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今まで練っていた小説を公開しようと思います。まずは、「コンシーラの私」から。

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  • コンシーラーの私

最近の記事

サブスクからみる世界の未来の在り方

主にエンターテイメント界において、格安なサブスクリプションが普及したことで、どんな人でもその恩恵を受けられる時代になった。より大勢の人に利用してもらうことによって、企業は存続することができ、幸福を私たちの多くが味わうことになった。これは、もしかすると世界の生活にも変革を起こすのではないかと私は思っている。まんべんなく貧困層でも裕福層でも中間層でも同じ恩恵が受けられるようにすることは、幸福を享受できる。私たちが日々生活する上で必ず必要なことは、衣食住である。それに付随して交通、

    • あなたのXBOX Series X/Sを自損故障も大丈夫!3年保証へ!Microsoft Complete for XBOX

      XBOX Series X/S(以下XSX/S)を購入された方、おめでとうございます!XBOX game passをはじめサービスが充実している次世代機を楽しんでくださいね! 今回ご紹介するMicrosoft Complete for XBOXは、自損も対応してもらえる本体と同梱のコントローラーを3年保証にするサービスです。店頭でXSX/Sを購入された時に保証に加入するかどうか聞かれたなかったと思います。Microsoftでは、カスタマーサポートを通して延長保証に加入する仕

      • XBOX Game Pass Ultimateは、こう買うと、かなりお得になります!

        XBOX Series X/S(以下、XSX/S)を購入した方、ゲーム楽しんでますか?わたしはめっちゃ楽しんでます! 購入された皆様に良いお知らせをお伝えしたいです! Game Pass Ultimateは、XSX/Sから月契約するのではなくて、 以下の方法でかなり割安になります。 1、Game Pass Ultimateを既に契約している方は、継続契約の自動更新を停止(オフ)して、半日から1日待ってから、Game Passでプレイしていたゲームができなくなっているこ

        • コンシーラの私(第十一章)

          友達だった百合が病気になった。突然の出来事。百合は、病名について詳しくは教えてくれなかったけども、そう伝えられた。 百合は良い物をいつも身につけていた。ブランド物の服装は避けていて、本当にいい物を自分で見つけ出して身についている感じ。そんな百合からプレゼントをもらったことがある。 「瑠璃にプレゼントがあるんだ!ベトナムのブランドを扱っているセレクトショップで見つけたんだけど、よかったら身につけてね!」そのストールは、シルクに可愛らしい刺繍がしてあった。 そんな百合が亡く

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        • コンシーラーの私
          11本

        記事

          コンシーラーの私(第十章)

          なまぶ意味 人は、なんでそんなに学びたいと思うのだろう?別に学ばなくても、生きていけるしなんの不自由もない。 でも、なんで学びたいと思うのか?昔、ひいおばあちゃんと本屋に行ったことがある。ひいおばあちゃんは、戦争中、勉強ができなかったと教えてくれた。ひいおばあちゃんが、本屋で色んな本を10冊くらい買っていたときになぜか感動した。勉強できない辛さ。やりたいことがあるのに、その当時、知識がなかった。 もし、その当時、ひいおばあちゃんが、本当にやりたいことをできていたら。。。

          コンシーラーの私(第十章)

          コンシーラの私(第九章)

          クリすます 私は、クリスマスになると寂しさがこみあげてくる。それは、他の人が考えている寂しさではなくて、洗脳されている日本人の中で一人、変えられない世の中でうごめいているから。 また、同じ何十年も続く洗脳を促す楽曲が街中でかかりだす。 「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう」ここまではいい。次からが問題だ。「きっと君はこない。一人きりのクリスマスイブ。心深く秘めた想い叶えられそうにない」君って誰?なんでクリスマスになったら、その君という奴と過ごさなきゃいけないの?なんで?

          コンシーラの私(第九章)

          コンシーラの私(第八章)

          ファッションセンス 私のファッションセンスは、全部、自分自身で決めてきた。雑誌やインターネットから影響を受けたことはない。 中学生のころから、自分に似合う色はどれで、似合う形はどれなのか、鏡を見ながら自分自身でチェックしてきた。気分によって、服装も変えて、黒が似合う日があれば、ピンクが似合う日もある。フリルな気分の日もあれば、ボーイッシュな時もある。 だけど、人の真似はしたことがない。自分に似合う服だけを追求した。体系も高校時代にサッカーをしてから、変わってきたけど、ま

          コンシーラの私(第八章)

