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【宇宙法則】「完全」も「完成」もない。宇宙から争いがなくならない理由。

四柱推命鑑定士Yです。
会社員をやる傍らで『自分の使命で生きられるようになる鑑定』をやっています。

この記事を残すかどうか1週間以上悩んでしまいましたw
受取方によっては、かなりセンシティブな内容になるのと、きっと知りたくない人もいるかもしれない内容だからです。

ただ、本当の使命は見えないと個人的には思っている内容なので出すことにしました。
なので、先に断りを入れておきます。

以下の人はこの記事を読むと不快になる可能性ありますので、戻るボタンをお願いします。
また、ニュアンスは違うけど近い感覚があるなと思う人は読まない方が良いかもしれません。
◾️特定の宗教に属していて絶対なる神を信じている
◾️ビジネスや会社で作り上げてきた自分自身に誇りを持ち、人生の拠り所としている
◾️この人の言う事であれば命すらかけれると言うほど、大信頼している人がいる
◾️大好きなアイドルがいて、かなりどハマりしている自覚がある

当てはまらない、もしくは、当てはまるけどそれでも興味あると言う人は下の方に記事を書いてますので読んでみてください。







大袈裟に冒頭文を書きましたが、今回伝えたかった内容は「偶像」についてです。
「偶像」って聞きなれない、という人も多いと思いますので説明していきます。

◾️大きな宗教では偶像崇拝は禁止されている

偶像とは、一般的には信仰される対象としての実在する像(像、絵画、首飾り、十字架など)の事です。
そして、偶像崇拝とは、その偶像を信仰の対象とし、崇拝することです。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教では偶像崇拝は否定されています。
旧約聖書でモーセが授かった十戒の中にしっかり書いてあります。

キリスト教と言えば十字架のイメージがありますが、宗派によっては教えに乗っ取り、

仏陀も偶像崇拝を禁止していました。

それぞれ禁止した理由は違いますが、偶像の問題点を、わかっていたからこそ禁止したのだと思っています。

◾️宇宙はゆらいでいる

少し話題を変えます。
僕が様々な角度から物事を見てきて学んだ事は、この宇宙に「絶対」や「完璧」や「完全」はないという事です。

天気が毎日移り変わるように、雲が形を変えていくように、海の波が様々な形になるように、宇宙全体が大小はあれど、ゆらいでいて、循環し、朽ちて生まれてを繰り返しています。

目の前にあるスマホやPC、椅子や机も、動きがないように感じてしまいますが。量子力学のミクロの視点(粒子レベル)で見てみれば常にゆらいでいます。

僕らの肉体も、常に鼓動が脈打ち、細胞が入れ替わり、生命を生かすために意志に関わらず耐えず動き続けます。
また、僕らの感情も喜び、悲しみ、愛らしい、憎らしいなどと、常に止まる事はありません。

どういう事かというと、僕らの人生も常にゆらいでいて日々変化し、安定と不安定を繰り返してるという事です。
(ゆらぎについてはまた別記事でちゃんと説明を書きます)

◾️ゆらぎを否定する「完全」という概念

ゆらぎは3Dの物質においても4Dの情報空間においても存在しています。
絵画などの美術品も「完成した」と一旦筆を止めたとしても、その美術品は劣化し続ける為、完全なるものになるわけではないのです。
少し捉え方が変わりますが、美術品がデジタルデータだとしても、持つ情報の価値が時間や時代によって変わっていくので、情報空間として捉えると揺らいでいると言えます。
それこそ、人によって価値観が異なるため、「この作品はまだ未完成だ」と捉える人も出てくるため、絶対の価値は存在しないとも言えます。

僕が何が言いたいかというと、今最初に書いたように「完全なもの、完璧なもの」はこの宇宙に無いということです。

ですが、過去の自分もそうですが多くの方が生きていく上で「これなら絶対間違いない」「この人ならば必ず信じられる」と、「完全という名の偶像」を作り上げてしまいます。
ちなみに、Y式四柱推命においての解釈では「偶像」は実在する像のことではなく「完全なるもの、完璧なもの、絶対的なもの」と定めた「情報」を「偶像」と定義しています。
「完全、完璧、絶対」という「偶像」が宇宙のゆらぎを失わせる働きをしているという考え方です。

一人一人の見ている世界は異なっていて、価値基準も千差万別あるにも関わらず「社会じゃ通用しねーぞ!」や「それって何円の価値があるの?」と言う言葉をよく聞きます。
(昔の自分が言ってた言葉です)

その様な事を言っていた時の僕は、鬼のように営業マンとして頑張っていてプライドだらけだったため、「社会はこういうものだという偶像」「お金は絶対だという偶像」を強烈に持っていたんだと思います。

