hanaの徒然日記

hanaです。 カウンセラーをしています。 公認心理師 認知行動療法 セルフ・コンパッ…

hanaの徒然日記

hanaです。 カウンセラーをしています。 公認心理師 認知行動療法 セルフ・コンパッション 対象関係論 メラニー・クライン スキーマ療法 弁証法的行動療法 https://blog.goo.ne.jp/hanahohoemi

最近の記事

「傷ついた癒し人」であるために

私の好きなヘンリー・ナウエンの 「傷ついた癒し人」は 「彼が必要とされる時が来ることを予期しつつ 彼自身の傷を注意深く包まねばならない。」 「自分自身の傷の手当てをせねばならないと同時に 他の人びとの傷を癒す備えをしていなければならない。」 「むき出しにされた傷は 癒すどころか臭くて鼻持ちがならない。」 だから 私は自分の傷に包帯を巻くために 「個人心理療法」(教育分析) を受けることにしました。

    • いまこそ「教育分析」が必要

      長年こころについて考えていたから 自分の中の「病理」にも気がついていて そこから来る直感で動いていたけれど・・・ 重要な仕事に関わらせてもらえるようになって 社会的な責任も感じているので ここでしっかり自分を見つめておかないと いまこそ「教育分析」を受ける必要を感じています。 本場のフランス料理を食べたことがないのに フランス料理作って 「私はシェフです」なんて言えないものね。 本場のフランス料理をしっかり味わってみます。

      • こころを語りあうのが好き

        29歳の時 はじめて自分のこころを 語る体験 語ったことに耳を傾けてもらえる 体験をしました。 それまで 私のこころに 耳を傾けてくれるのは 私しかいませんでした。 私がはじめて こころのうちを話したのは 親でも友達でもなく カウンセラーでした。 きっとその時の あたたかさが 忘れられなくて 歳を重ねたいまも 若い人たちの中に入って こころを語りあう グループワークをやっていても 疲れを感じても それ以上に やりたい意欲が衰えないのは そんなところに 原因があるのかなあ

        • 無意識の存在に気づく

          夫の幼馴染Y子さんの出現は 私が無意識と出会い 受け容れるきっかけを与えてくれました。 大人として自立して 成熟することを目標に がんばり続けていた若い頃の私です。 私の両親は 幼少期の私に甘えを許さないことが 「しつけ」と信じ子育てをしました。 自立を促されても ほめてはもらえず おまえは何をやってもだめだから 私がやってあげると 親の都合で甘やかされました。 罪悪感を感じずに 甘えることができたのが 夫です。 還暦同級会を期に 少女のように甘える 夫の幼馴染Y

        「傷ついた癒し人」であるために

          承認欲求について

          誰かに認められれば 私は素直にうれしい 認められても 認められなくても 私の価値には変わりがない 認めてくれる人がよい人で 認めてくれない人が悪い人でもない 幼少期に 親から認められて自信が持てた人 親から認められなくて自分が嫌いになった人 受け容れ方の差はあると思う 自信を持ちたいと 外ばかり気にしていると ほんとうの自分が忘れられてしまう ほんとうの自分に気づいてあげられるのは 私しかいない

          承認欲求について

          「認知」の違いを受け容れる

          夫は還暦を過ぎてから 故郷の幼馴染と交流する機会が増えました。 夫の同級生との「認知」の違いに 感情を揺さぶられる経験がありました。 2年前の5月の善光寺ご開帳の年でした。 夫の同級生から ご開帳にあわせて古希同級会を開くと 連絡が入りました。 私たち夫婦も 先駆けて出かける計画がありました。 まもなく善光寺の駐車場が近づいた時です。 夫の携帯電話は、カーナビ・ハンズスリーに 接続しています。 いきなり女性の声が聞こえて来て 夫と顔を見合わせました。 声の主は、夫

          「認知」の違いを受け容れる

          自分助けの方法(コーピング)

          これをしたら元気になれる これをしたら嫌なことが忘れられる 不安な時に自分を助ける簡単な方法を たくさん知っていたら便利です。 お腹が空いた赤ちゃんがしている 自分助けの方法は 大きな声で泣き喚くことです。 過保護、過干渉で育ち 共感の体験が少ない子どもの頃の 私の自分助けの方法は 「他人を信じるな」です。 これも自分を守る りっぱな自分助けの方法と言えます。 生き残るためのコーピングです。 ただし大人になってからも 知らずにそのまま使い続けていると いろいろな不都合

          自分助けの方法(コーピング)

          「今、ここ」に意識を集中する練習

          「今」という瞬間の連続が人生です。 と、ほんとうに思って生きているでしょうか? そこまで「今」という時間を大切にしているでしょうか。 いつも「今、ここ」を犠牲にしているような気がします。 過去の嫌なことに囚われて「今、ここ」の時間を過ごしている。 先のことに思考をめぐらせて「いま、ここ」が不安になる。 いずれも「今、ここ」を生きていません。 「今、ここ」のありのままの感情や思考に気づくことが大切です。 そして、気づいたら手放す。 それだけで「今、ここ」が楽しくな

