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AIでつくる映像ワークショップ 開催レポート①

3月23日、下北沢COSにて「AIでつくる映像ワークショップ」を行いました。ChatGPTやrunwayなどのAIを使って、10代の参加者たちとCMをつくります。映像制作だけでなく、キャッチコピー、音楽、ナレーションまですべての制作過程にAIをフル活用してゼロから取り組む内容です。
プログラムは以下の通り:

1.集合、自己紹介、アイスブレイク
2.AIでCMをつくる一連の流れ
3.AIと架空の商品を考える
- ChatGPTとブレストしながら架空の商品を考えます
4.AIとコピー、CMソングの詩をつくる
- ChatGPTとキャッチコピー、歌詞をつくります。
5.AIで曲を作成
- SUNO AIでCMソングをつくります
6.ナレーション作成
-音声合成AI”CoeFont”でナレーションをつくります
7.詩からシーンを考える
- 詩からCMのベースになる画像生成をDALLE3でつくります
8.AIで動画シーン制作
- 想像したシーンを元にRUNWAYで動画にします。英語で指示を出す場合はAI翻訳ツールDeepLを利用します。
9.動画編集
- すべての要素を組み合わせて完成
10.試写会
- 作った作品をみんなで鑑賞します。

1. AIと架空の商品を考える

まず参加者たちと考えたのは商品開発。ドラえもんの道具のような、「あったらいいなと思うモノ」を想い浮かべるところからはじめて、そのCMを作ります。まずは「あったらいいもの」のアイデアをブレストします。ここからAIを使っていきます。


ある参加者は、「自分を守ってくれる傘のような、透明なベールのようなものがあったらいいな」と思いつきます。中学で電車通学になって、人との近さが気になるんだとか。そのイメージをChatGPTに伝えて、

「今までにない新しい傘のアイディアをいくつか出してください」

と聞いてみました。ChatGPTは、こういうアイディア出しはけっこう得意です。いくつか面白いアイディアを出してきたので、そのアイディアをもとにして、今度は、

「人と一定の距離をつくる「バリア」のアイディアをいくつか出してください。」

と聞いてみました。すると、

ウェアラブルバブル:
個人が着用する小型の透明バブル。空気の流れをコントロールして、常に一定の距離を保ちながら、他人との直接的な接触を避けます。イベントや公共の場で特に役立ちます。

ChatGPT

というアイディア。
これはいいかもね、とみんなで話して、「繭のように自分を包んでくれるバブルフィルター」というアイデアに決めました。

2. AIと商品のネーミングを考える

ついでに名前も考えてもらいましょう。

「バリア」という語を使って、楽しい、夢のある名前のアイディアを出してください」

と聞いてみると、

バリアドリームスフィア (BarrierDreamSphere)
「ドリーム」と「スフィア(球体)」の言葉を組み合わせ、夢のような保護空間を提供する球体型のバリアをイメージさせます。
バリアマジックドーム (BarrierMagicDome)
「マジック」と「ドーム」を合わせて、魔法のように自由に変形や機能変更ができる保護ドームを連想させる名前です。
ハピネスバリアクローク (HappinessBarrierCloak)
「ハピネス」と「クローク(外套)」を使用し、幸せと安心を包み込む保護膜のような装置を表現しています。
バリアワンダーバブル (BarrierWonderBubble)
「ワンダー」と「バブル」を組み合わせて、不思議で楽しい、自由に変形するバリアのバブルを想像させる名前です。
エコバリアオアシス (EcoBarrierOasis)
「エコ」と「オアシス」を掛け合わせ、環境に優しく、内部の温度調節機能を持ち、外部の厳しい環境から保護する安息の場所を提供する装置のイメージを持たせています。
バリアファンタジアスカイ (BarrierFantasiaSky)
「ファンタジア」と「スカイ」を合わせ、限りない想像力と自由度を持った、空のように広がる保護の膜をイメージした名前です。

ChatGPT

他にもいくつかアイディアを出してもらって、その中から気に入った単語を組み合わせて名前を決めました。
この作業は人間がやりました!(笑)
決定した名前は、「ワンダーバリア」

3. AIとCMソングの歌詞を考える



「ワンダーバリア」のCMソングづくりに進みます。これもChatGPTといっしょに歌詞をつくってみました。以下は入力したプロンプトです。

名前は「ワンダーバリア」に決定しました。ワンダーバリアのCMソングの歌詞をつくります。ワンダーバリアは、プライバシーが守られる、私だけの空間、安心、音楽も聞けて日常に音楽がついてくる、雨や風、泥道もスマートに歩ける、といったいいことがあります。これらの要素を入れて、歌詞をつくってみてください。

ワンダーバリアの世界
Verse 1:
朝起きて窓を開け、ワンダーバリアを纏う
透明のヴェール、心を包む、私だけの空間
外の目は遠く、心はここに、自由に息づく
歩む道を照らす、安心の光、毎日を守る

Chorus:
ワンダーバリア、寄り添う毎日の魔法
調整できる透明度、距離感の中で輝く
自分だけの世界を、そっと守りながら
音楽と共に歩む、日常の小さな奇跡

Verse 2:
人ごみの中でも、自分だけの静寂
ワンダーバリア、感情の色を映し出す
喜びも悲しみも、全てを受け入れて
一緒に成長する、この不思議な空間

Chorus:
ワンダーバリア、寄り添う毎日の魔法
調整できる透明度、距離感の中で輝く
自分だけの世界を、そっと守りながら
音楽と共に歩む、日常の小さな奇跡

Bridge:
服を選ぶように、ワンダーバリアを纏って
毎日が特別に、色とりどりの経験を重ねて
私の心と共に、形を変える、その温もりに包まれ

Chorus:
ワンダーバリア、寄り添う毎日の魔法
調整できる透明度、距離感の中で輝く
自分だけの世界を、そっと守りながら
音楽と共に歩む、日常の小さな奇跡

Outro:
ワンダーバリアと共に、新しい朝が待っている
透明な壁の中で、今日もまた、自分だけの物語を紡ぐ

ChatGPT

なかなかいい感じです。
この中からいいフレーズをピックアップして組み合わせることで歌詞を完成させていきます。
ここも人間の仕事です!
できたのはこんな歌詞でした。

わたしだけの空間、日々を彩る
プライバシーを守り、自由を感じる
静かな時も、騒がしい時も
心はいつも穏やか ワンダーバリア
わたしの小さな宇宙 oh-

ChatGPT

4. AIと曲をつくる

さてこんどは楽曲生成AIの「SUNO」で曲を作っていきます。
https://suno.com/create
SUMOは、歌詞を入れるとその歌詞を歌にして出力してくれます。
音楽のジャンルをいろいろ選べるので、自分の気に入ったジャンルで何度も作ってもらいます。音楽のジャンル名を知らないと、なかなか思い通りの音楽を出しにくいということもわかりましたし、思い通りの音楽と言うのは、意外とたどり着くのは難しいということもわかりました。
大体これでいいかなと言う曲ができました!

後半に続きます!


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