感情的であること
感情は、決して悪いものではない。
感情は、自分を守ってくれるものである。
自分の感情に、気づいていることが、いちばん大切である。
感情を、いかに大人らしいふるまいで、表現していくかである。
身近な大人である祖父母や両親のふるまいは、おとなげないものと、
子どもながらに思っていた。
家族の中では、ひとりだけの子どもの私に、怒りをぶつけることで、
大人たちは、自分の感情の安定を保っていた。
私は、彼らの感情を、幼いカウンセラーのように、受容していた。
そして、私は、立派な大人になっただろうか。
大人のふりをすることは、じょうずになった。
ほんとうの大人になれたわけではない。
夫とは、大人のふりをしなくても、受け入れられることが楽で、
うれしかった。
しかし、遠慮なく夫に甘える夫の妹や、
媚びを売る夫の同級生に、激しい怒りを感じた。
怒りも、依存心も、私から取り去ろうとしたら、大きな苦しみが生じる。
私が、私でなくなってしまう。
目指すは、人と人との関係、コミュニケーション能力、
自分も、相手も、大切にできるふるまいを身につけること。
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