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EVと自動運転開発から予想する近未来型社会

EV(電気自動車)の開発が世界中へ進んできています。

これまで、イーロン・マスク氏率いるテスラがEV(電気自動車)のパイオニアとして知られ、国内企業のトヨタ自動車、ソニーもEV事業の展開に向けて動いています。

そして、新たに中国のスマートフォン大手企業のシャオミもEV事業に新規参入することが発表されました。

各国へと拡がるEV(電気自動車)参入のなかで、中国の巨大IT企業の参入したことによって、今後全世界でEVのマーケットを競うことになります。

今回は、中国のEV事業参入からみた今後の社会について書いていきたいと思います。

全世界へと拡がるEV(電気自動車)参入

 中国スマートフォン大手・小米科技(シャオミ)は、電気自動車(EV)事業に新規参入する。EV事業を担う完全子会社を設立し、シャオミの雷軍レイジュン会長兼最高経営責任者(CEO)がトップを兼務する。
 3月30日の取締役会で決めた。初期投資は100億元(約1700億円)を予定しており、今後10年間で総額100億ドル(約1兆1000億円)を投資する計画だ。シャオミは世界4位のスマホメーカーで、ネットに接続できるスマート家電なども扱う。
 中国では、1月にインターネット検索大手・百度(バイドゥ)がEV参入を表明するなどIT業界からの新規参入が相次いでいる。

中国では、1月のインターネット検索大手・バイドゥに続いて、スマートフォン大手のシャオミもEV(電気自動車)事業に参入することになりました。

2021年に入って、IT企業が続々とEV事業へ参入することによって、世界的にEV事業の本格化に向けて動き出していることがわかります。

言わば、アメリカの企業でいうところのアップルやグーグルが参入していることと同じことが言えると思います。

「クルマ」という概念の変化

 自動車が巨大なスマートフォンのようなものになるという思惑もある。自動車が「ソフトウエアとハードウエアの組み合わせ」になれば、従来型の自動車メーカーよりハイテク企業の方が、消費者に訴求する車を設計するという点で有利だ。
 EVの進化において究極の目標は完全自動運転車だが、それはまだ何年も先になるだろう。

そもそも自動車、すなわち「クルマ」の概念も変わろうとしています。

スマートフォン事業を本業とする企業が自動車開発に乗り込むことによって、自動車自体が従来までの私たちがイメージするような「クルマ」ではなく、全く新しいモデルの「クルマ」になることも予想されます。

そもそもの概念が変わります。

自動車自体が巨大のスマートフォンのようなものになるとも言われています。

ユーザーの直感的な操作、あるいは手による操作が必要なく、脳の思考を汲み取って運転を開始することも技術的に実現可能な範囲になってきているかと思います。

脳によって運転可能なクルマ

DXが進んだ未来と今後の時代を読み解く」という記事にも書かせていただきましたが、実際に米フェイスブックも脳によって操作を実現できる技術開発に向けて動いています。

これを自動車に応用すれば、脳によって操縦・運転できる自動車も開発可能だと考えられます。

もちろん勝手に感情任せで動くのではなく、自動運転機能の延長線上で、AI(人工知能)や機械によって人間の考えや行動を先読みして動くことも含め、より自動化が本格的になっていくことが考えられます。

人間の考えとビッグデータ上の分析データから自動運転がより本格化していくとなれば、運転免許証が不要になる時代ももう間近かもしれません。

近未来型のクルマで、交通事故ゼロの社会へ

Apple Carが登場?当たり前が変わってくる時代」にも書かせていただきましたが、アップルも自動車の開発に向けて動いています。

近未来を予感させるような斬新的なデザインです。

完全に電気で移動可能、かつ自動運転も可能になっていくことが究極の未来型の自動車だと思います。

運転免許証も不要になって、交通事故一つと起こらない社会も実現できるかと思います。

自動車の登場によって、生活が快適になった反面、交通事故によって亡くなった命もあることもたしかです。
便利さの反面にも一定のデメリットも発生すると思います。

それをテクノロジーの発展によって、そもそもの交通事故などのデメリットをも無くすことができることも可能になってくることが予想されます。

これまでの常識もテクノロジーの発展によって変わってきています。

おわりに

前回の記事「EV(電気自動車)開発における日本の現状と業界の将来像」にも書かせていただきましたが、EVによって今後の日本あるいは世界も変わってきます。

一自動車の開発が社会全体の構造をも変えようとしていますし、新しい時代の訪れを予期させる出来事だとも言えます。

持続可能な社会を実現していくためにも地球環境にやさしさを求め、再生可能なクリーンエネルギーの開発が進んでいるなかで、そこにテクノロジーを掛け合わせると完全自動運転車の登場というさまざまな可能性が実現できる状況にまできています。
全世界におけるEV事業参入からさまざまな側面から今後の社会の在り方について学ばせていただきました。

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