🟡IT事業立ち上げ経験から思った損益計算書（PL）考え方

約3年前にIT企業の立ち上げをしました。大手企業の日本法人ではありますが、日本で全く０の状態での立ち上げ。
そこかた３年間ほど事業を運営・管理しながら学んだことを書きます。

もっとも苦労したのはやはりPL・CF・BS。
財務計画とはいえ、最初はなにをどうすればいいかさえわからなかったな。

簡単にいうとPL・CF・BSは、
未来のシミュレーションをして実績とのマッチングで検証する
＝自分は今どのフェースにいるのかを知るだめの資料になります。

スタートアップってまだチームもいない、お金の回転もあまり見えない。
その時忙しくて流されてしまうのが書類作成ですが、結局VCやら投資家にプレゼンする時に求められ訳がわからなくなる瞬間がきます。

さ、そうなる前に理解しましょ。
まず、PLって何がわかるか、どう作るか。何が必要なのか。

大変な作業ではありますが、やっておくとかなり事業に対し整理できます。
頭で想像してたプランと検証結果があってるか、どれくらい差があって修正をしなければならないのか。数字が見えれば資金調達はもちろん、マーケティングポイントもみえてくるのです。

ですが、ここで大事なのは、
計画は数値通りとは言えませんが、大幅に外れないように常に更新することが大事です。

ここで、自分が経験した設立後、１．5年ほどでPLスケジュール話します。
下記のような流れで用意しました。

✅会社設立後（ぼんやり期）：走り出す時期ですが、費用の面だけでもしっかり管理する時期→資金繰りだけは外せない・PL初期作業
✅運用初期（2年計画）：売上が発生する時期→事業計画もより詳しく進化→KPI設定の見直し→PLの精度率をあげる必要がある
✅成長期（中期計画完成）：完全運用時期→PLの検証が可能になる時期。事業計画も現実的な数値での予測が可能になる。

事業計画は最初1年は2年計画→その後は中期計画（3年〜5年）ベースで作りました。
先ほども書きましたが、なぜ苦労をしたかというと、
更新すること！が大変です。成長期になると人も増える、情報共有できず、CEOの頭の中に計画が数字化されてない！これが一番危ないことです。

前に進むための準備としてすぐでも準備してみましょ。