その生き方は本来の自分自身とフィットしなかった為に、必要以上の摩擦が起こり感覚が麻痺してしまいました。

◾️お金を偶像化していた過去

上記で色々書きましたが、僕は社会性やお金を否定したいわけではありません。
むしろ、社会システムもお金もとても画期的な発明ですので、自分の生きたい方向のために活かすべきだと思っています。

ただ、お金を偶像化(完全なる存在)してしまうと、「200万の価値がついてるからこの商品は間違いないんだ」や「金にならない行動はマジで無駄」というような偏った思考になりがちです。

以前の自分は、お金中心軸の目的しか定める事ができませんでした。
人生の価値の基軸にお金があったのです。
その時の自分は書籍で読んだ「お金は価値の対価。自分への感謝が増えれば収入は上がる。自分の価値を上げる事が収入を上げる事になる」という言葉に捉われすぎていました。

上記の言葉は真実でもあります。
自己価値を高めることなく収入を上げようとするといつか破綻します。
ただ、僕はいつしか「あの人より稼げていない自分はまだそれだけの価値しかないんだ」というように、自己価値をお金で測るようになっていました。

苦しくて当然です。劣等感だらけでした。
そして、自分よりも収入が低い人に対して「こいつよりは自分の方が価値が高い」と優越感を感じる事で、劣等感とバランスを取るようになっていました。

その結果、僕は人の心を無くしていたのだと思います。
自分のインセンティブを上げるために、お客様から営業粗利を搾り取れるだけ搾り取ろうと努力していました。
営業マン時代は後輩にも「今のお客さんに値引きしすぎ。もっと乗っけても契約取れたよ」みたいなアドバイスをしていました。
自分自身が狂っていた事に気付く事ができませんでした。

◾️偶像への依存度が増す事により争いが生まれる

改めて言いますが、人も常にゆらいでいます。
だからこそ物質面も精神面も完全に安定する事はありません。

時に人生において大きなイレギュラーが起こった時に、その不安定さを解決するために、人は何かにしがみついて安定を得ようとします。

不安定な精神状態に陥った時、そのしがみつく対象が「完全」「完璧」「絶対的」に見える程、安心できて魅力的に感じてしまいます。

そして、
「この教えは間違いない」
「この人は私の理想の人だ」
「この人を信じてついていけば必ず幸せ(もしくはお金持ち)になれる」
「結果として収入が増えているなら間違いはないんだ」
と思考が偏り依存度が高くなっていくと、自分本来の生き方が崩れていきます。

人それぞれの視点があり、人それぞれの価値基準がある中で「これが絶対的に正しい」と決めつけてしまうと、自分の事も見えなくなるだけでなく、それに当てはまらない人や出来事を徹底的に否定して争いが生まれてしまいます。

偏りが極端になってくるとより盲目的になり、周りの人の言葉を聞く事ができなくなります。
「自分は正しい事をしているんだ」
「正義の名の下にやっているんだ」
「俺の方が沢山稼いでいるんだから口を出すな」
「私の推しの●●を否定するなんて許せない」
このように一方的な立場から攻撃を始めてしまうのです。

その時の心理状態としては、自分自身は「完璧な存在側」や「正しい側」だと認識しているため、自分自身を省みることはありません。
こうなるとコミュニケーションはできないですよね。

では、違う偶像を信じる人同士が出会ってしまったらどうなるでしょうか?
お互いに「絶対的な偶像」を信じている為、道を譲るという事はありません。
ならば、争って正しさを証明するしか無い。
そんな風に極端な偏りが、多くの憎しみや悲しみを生んできたと僕は解釈しています。

◾️四柱推命による脱偶像法

四柱推命も、扱い方を間違えると簡単に偶像化します。
これも鑑定者の伝え方次第です。

僕個人の意見としては、四柱推命は陰陽五行説がベースになっているので、マクロ視点から鑑定すれば偶像化しにくい占いだと感じています。

陰と陽は常に入れ替わるので、特定の性質だからと言って良い悪いと定義する事はできないとわかります。
自分の長所だと思っていた性質が時に足を引っ張る事だってあると考えると、イメージしやすいのでは無いでしょうか?

また、五行は常に回転し続けています。
自分の性質が火だから、火のみを人生で意識すれば良いというものではありません。
前回記事で伝えた通りバランスが大切です。

そして、年、月、日にも五行が存在します。
つまり、鑑定結果がどうであれ、日毎、月毎と常に変化し続けるのです。
だからこそ、鑑定者の腕が試されると思っています。

今回は偶像についてかなり浅く触れましたが、また別の機会で深掘りしていきます。
僕が伝えたかったのは「宇宙も僕らもゆらいでいて、完成する事はないし、完全なものは存在しない」という事です。

この記事で何か感じてもらえて、少しでも摩擦がなくなれば嬉しいです。
これは、僕自身が摩擦だらけの人生を歩んだからこそ、お伝えできる事だと自負しています。

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