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10年経ってできないことは、20年経ってもできない。


いつもご覧いただきありがとうございます😊

トイロです。

今日は、夏休みに実施する、「宿泊自然体験」と、今後のトイロでの体験活動の展望について書いて行きたいと思います!

「体験の格差」というワードが今後の子ども支援のキーポイントになっていくと思いますので、その辺りを書いていこうと思います!

最後までお付き合いよろしくお願いいたします🙇‍♂️



体験の数が多いほど子どもは育つ。


子ども達と兵庫県の宍粟市に8/5、6と宿泊自然体験に行ってきます🎶

コロナで人数は縮小しましたが、大人と子ども総勢10名で自然を満喫してきます!

学習は、教科の勉強だけではなく、体験の中でもたくさんできます。

トイロが目指す教育は、

「楽しさの中の結果的な学び」

なので、体験活動は多種多様に用意しています。

公立の学校にもできない活動を可能にするのがトイロです。

教師をしていたときのノウハウとコネクションが、スタッフそれぞれにあるので、幅が広いカリキュラムを実施できます☝

教育現場を離れて、リミッターを外した教師達は、コネクションを最大限に活用できます。

業者、メーカーなど、個人的にお願いできるので、これは強みになります。



人を大切にするから、大切にされる。


トイロは人に恵まれています😊

地域の方や企業さんがサポートしてくれているので、授業の教材、体験活動などの提供を受けられています!

自然体験も、地域の方が所有する合宿施設を、無料で使用させてもらえます。

だから、地域の方々に、トイロの教室に遊びに来てもらったりもしています。

子ども達は、トイロが充実しているのは、周りの人の支えがあってこそということを感じているので、感謝の気持ちをもっています。

自分達を応援してくれている大人がいると実感できます💪

そのため、人に大切にしてもらえるということを実感できます。

そして、自然と人を大切にできるようになっています。

家庭で、言葉遣いや、ふるまいが変わったという声もあり、関わってくださってる方々に感謝しかありません😭

支えられて、支えて生きる、支え合い。

「おかげさまで」と言える人に育っていく環境がトイロにはあります。

「コネクトスクール」にこめた1つの思いである、「人とつながる」が実感できる環境です。



宿泊体験もまた、その地域の方々が支えてくれる。


宍粟市の方々も、トイロの生徒が来るのを楽しみにしてくれています😊

行く前から、あれを用意するよ、これを差し入れるよ、こんな体験もできるよと、連絡をくださいました。

ありがたいことです。

おかげで、1泊2日の活動を隙間なく埋めることができました🎶

メインは、アマゴつかみどりと巨大アート作成です!

特に巨大アートは教師時代にしたくてもできなかったことなので、本当に楽しみです!

こどもたちが、手や足に塗料を塗りたくり、カンバスの上を自由に彩っていくというものです。

若手教師時代に、修学旅行の分宿でやって、学年主任にこっぴどく叱られてから封印していました。

ただ、あの時の子ども達の笑顔とはしゃぐ声は一生忘れられないです。

集団と教育の天秤を釣り合わすには、時に教育の容量を減らすことで可能になります。

ここが難しいです。



体験格差。


本来は、もっと多くの子ども達を連れていこうとしていましたが、コロナで断念しました。

来年は3回ほど実施するので、トイロ以外の子ども達も連れていこうと思っています。

宿泊費は無料と言えど、食費や交通費、体験費はかかります。

公立学校の泊行事より安価ですが、それでも、金銭的に断念する家庭は少なくありません。

そこで生まれる体験格差を、来年は解消しようと思っています。

奨学金制度のある単発フリースクールによって。

これで、金銭的事情に関係なく、本当に必要だけど、あきらめざるを得ない子ども達に体験を届けていきたいです。

トイロのフリースクール事業を立ち上げたのは、「教育機会の確保」のため。

それが必要なのは、学校に行きづらい不登校の子ども達だけではないです。

教育現場に長年いて、多様な生活環境の子ども達を見てきました。

精神的にではなく、物理的に「教育を受けたくても受けられない」子ども達はたくさん居ます。

今や7人に1人が貧困世帯で、中学生の17人に1人がヤングケアラーだと言われています。

ヤングケアラーは、超高齢化社会が進みさらに増えると言われています。

そこで生まれるのが、「体験の格差」

そして、「行政よなんとかしろ!」という声を聞きます。

しかし、行政が全ての子どもの課題をフォローしていくのは、まだまだ時間がかかるし、下手したらフォローしきれないかもしれません。

だから、行政へのアプローチに時間と労力を使うより、団体の魅力と実行力をあげることに時間を使った方がいいと思いました。

目の前に手を取って欲しい子どもたちが、実際にいるから。

だから、実例を作って、成果を出す。あとは乗っかるだけ。

行政に訴えるにはそれが近道です。

そもそも、多様な社会課題が浮き彫りになって、それを行政だけで解決していくのは不可能です。

行政から、民間団体として活用してもらえるようになることが、多様化する社会課題を細分化し、解決していけるようになる糸口だと思います。

情報が届かないなら届けられるようにしたらいい。

資金がないなら集められるようにしたらいい。

そんな団体にいくつか出会いました。

ぼくが本物の革命家だなと思った1人の代表の方の言葉です。

「10年経ってできないことは、20年経ってもできない。」

できるかできないではなく、やりきるかどうかに尽きます。



子どもにはなんの罪もない。


子どもに関する課題を解決する方法。

数人の大人で1人の子どもを支える

それしかないです。

これからの社会に必要なことだと思います。

行政が仕組みを新しく作っても、団体が集まって仕組みを作っても、人が課題に無関心のままではなんの意味もありません。

それでは負の連鎖はたちきれないです。

人の心を動かす人間が、社会の仕組みを変えられる。

社会の仕組みを変えられる人間が、人の心を動かす。

多くの人の心を動かせない人が、社会の仕組みがおかしい!と言ってても、個人的な感情にしかなりません。

生きづらさを抱えた当事者でもなければ、なおさらです。

だからこそ、まずは地域の課題は地域で解決できる、子どもも地域で見ていく。

この音頭を取れる人間が必要なんです。


子どもには何の罪もないです。

教育や体験を、経済的な理由や、家庭環境であきらめる子ども達。

他人の子どもと言えど、大人として見過ごすことができるでしょうか。

自分の生活で精一杯ではない大人はたくさん居てます。

その人達の心を動かすことを、トイロとしてしていきたいです。

人の心を動かす団体。

目指すビジョンです。


まとめ

・何でもかんでも行政や仕組みが悪いわけではなく、多くの人が課題に関心を持てていないことがそもそも断ち切るべきもの。人の心を動かすことこそが活動の意義!
・子どもは大人達で支えていくことができる!
・教育や体験が本当に必要な子どもに、それらを届けていこうじゃありませんか!


最後までご覧いただきありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします!

インスタに活動の様子を上げているので、こちらも遊びに来てください!

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