見出し画像

「自分らしさ」は役に立つが、自分の行動を制限する

自分の枠を超えるには、

まず、

どんな枠組みに支配されているのか

を知らなければならい。


それを知らなければ、

超えようがないからだ。


例えば

人はよく

「自分らしさ」に縛り付けられる。


私は人見知りだから……

そんなキャラじゃないから……

柄にないことは言えない……


いつの間にか作り上げた自分らしさは、

「それ以外の状態」を不快にさせて、

そこに留まらそうとする。


もちろんそれは

役に立つこともある。

例えば

「自分は努力家だから、

必ずやり切る」

という信念になっていたり、

「自分は正義感が強いから

ズルいことはしない」

と信頼できる人柄に繋がっていたり。


ただし、自分らしさは、

必ず「思想」とセットでやってくる。


「正義感が強い」

という自分らしさを持っている人は、

他人の行いにも正義感を求めて、

「裁きの目」を作ってしまうし、

「親切」

という自分らしさを持っている人は、

自分に過剰な犠牲を課せてしまう傾向がある。


また、

「優しい」

という自分らしさの人は、

自分が悪者になる場面では口をつぐんでしまう

ことになる。

「真面目」

の人は、

そうじゃない人に恨みを持ちやすい。


これらの「自分らしさ」は、

役に立つが自分の行動を制限している。


この枠組みを超えていくには、

まずは自分がどんな枠組みを持っているのか、

知ることが先決である。


ここで問題なのは、

「人間は自分で自分のことが見えない」

ということである。


他人から見た自分と

自分で認識している自分に大きな違いがあるように、

自分のことを正確に認識することは

なかなか

至難の業である。


「自分らしさ」から自分を解放するために、


じっくりと時間を取って

自分の枠組みを探る質問を自分に投げかけてみるのは

とても大切だ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?