コンシーラの私(第八章)
ファッションセンス
私のファッションセンスは、全部、自分自身で決めてきた。雑誌やインターネットから影響を受けたことはない。
中学生のころから、自分に似合う色はどれで、似合う形はどれなのか、鏡を見ながら自分自身でチェックしてきた。気分によって、服装も変えて、黒が似合う日があれば、ピンクが似合う日もある。フリルな気分の日もあれば、ボーイッシュな時もある。
だけど、人の真似はしたことがない。自分に似合う服だけを追求した。体系も高校時代にサッカーをしてから、変わってきたけど、また、その時に合った服を鏡を見ながらコーディネートしなおした。私のファッションは、ファーストファッションが中心だけど、Tシャツやワンピースにフリルやテープバッチを付けたり、オーダーメイドのTシャツ屋さんに持ち込んで、パソコンで作ったロゴとかを印刷してもらうようにしている。
冬は、寒々しく見えないように、手袋、マフラー、帽子はするようにしている。ちょっとの違いだけで、他人とは違うセンスに見える。ブローチもコートを着る時につけたりする。服にアクセサリーをつけるのも、お洒落が増す。
ファッションって一体なんだろう?と思ったりするときがある。決められた服を着ることがファッションなのかな。街中で着ていた人の服がかっこよかったから、真似することがファッションなのかな。服は、皆が着ているし、とても大切な物のような気がする。
そう考えると、ファッションって他人の目に見えるものだから、言ってみると私とはこういうものですっていう名刺変わりなんじゃないかな。そう考えると、ファッションは個性の表れ。ということは、誰の指図も受けないで、自分自身で決めること、表現できる事なんだ。
それと、服をまとうことは、人形じゃないから、動きがないといけない。歩いていて、服が踊っていない人を見ると、どうも人形みたいに見えてくる。ファッションとは、自分で決められる唯一の物なんじゃないかな。だから、楽しいし、時間をかけて考えるべきことなんだと思う。
少し落ち着いて、自分で考えてみる。
ファッションについて。
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