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「イースターってなに?」~英語多読のための読書ガイド [絵本]~

英語学習誌『多聴多読マガジン』連載記事「多読のための読書ガイド」からのスピンアウト! 多読のプロたちによるおすすめの良書(英語の本)を紹介するコーナーです。


絵本編 ~2024年04月号~

執筆:柴田 里実 (金城学院大学准教授)

イースターってなに?

春はキリスト教で最も重要な「復活祭(イースター)」があります。

暦によって毎年、日付が異なり、さらに、西方教会か東方教会かによっても異なります。

今年は、3月31日、または5月5日。

「復活祭」をテーマにした絵本は数多く出版されています。

多読の魅力のひとつは、楽しみながら知識も身につけられることです。

絵本を楽しみながら、イースターについて学び、イースターを感じてみてはいかがでしょうか。


(1)『Pete the Cat: Big Easter Adventure』

YL 0.6-0.8
著者 James Dean, Kimberly Dean
出版社 HarperFestival
総語数 337 語

ブルーの猫のPeteが、陽気に人生を楽しむ姿が描かれたPete the Catシリーズは、いつも最後に何か教訓を与えてくれる大人気のシリーズです。

もちろん、「復活祭」をテーマにした作品もいくつかあります。

Big Easter Adventureでは、イースターの朝に、Peteが謎のメッセージを発見します。

卵を探さないといけなくなったPeteは、なぜかうさぎに扮して、卵探しに出かけます。

でも、さすがPete! 最後にはやっぱり素敵な教訓を与えてくれます。


(2)『Happy Easter, Curious George』

YL 0.6-0.8
著者 Margret and H. A. Rey
出版社 Clarion Books
総語数 457 語

いつでもどこでも、ワクワク、ドキドキのおさるのジョージは、1941年にCurious Georgeが出版されてから、80年以上も愛されています。

イラストはクラシックなものと、アニメ化でおなじみとなったバージョンがあります。

ぜひ好みのシリーズを見つけてどんどん読んでみてほしいです。

Happy Easterでは、イースターを子供たちがどんな風に楽しむのかがわかります。

Georgeは興味津々です。

ぜひ、Georgeと一緒に楽しんでみてください。


(3)『It’s Not Easy Being a Bunny』

YL 0.8-0.9
著者 Marilyn Sadler
イラスト Roger Bollen
出版社 Random House Books for Young Readers
総語数 519 語

うさぎのP. J. Funnybunnyは、うさぎでいることにうんざり。

「もう、うさぎなんてやめてやる!」と家出をします。

そこからビーバーやスカンクなどいろいろな動物になってみようと、試しに生活してみます。

結局、どの動物になることを選ぶのでしょうか。

最後のオチにほっこりさせられます。

この「うさぎのP. J.」も、シリーズで読むことができます。

イースターにちなんで、うさぎの絵本も楽しんでみてはいかがでしょうか。


『多聴多読マガジン4月号』発売!

4月号の特集1は「アクティブ英語多読のすすめ」です! 
本をどんどん読んでいくことで広がる世界がある。高校生から83歳を過ぎて多読を始めた人まで、本とともにたくましく世界を拓いてきている人たちから多読の力とその可能性をみていく。

特集2は「生成AIを活用して実現!3つの英語学習法」
2023年に旋風を巻き起こしたChatGPTを代表とする「生成AI」を利用し
たツールたち。みなさんは使いこなせているでしょうか?
2024年2月現在ではさらに強力かつ使い勝手の良いツールへと成長しています。特に音声認識や音声応答に対応したことで、より一層英語学習に役立つようになっています。
ぜひこの機会に生成AIを英語学習に活用してみてください。

英語スピーチはエド・シーラン、映画スターインタビューは『哀れなるものたち』主演のエマ・ストーン。

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