          コンシーラの私(第七章)

          葛藤テレビ 葛藤:人と人とが譲ることなく対立すること。争い。もつれ。 私は、小学生くらいから、日本のテレビをまったく見たことがない。液晶テレビは、毎日、葛藤が渦巻いている。つまり、ほとんど全ての日本の放送が、エンターテイメントではなく、人と人の対立ばかり垂れ流しにしているから。 幼少の頃、父親から、BBCのラジオを聴くように教えてもらってから、BBCが提供するラジオのアプリダウンロードして以来、情報は、全てイギリスから入るようになった。ツイッターもYouTubeもインス

          コンシーラの私(第七章)

          コンシーラの私(第六章)

          クラブチーム 私は、高校時代の部活にフットボールを選んだ。ちょうど、なでしこジャパンが、 世界一を獲った頃だったから、勢いで入部してしまった。チームメイトから瑠璃は 最高の天才ドリブラーになれるとか言われて、ポジションは、攻撃的ミッドフィルダーとして活躍した。チームも結構強くなって、全国大会まで出たから、大学では、もうフットボールはいいかなと思っていた。 だけど、インスタで見つけた、アジア系イギリス人のフットボーラー、MONKIに出会ってしまった。彼女の本業は、DJなんだ

          コンシーラの私(第六章)

          コンシーラの私(第五章)

          あるバイト 大学も落ち着いてきて、時間もできてきた。ショッピングをしていると、あるセレクトショップで見つけた、手作りのコートが目に飛び込んできた。「これ、欲しい。」 刺繍もちゃんとしてあって、ウール100%のコート。コートから温もりを感じた。でも、値段が10万円。さすがにお父さんやお母さんにおねだりできる価格ではない。それだったら、バイトを始めよう。わたしは、昔から人見知りだったから、うまく人付き合いできない性格だった。 だから、Uber Eatsに決めた。 時間も自

          コンシーラの私(第五章)

          コンシーラの私(第四章)

          英語レッスン 大学に行きつつも、なにかまなぼうと思って、英会話教室に通うことにした。家から電車で20分の都会にも出れるし、帰りに好きな、ケーキ屋さんでケーキとお茶もすることができるし、海外のファーストファッション巡りだってできるから、都合が良かった。 英会話教室は、いわゆる大手のところを選んだ。入る前に受けた英会話能力は普通より下。外国人を目の前にすると、映画で観ていた大好きな俳優さんたちのような、顔つきで、まるで、憧れの人が、私に話しかけてくるようで、あがってしまったの

          コンシーラの私(第四章)

          コンシーラの私(第三章)

          第三章 まなび 大学での勉強はというと、一年のときから、知り合いになった教授のもとで、簡単なレポートを作成して、プレゼンテーションをしていた。教授は、北欧で博士号を取得したためか、私からみて、頭のやわらかい人のように思えた。教授の授業は、 まず、自分で課題を考え出さないといけない。 教授は、いつも自分で物事を判断するように言っていた。「IKEAを見てみるとわかるだろう?自分の空間をいかに住みやすくするかよく考えている。北欧の冬は本当に寒い。だから、考える時間が多いんだよ。

          コンシーラの私(第三章)

          コンシーラの私(第二章)

          第二章 新感覚旅行 大学生活は楽しくもあり、辛くもあった。毎日、高校の定義された勉強じゃなくて、役に立つ新しい知識が増えていくし、新しい目標を持って、自分が大人になっていくことを少しづつ感じることができたから、楽しかった。だけど、大人になるということは「大学のあと、どうするの?」と漠然だけど、襲い掛かってくる社会の大海原と対峙する恐怖感が襲い掛かってくる。焦りとどうしていいかわからない、わだかまりに、体の重みを感じる。 そんな憂鬱な5月に、図書館で見つけた、「インドネシア

          コンシーラの私(第二章)

          コンシーラの私(物語と第一章)

          物語について 大学1年生の瑠璃の物語。生まれてから今まで、全く不自由なく暮らし、人間には感情というものがあるとは、まだ知らない無機質な生活を送る、瑠璃。世の中が全てクリーンであるかのような世界に育っていた「今までは」。辛いことがあれば、ありふれた物や事で忘れ去ることが「今まで」はできていた。しかし、社会で生きる上で、様々な難関に出会い、瑠璃が自分で考え、道を開いていく、人生ストーリを物語にしています。 第一章 匂い 私の人生は、確かなものだったのだろうか。20歳までは順

          コンシーラの私(物語と第一章)