こまったこまった
人間の彼に会うと、人間が抱えている負荷をひしひしと感じる。負荷があることが当然になると、それを何とかしようという感情も薄れていって素直な感情を出すのが難しくなるのだなぁと彼と会う度に思う。
人の世はめんどくさい。自分の本心を言わないくせに、理解や承認を求めている。
気を使ったり、気を使われたり。なんとも煩わしいことか。
彼に会う度に心が掻き乱されるのは、そういったことに嫌気が差してるのも大きな理由なんだけど。彼をメイサやスイに重ねて比べているから。彼を利用しているから。彼を本当に好きか分からないから。彼が抱えている負荷を持つ自信がないから。
たくさんの欲が無くなって来つつあるけど、いまだ捨て切れずにいるのは、周囲に嫌われることへの嫌悪。
これは人間にとってなかなかに難しいみたい。たぶん人間が生活を送る上で周囲に嫌われると自分自身が生きづらいからだと思う。身を守るための重要事項なんだろう。
これが残ってる辺り、私は人間としての理性をまだ捨ててないってことか。
割合としてはもう半分以上、存在を疑われる世界に浸っているというのに。自分の中途半端さ。
私は一人一人の人間を嫌ってるわけじゃない。人間という生命自体。
その理由はきっと、必要以上に無駄な周波数や負荷を負わされるわりには、魂にとって人生の終末に多大な成果があるとは思えないからだと思う。
もう、別に変人って思われたって良いんだけど…や、まだ小さい子の母親やってるからダメよね。
なんとも煩わしいことか。
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