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2兆円超成長市場CCaaS開発(外線設備SIP-TrunkにAsteriskからRegister) - クラウドPBX開発編-No.032

今回やること

前回作成した外線設備のSIP-TrunkにAsteriskからRegisterを行います。ZoiperなどSIPクライアントアプリからのRegisterは、これまでもやってきましたが、実はAsteriskもSIPクライアントの立場を取って外部にRegisterすることができるのです。

全記事共通ご挨拶

こんにちは、川田敏巳と申します。当記事をお読み頂き誠にありがとうございます。これまで10以上のSaaS事業開発にてCXOや先端技術研究室長を務めてきました。

ここでは、人気SaaSのコピー開発をシリーズ化して行い、技術とソースを公開していきます。新SaaS事業を企画されている方々に既存人気SaaSの内部技術を再現し提供致します。

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「2兆円超成長市場CCaaS開発 - クラウドPBX開発編」共通注意喚起!

このシリーズでは、Asteriskというオープソースを使用します。Asteriskの技術情報はネット上にも少なく、更にネット上のAsterisk関連の技術情報の中には避けるべき記事があります。

  1. sip.confというファイルを使用している記事

  2. MacroやDial()のMオプションを使用している記事

  3. 録音にMonitor()を用いている記事

いずれも既に非推奨であり使用してはなりません。ハマるきっかけになりやすいのでご注意ください。

前回のおさらい

前回の記事はこちらです。

前回は、これまでブラックボックスだった外線設備の中身のイメージを描き、そのイメージを実現するための最初のステップとして外線設備側にSIP-Trunkを設置しました。ZoiperからRegisterを試みて、きちんとRegisterを受け付けることができる有効なSIP-Trunkになったことを確認しましたね。

今回は、作成したSIP-Trunkに対して、Zoiperの代わりにAsteriskからRegisterする実装を行なっていきます。

SIP-Trunkにdialplanを設定する

現在の構成状態は以下のようになっています。

外線設備であるPBX Server 02に設置したSIP-Trunk(trunk01)に対して、ZoiperからRegisterできているという状態です。

この後、Zoiper trunk01は外して、代わりにPBX Server 01からSIP-Trunk(trunk01)にRegisterしていきますが、PBX Server 01から行われたcallがPBX Server 02のSIP-Trunkに届いた時にどのように動作するのかのルールがまだ定義できていません。

ひとまずZoiper trunk01からのRegisterはそのままにして、PBX Server 02にSIP-Trunk用のdialplanを定義しましょう。

AsteriskのCLIを開いて、Zoiper trunk01から9999番へ発信してみてください。

結果、以下のように表示されますね。

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