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〔1〕職場のお局ババァが辞めてくれない!と絶望する前に...

職場の人間関係は経営者をはじめ、
COO(最高執行責任者)や
管理職の頭を悩ませる大きな課題の一つ。

経験年数が長いという理由だけで威張り散らし、
新入社員に対して圧力をかけたり、
嫌味/嫌がらせを生業にしたり…
[お局ババァ]が引き起こすトラブルは、
多くのCOOが直面する難題となっています。

では、
[お局ババァ]と
どのように関係を築いていけば
円滑に業務遂行が出来るのでしょうか?

挨拶すらしたくない!
関わりたくないからさっさと辞めてくれなぇかな!

と思う気持ちはわかりますが、
すぐに辞めさせるのは中々、難しいかと…

辞めてほしい社員に限って辞めないですしね…

今日のnoteが少しでもアナタのメンタルを
安定させる礎になればと思っております。

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このnoteブログ「COOエクスペリエンス」では、
現役のCOO であり、
COOの育成〜教育研修をしている
実際の経験に基づいた内容になっています。
 
厄介なマネジメント問題に立ち向かうための
活きた現場の知恵や戦術を、
お伝えしているので、
フォローして頂けたら嬉しいです。
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はじめに: お局ババァの存在とは

人間関係は、
業務の成果や職場の雰囲気に大きな影響を与える要素です。

中でも[お局ババァ]という言葉は、
多くの人が一度は耳にしたことがあるでしょう。

この言葉は、特定の年齢や性別に限らず、
職場での影響力や存在感が強い人を指すことが多いです。
※ですので、
今回はババァに限定せずにジジィにも通用するノウハウです。

[お局ババァ]は、
その影響力や存在感から、
組織にとってポジティブ/ネガティブ
両方の作用があります。

とにかくエネルギー値が高い…
機嫌が悪いだけでその場の空気を一気に悪くさせる力を持っている。

そんな[お局ババァ]と
上手く付き合うための具体的なステップを探っていきます。

ステップ1: 立ち位置を明確に!


まずは自分自身の立ち位置と
今の目的を明確にして
言語化出来るところまで落とし込みましょう。

『自分はどのような立場で、
どのような考えで仕事を進めていきたいのか?』


を明確に答えられるCOOは意外に少ないものです。

ここを明確に言語で答えられるレベルまで
熟考しておくだけで、
マネージメント力は飛躍します!


次は
「お局ババァ」の立ち位置を明確にしていきます。

「お局ババァ」とは一体何者なのか?
・その存在が職場にどのような影響を及ぼしているのか?

これらの点を理解することが、
円滑な関係を築くための第一歩となります。

この時、
彼女たちを否定的な意味で捉えるのではなく、
一人の人間としてフラットに捉える気持ちを持って下さい。

彼女たちは彼女たちで、
長い経験があり、
独自の価値観を持っているという事実を
尊重する姿勢が必要です。

※[お局ババァ]の行動や発言を全否定したい気持ちはわかります…
ですが、
一旦はイライラする気持ちを抑えましょう。
職場の平和の為です!

お局ババァは、
中途半端に社歴が長いせいで、
考えが凝り固まり、
新しいことに懐疑的になり、
変化を恐れる傾向があります。

しかし、
これは[お局ババァ]の特性というよりも、
長い年月を経て培った経験や知識、
それまでの職場の文化や企業風土が影響しているケースもあります。

社歴が長い人物ほど、
新規プロジェクトや新しいルールに懐疑的になります。

そのため、
彼女たちとの関係を築くためには、
背景や思考を理解し、
それらを尊重することからはじめた方が結果として、
スムーズなマネージメントが出来ます。

※本心で尊重する必要はありませんが、
時にはパフォーマンスでも良いので、
共感している姿勢を見せるのもCOOの大切な仕事です。

この積み重ねが、
信頼関係を築くことに繋がっていくのです!

信頼関係さえ構築出来れば、
今までの態度が嘘のように、
新しい提案や変化を受け入れてくれるようになります。

信頼関係が出来ていない状態で、
いくら正論をぶつけても
相手は意地になって反発してくるだけです。

逆に言うと、
お局ババァは味方になってくれたら、
一気に後押しをしてくれる有難い存在
にもなり得るのです!

ステップ2: 効果的なコミュニケーションの取り方


職場の人間関係を円滑にする為に
コミュニケーション力が必要なのは、
周知の事実だとは思いますが、
特に[お局ババァ]との信頼関係構築においては、
適切なコミュニケーション力が求められます。

その1 相手の立場を理解する

先に触れたように、
彼女たちの背景や経験を理解することが先決です。

コミュニケーションを取る前に、
彼女たちがどのような考えや価値観を
持っているのかを把握しましょう。

多くの場合は「自分の立場が危うくなるかも?」
という恐怖心を持っています。

新しいツールの導入や優秀な人材が来たら、
「ついに私はいらなくなってしまう…」
と自分自身でわかっているのです。

勤続年数以外に威張れるポイントが無いことを
心の底では理解している
からこそ、
[お局ババァ]へと変貌していくのです。

その2 クリアな伝え方をする

[お局ババァ]は、
新しい情報や変化に対して懐疑的なことが多いため、
意見や提案をする際は、
具体的かつ明確に全体図を伝えることが大切です。

新しいことをはじめる際には、
「あなたにとっても悪い話ではないよ!」
というのを声を大にして伝えましょう。

これを伝えない限り、
何を言ってもひたすら否定してくると思って良いです。

『成果を出さないお局ババァにまで
いちいち全体図を説明するのは面倒だなー…』


と思うかもしれませんが、
最初からクリアに全体図を伝えるようにした方が
早く話がまとまります!

