事はバランスが取れてないですし、ハードに働きすぎる事もバランスが取れていないです。

自分の身体としっかりと対話する事で、自分にとってのベストなペースを見つけられると思っています。
是非、ゆらぎを意識してみて、沢山のゆらぎを見つけてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?