「いい子」にならなくていいの

バブル期の広告代理店に入社して、体を壊して退職後、父の会社のたくさんの無駄、会計士まで省き、代わりに私が簿記を学び全ての会計諸表のデータベースを組み、決算報告、確定申告、借入の交渉、車の登録に陸送まで何人分も仕事してきました。そう、25年前に私はプログラマーもしました。

住まいは、両親と別でしたが、平日は父と仕事、別荘に行くときは必ず母を誘い、お墓参りへは祖母の家を経由して一緒に車に乗せていくのが当たり前、家族の予定を常に優先して生きてきました。

代理店で体を壊して以来、脊椎矯正の施術を毎週続けていましたが、血液の流れが改善すると、色々な思いが込み上げて涙がでてしまうときがありました。心の入れ物がいっぱいいっぱいで重たくて、ちょこっと何か起きると溢れてパニックする感じです。先生に、心の内を打ち明けると穏やかになり、また頑張れました。

ドバイに来て、施術後に私と同じように涙を流すお嬢さんを何人もみてわかったことですが、「いい子」を演じているとこうなるのです。たまにご主人さまでも、施術後に起き上がって目頭が熱くなられます。本当にやりたい仕事でではないけど、家族のためにやむを得ないというのでしょうか。たかが凝りですが、心のバランスを失い大きな病気に繋がることもあります。血行がいいときに、なんでも言っちゃえばいいんです。私が、話を聞きましょう。心療内科では、血行はよくならないので、スッキリ感が違います。

目に見えるストレス「首のくびれ」

私は、知人の紹介で一度だけお見合いのようなことをしました。そのときの相手の男性も結婚する気がない様子で、会食ぐらいの軽い気持ちで終わりました。そのとき私は、男性と一緒の空気を吸うことすら怖いような違和感で、知人への断りの挨拶が済むまでパニックしてイライラが止まりませんでした。それ以来、”紹介”という言葉だけでも精神的に不安定になりました。ご近所では、私は「いい子」で評判で、どうして結婚しないのか誰か紹介したいという話がよくありました。「いい子」にしてても、良いことないです。

当時、姉が出産したばかりで、甥っ子の世話をしたり、家族のために忙いことが何よりも幸せで充実していると思っていました。今、こうして家族と離れてドバイに住んでいるのが信じられません。

恋愛は奥手でしたが、不思議と気が合った主人と結婚して娘をもうけました。私が子どもが欲しいと思ったのは、生涯未婚だった叔母が、時折、寂しそうに見えたのです。日本橋の証券会社で社長秘書をしていた叔母は、とても口が肥えていて、私が幼い頃から逸品を味合わせてくれました。記念切手や記念コインなど特別なものも、叔母が姉と私に届けてくれました。半世紀以上前ですが、私のおむつは日本橋の三越から叔母が持ってきてくれました。叔母は、姉と私に良くしてくれました。私が母と叔母に違いを感じるように、我が子と姪と甥は違うということを、私が30歳を超えたとき強く感じ、ずっと一緒に生きていける人が欲しいと思ったのです。

上野のぽん多のビーフシチューは最高

私は、娘が生まれて翌月に離婚しました。娘は、私の分身で可愛くて可愛くてベッタベタ、ぎゅうぎゅう抱きしめて私のおもちゃでした。「子どもは３歳までに親孝行する」と言いますが、娘がいたから日本を出てドバイで頑張れたし、山あり谷あり波乱万丈で、こんな素敵な人生を送れて娘には感謝しきりです。

娘がフランスのボーディングスクールへ行きたいと言ったとき、私のためじゃなく自分のために生きて欲しいという願いで、何の躊躇もなく送り出せました。私のように「いい子」に縛られずに生きて欲しいのです。近くにいると私と同じように、私に使われる娘になってしまうでしょう。私と離れ、他人と一緒に暮らして、良いことを吸収して、よくないことも学び、娘は成長しました。自分でカスタマイズして生きていけるはずです。

最後に、気分が落ち込んでいる方にお勧めなのは、最高に血行の良い姿勢で、体幹を使った演奏家の音楽を聴くことです。これは無料で、誰でもどこでもできます。「無料」はお財布に優しいだけでなく、心に優しいのです。父が癌を患ったとき、治療するお金は十分にありましたが、保険外の温熱療法の治療費がストレスになり効果が上がらなかったのと同じで、お金を払うことでいい療法が逆効果になることもあるのです。

最高に血行の良い姿勢は、こちらをご覧ください。

結婚することを忘れていませんか？　ご自身を観察してみましょう。家族大好きで、離れられなくなっていませんか？「いい子」でいても何もいいことはありません。自分だけの人生を、歩んでいきましょう。あなたを必要としている方と出会えますように。

心が重くなっている方、ドバイにいらしてください。ものすごいパワーで生き返らせてもらえるでしょう。クヨクヨしていられません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。