[お局ババァ]の多くは、
「私はこんなに貢献してるんだから全体を把握する権利がある!」
「このツールを導入されたら/あの新人が活躍するようになったら、
私はクビになるのでは?」
という
くだらない感情で反発してくるだけなので…

つまり、[お局ババァ]が抱く不安を解消して、
心配ごとを解決してあげれば基本的には黙ります!

その3 とにかく冷静さを保つ

[お局ババァ]と対峙していると、
イライラするし、話は通じないし、
主張してくる意見が支離滅裂な事も多々あるでしょう…

それでも、
冷静になりましょう!

感情的にならずに対応する事が重要です!!

こちらが冷静さを失うと相手の思う壺です。

効果的なコミュニケーションを取る為には、
相手を尊重する姿勢を見せながら、
こちらの意見を伝えていかなければならないので、
常に冷静さを保つことを意識しましょう!

ステップ3: 境界線を明確にする

お互いの意見とテリトリーを尊重する事が
健全な関係を築くポイントです。

その為には、
”境界線を明確にする”必要があります。

「これは私の仕事、これはあなたの仕事!」

と境界線を引くことで、
無駄な摩擦を減少させることが出来ます。
境界線を作り、あなたの心を守りましょう!

万が一、
自分のテリトリーが侵されそうになったら、
オープンなコミュニケーションが必要になりますが、
たとえ自分の意見や考えが異なっていても、
相手のテリトリーを尊重する姿勢で接すると
信頼を得ることが出来ます。

これも境界線を明確にしておくメリットです。
壁を作るのではなく、境界線を作るというのがポイントです。
境界線を作ることで、
無能なお局ババァにもテリトリーが出来ます。
そのテリトリーの中で、
何かしらのことはやるでしょうから、
無理やりでも褒め言葉をかけられる部分が出てくるはずです。

ステップ4: お局ババァとの信頼を築く方法


信頼の土台は、
時間とともに積み重ねられるものです。

日々の業務を通じて、
一貫性のある行動を見せること!

約束は守り、ミスをした際には率直に謝罪し、
改善の取り組みを見せることで、
信頼が蓄積されていきます。

逆に言うと
《人の揚げ足を取る》のが
[お局ババァ]の得意技なので、
ここを疎かにすると完全につけ上がります。

ちなみにですが、
[お局ババァ]とのコミュニケーションでは、
感謝の言葉を伝えることを忘れてはなりません。

みんなから煙たがられる存在なので、
本人は感謝の言葉を欲しているのに
感謝の言葉をかけてもらえないという
不満を持っている[お局ババァ]は意外と多いのです。
※周りはこんなに気をつかってるのに…

いわゆるメンヘラ気味なタイプですね。

そういうパターンの[お局ババァ]は
「私のおかげ」
「私がいないとこの会社はダメなのよ」
みたいな
「私が」「私が」アピールが多い特徴があります。

ステップ5: 定期的なフィードバックの活用(やりたくない気持ちはよーくわかります)

フィードバックは、
組織内コミュニケーションの核となる要素です。

しかし、正直なところ、
特に[お局ババァ]と呼ばれる職場のベテランからの
フィードバックを受け取るのは、
心のどこかで避けたくなるもの…

それでも、
そのフィードバックは非常に価値のあるものです。

なぜなら、
彼女たちの経験からくる意見や提案は、
多くの場合、現場の実情に基づいているからです。
※過去の遺物と思われるような意見であっても、
それを聞いておくのは価値があります。
案外、素直な心を持って話を聞いてみると、
役にたつ情報やノウハウを聞ける事も多かったりします。

もし、
時代遅れの古い価値観を押し付けられたり、
現在では通用しないような事を言われたら、
自分が指揮を取る際に、反面教師にすれば良いのです。

フィードバックを受ける際のポイントは、
完全な受け身にならないこと。

もちろん、
すべてのフィードバックが正しいとは限りませんが、
その背後にある考えや経験を理解しようとする姿勢が大切です。

また、フィードバックを受け取ったら、
必ず感謝の意を示しましょう。

その後で、質問や確認を行うことで、
更なる理解を深めることが出来ます。

フィードバックのセッションは
定期的に設定することをオススメします。

例えば、月に1回、
[お局ババァ]とのミーティングの時間を設け、
お互いの業務に対するフィードバックを交換するのです。

このような継続的なコミュニケーションを通じて、
お互いの理解を深めることができるでしょう。

最後に、
フィードバックは受けるだけでなく、
自分からも提供することが重要です。

これにより、
双方向のコミュニケーションが円滑に行われ、
より良い関係を築くことができます。

『お局ババァと話したくない!』
『フィードバックなんてやりたくない!!』
と感じる気持ちもわかりますが、
フィードバックは、
職場の関係や業務の質を向上させる手助けとなるのです。

みんなの為に人柱になってあげて下さい。
職場の平和のために〜犠牲になるのがCOO /ナンバー2の役目です笑

『そうは言っても仲良くなんて出来ない!』
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