特別支援学級在籍生徒数の推移。
教師を10年以上していた体感。
ご覧いただきありがとうございます。大阪の吹田市で、フリースクールとボードゲーム教育を取り入れた塾を運営していますNPO法人トイロです。
来年度、東大阪で放デイを運営することが決まって、療育にも力を入れていこうと思っています。
不登校支援は特に療育の視点からも支援していく必要があるので、その点でも放デイの運営は欠かせません。
そして、2023年には、吹田市で放デイ×フリースクール×学び直しができる塾という施設を立ち上げていくために進んでいくことも決まりました!
とても楽しみです。
さて、そんなこともあり、今回は「特別支援学級在籍生徒数」をもとに記事を書いていこうと思います。
10年前と比べてどれくらい生徒数が増えていると思いますか?
教育現場に10年以上居ましたが、体感で1.5倍かなと思っていましたが…
感覚というものは当てにならないなと思います。
まず、特別支学級援在籍生徒数は、10年前と比べて、2倍以上の増加です。体感以上でした。
特別支援教育が導入される前は、いかに生きづらさを抱えた子ども達がたくさんいたかということです。
適切な支援を受けられず、いたのでしょう。
しかし、昔に比べて特別支援教育が浸透していってるとはいえ、学校にもよりますが、まだまだ現場で実践されていないのが現状です。
特別支援に興味のない方が、常勤として支援学級担をやっているという現状もあります…
中学校で、特別支援学級担任をしていたので、嫌というほど、支援学級と原学級の壁を見てきました。
学校の中で生きづらさを抱える子ども達が減らないのが何よりの証拠だと思います。
そして、支援学級と不登校。この関係性について間違った捉え方たをしている人が多いです。
不登校=支援学級ではありません。
これは生指の役職についた人ならわかると思います。
これの何が問題なのかはまた別の機会に述べたいと思います。
療育の視点を教育に。福祉の視点も教育に。
今の教育問題を解決していこうと思ったらこれしかありません。
教師を目指す大学生が、療育と福祉について深く学ぶ。
現場を変えることはできないので、これをしない限り変わりません。
極端な話、採用されてから、療育施設と福祉施設に一年かけて働く位でもいいと思います。
なぜなら、教育現場のざっくりとした優先順位は、
集団育成→教科指導→非行防止の生徒指導→行事運営→虐待・ネグレクト対応→特別支援→不登校支援
となっていることが多いからです。
療育や福祉系のことは後回しです。
これ、大問題だと思います。
教師をしていたら、こうならざるを得ない現状もあるのですが…
とにかく、教育の視点だけで子ども達と接するのはもう限界が来ています。
問題は学校にいけないことだけではない。
学校にいけない子ども達に教育機会の確保を!
と良く聞きますが、それだけでは問題の解決になりません。
学校に行ってても、教育機会の確保がなされていない生徒がたくさんいるからです。
全ての子ども達に教育機会の確保です。
支援学級の在籍生徒と、外国籍児童の数の推移を見ればあきらかです。
だからこそ、トイロは、フリースクールと放課後デイと学び直しができる塾を経営していきます。
そして、全て少人数制にしていきます。
全ての子ども達に教育機会の確保を。
これを少しでも実現できたらなと思っています。
よろしくお願いいたします。
以上、特別支援学級在籍生徒数の推移について考えてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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