          「今、ここ」に意識を集中する練習

          「なりたい自分」になる

          私は、現在、70歳です。 「なりたい自分」に近づきつつあリます。 カウンセラーとして、社会に必要とされるような仕事が ようやくできるようになって来ました。 私が、人生の軌道修正に気づいたのは、30歳の頃でした。 過保護、過干渉で育った私は、「周囲に受け入れられる自分」が 「なりたい自分」であると思っておりました。 育てられ方が間違っていたら、自分で自分を育て直すしかありません。 思いついたのは、カウンセリングを受けることでした。 いまから40年も前のことですから、

          「なりたい自分」になる

          相手を変えることはできない

          当たり前のことだが 相手を変えることはできない。 自分がどう対処するかを考えるしかない。 私は、絶対そんな失礼なことしないと 倫理観を振りかざしても 相手は、反発を感じるだけ。 自分がされたら悲しいから 嫌なことは人にもしないと言ってみても 私はそんなこと平気と言うかもしれない。 私は、我慢しているのに なぜあなたは、がまんしないのと責めても 相手は、自然体がよいと言うかもしれない。 怒りがあるなら 何が悲しいの? 何を我慢しているの? どうしたいの? と自分に聞いて

          相手を変えることはできない

          Y子さんへの手紙

          Y子さんは、夫の幼馴染です。 中学時代、夫の隣のクラスにいたY子さんは、 陸上部で汗を流す夫に夢中だったと、夫の母から聞きました。 夫は、全国大会に出場することにしか関心がなかったようです。 中学卒業以来の二人は、互いに会う機会もありませんでした。 Y子さんの父上と、夫は同職で赴任先でお世話になったことがあります。 夫は、いまも恩義を感じております。 Y子さんは、養子さんを迎え、結婚されました。 夫は4人きょうだいの長男でしたが、縁あって私と結婚しました。 やがて年月は流

          Y子さんへの手紙

          感情的であること

          感情は、決して悪いものではない。 感情は、自分を守ってくれるものである。 自分の感情に、気づいていることが、いちばん大切である。 感情を、いかに大人らしいふるまいで、表現していくかである。 身近な大人である祖父母や両親のふるまいは、おとなげないものと、 子どもながらに思っていた。 家族の中では、ひとりだけの子どもの私に、怒りをぶつけることで、 大人たちは、自分の感情の安定を保っていた。 私は、彼らの感情を、幼いカウンセラーのように、受容していた。 そして、私は、

          感情的であること

          学びの証

          2018年、公認心理師の受験勉強の時から、集めはじめた、使用済みボールペンの芯。 頑張った自分が、目に見える形でそこにある。 中学2年生の時に、学ぶ楽しさを知って、数学のノートを3冊ずつ束ねて使っていた。卒業の頃には、その束が増えて、何十冊にもなった。高校受験の時の、目に見えるお守りとなった。 高校の数学は、中学の数学とは格段に難しくなり、いま一度あのノートの束を見て元気を出そうと、押し入れの中を探していた。 そこで母が話した内容は、母のパート先で、私より一つ下の学年に

          私の防衛機制は?

          例えば私の防衛規制は、なんだろう? 防衛機制とは、ストレスから自分を守り、心身のバランスを保つもの。 同窓会へ、夫の車で一緒に行きたいと、電話して来たY子さんに対する怒りがおさまらない。甘えておねだりして媚びを売る声が許せなかった。 これは、私の未熟な防衛の「投影」である。 私の母には、腹違いの姉が居た。 後妻である母の母は、世間体を気にして、実の娘よりも、先妻の子を大切にした。 ひとりっ子の私には、同い年や年下の女のいとこたちがいた。 母は、実の娘よりも、父親の弟妹

          私の防衛機制は?

          男女の友情は成立するのか?

          男女の友情が、成立しないことはないと思います。 しかし、それは、かなり難しいことではないでしょうか。 ふたりが、互いに、友情を大切にしたいと 継続して願い続けた場合のみ成立するでしょう。 夫は、男女関係において、自制心のある人です。 夫婦の関係を大切に思っている人です。 夫には、幼馴染がおります。 還暦を過ぎて、同窓会の通知が届きました。 以来、近くに住む一人の女性から、 同窓会場への往復に、夫の車へ同乗することを 毎回頼まれるようになり、夫の携帯電話へ直接連絡が 届

          男女の友情は成立するのか?

          依存心が強い人は・・・

          テレホン人生相談の加藤諦三先生のお言葉に、 「依存心が強い人は、時に非常によく相手に尽くします。」というのがあります。 父も母も、親からしてもらえなかったことを、子どものためにしてやることが、深い愛情と信じていました。 両親にとって、本やピアノは、生活に必要のないもので、それを欲しがる私は、わがまま者でした。 りっぱな子育てをすることに重きを置く両親は、「豊かな人生を生きる」意味を知らなかっただけで、常にがんばって私を育ててくれました。 私は、好きなことも感情を共感さ

          依存心が強い人は・・・