気づいたら出世できてたくらいが一番幸せ
今回は、新人に教えたコト第4弾。
とはいっても、年次関係なく、皆さん気になるであろう「出世」のお話。
出世欲は比較的弱い私ですが、結果だけ見ると結構スムーズに出世できてきたので、何を意識して、働いてきたかを赤裸々にお伝えします。
出世については、環境に極めて依存するので、コレをやれば出世できるというものではないです。
ただし読んでくれた方々が「やりたいこと」ができるようになる確率は高まると思います。
では、さっそく始めていきましょう。
あなたは、なぜ出世したいのですか
まずは、この問いについてじっくり考えてみてください。
出世とは、目的(What)を達成するための手段(How)でしかありません。
例えば、お金を稼ぎたいからという目的があったします。
その場合に、「出世」は最善の手段だと自信を持って言えますか?
手段はいくらでもあります。
転職でも、副業でも、専門性をつけるでも。
まずは、ここを徹底的に考えることです。
出世は手段。目的に置いてしまっては、会社に媚びることが増えます。
やりたいコトからどんどん離れていくという構造ですね。
それでも出世という手段が最適だと思う方、もしくは自分がやりたいコトを仕事の中で実現したい人向けに説明していきます。
あなたは何者か説明できますか?
出世に最も重要なのは「私はコレができます」と社内で徹底的にブランディングすること。
特にマーケットから求められている「コト」であれば、なおさら良いです。
私の場合は「データサイエンス」ができますということでした。
まずは、あなたが自分を管理する人(=上司)よりも詳しい or できるコトを一つ作ってください。
これが会社や周囲の人から認知されれば、どんどん仕事が舞い込んできます。
なぜなら、上司が初めに考えることは「今あるミッションを誰ができるか」ということだからです。
この上司の考えに、圧倒的に影響するのが「私はコレができます」というブランディングなわけです。
もし、今あるミッションをできる人材が自組織にいなければ、他の組織から借りることになります。
つまり、コレができますというブランディングができれば、他の組織からも声が変えられやすくなり、成果を出すタイミングも増えるという構造です。
さらに、マーケットから求められる「コト」ができると認知されれば、社内ニーズも非常に大きいため、掛け算で声をかけられやすくなるわけですね。
仕事は忙しい。でも2割の時間は残す。
では、求められる技術をどう身につけ、どうブランディングするか。
これに必要なのが、2割の時間を残すということです。
仕事とは忙しいものです。
会社からの依頼ごとには、誠心誠意対応せねばなりません。
なぜなら会社に所属し、給料をもらっているからです。
会社の方針に対して、正しくアウトプットし、その対価として給料などのインセンティブをもらっている。
これが会社です。
そもそもこの構造に疑問がある方はフリーランス転向をおすすめします。
ゴール思考でムダをなくす**
2割を生み出すためにやることは、既存業務の徹底的な効率化。これに尽きます。
じゃあ効率化ってどうすればできるのか?
タスクを依頼してくる上司と「ゴール」を揃えることだと、私は思います。
今、既存業務でパンパンになっている方。
不要なことをやっている可能性が高いです。
例えば、「この資料作っておいて。」と上司から言われたとします。
その際に、いきなり資料を作り始める方。おそらく不要なことをたくさんやってます。
どんな場で、誰に、何を伝え、何を決議してほしいのか。
このゴールがあるだけで、だいぶ業務が効率化されます。
なぜなら、ゴールに必要なこと以外しなくなるから。
使いもしないデータを分析することをやめましょう。
使いもしないスライドに30分かけることをやめましょう。
2割の時間で、インプット・アウトプットを繰り返す
さて、ゴール思考で、業務の効率化を実現し、2割の時間ができました。
次の問いは、この2割の時間をどう使うか。です。
まず、この時間は「あなた」のものです。
それは、使う時間が8割だったとしても、効率化によって、会社に対して、しっかりとアウトプットしているので、会社から何か言われる筋合いはないからです。
・出世のために使ってもよし
・自分がやりたいことに使ってもよし
・最悪帰ってプライベートに使ってもよし
なのです。
素晴らしいことだと思いませんか?
つまり、ここまで書いてきたことは、出世のための戦略でもあり、自分がやりたいことができるようになる戦略でもあるわけです。
ここでは、出世の話をしているので、出世をゴールとしたときに、何をすべきか。に特化してお話します。
出世には、自分が「コレ」ができますというブランディングを意識して、インプットとアウトプットを一定期間を決めて繰り返すことが非常に有用です。
人は、インプットしているだけの他人を認めません。
練習ばっかしていて、試合に出ていない野球選手を誰もすごいと思いませんよね?
「何ができるか?」は「何をできてきたか=何をアウトプットしてきたか」なのです。
ただし、アウトプットにはインプットが必要不可欠です。
2割の時間を使って、1ヶ月インプット、3ヶ月アウトプット。これを繰り返してみて下さい。(この比率は私の経験則から導いているので、人によっては違う比率が合うかもしれませんが、まずはコレを実践してみてください。)
出世したいなら、インプットをマーケットから求められる「コト」を意識して行います。
ガートナーのハイプ・サイクルとかでググれば今後マーケットで求められそうな技術などはいくらでも出てきます。その中でとりあえず何かしら興味があるものをインプットしてみてください。
気がつくと、自分が上司より詳しいことが増えてきます。
そして、ある程度アウトプットが出揃ったら、あとは自分がやってきたことを整理し、自己紹介でひたすら語ってください。
この誰かに話すことが増えれば増えるほど、社内でのブランディングが進みます。内部のSNSで発信してもいいのです。自分がやってきたアウトプットを発信し続ける。
これが出世するための、近道になると私は考えています。
最後に
この時間の使い方戦略は、出世だけでなく、自分がやりたいコトができるようになることにも応用可能です。
正直、出世を目的に生きることはあまりおすすめしません。どこかで、出世街道から足を踏み外したときのリスクが大きすぎるからです。
生きる意味がなくなる可能性が大いにあります。ドラマとかでよく見ますね。
やりたいことに時間を使っていたら、結果、出世していた。
これくらいの結果指標に「出世」を置くほうが、相対的に幸せの総量も大きくなっているのではないでしょうか。
ぜひ、2割の時間を生み出し、自分の人生を豊かにするために使ってほしいと願い、終わりたいと思います。
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