#旅
立夏;第20候・蚯蚓出(みみずいづる)
分解者の代表 蚯蚓。特にこの時期、彼らの役割を改めて思い出す。
場所は世田谷ものづくり学校。
ぽくぽくと土を耕してくれて、年々土は豊かになっていく。
人の手は最小限にしている都市では珍しい場所。足元に広がっている見えない営みが命を支えている。
蚯蚓もまた死んだら次の命の場所になる。
穀雨 第16候・葭始生(あしはじめてしょうず)
「豊葦原の瑞穂の国」
「美し葦牙」と謳われた風土を持つ列島。人が住み始めた頃は湿地がとても多かったのだろう。
葦 芦 蘆 葭、、、たくさんの漢字を当てられ、「悪し」に通じるというのを忌み嫌われてヨシ 蘆 葦、、、となる。ややこしいが吉原は葦原だったのだ。
茅(かや)とも呼ばれるから 地方によって芒やオギなど陸生のものも使われるが、一般に茅葺き屋根も多くは葦が使われた。
武蔵野といえば雑木林
清明 第14候 鴻雁北(こうがんきたへかえる)
若い時見た いまの自分のどこかを作っている 忘れられない風景というのがあって そんな場所はいつか誰かに見せたいものでもある
候は「鴻雁北(こうがんきたへかえる)」 南から燕が渡ってきたら、雁が北へ帰っていく
人にも 帰りたい風景というのがあるのかもしれない
作庭の現場が丸一日空いた時に いまなら あの頃見たあの風景が観れるかもしれないと 飛び出していた
20年も前だから多少は変わ
立春 第3候・魚上氷(うおこおりをいずる)立春【末候】割れた氷の間から魚が飛び出る
宇都宮とは、不思議な地名。移しの宮、虚ろな宮、現の宮、、、二荒(ふたら)神社の別称「一宮」が訛ったという説もあるようですが、遠くの幻の宮が、うつつに移った宮、という方が浪漫を感じられます。二荒という名もサンスクリット語のpotalakaの音訳「補陀落」から来ているとされ、チベットのポタラ宮とも通じています。冒頭の写真は外構の設計依頼のあったお客さんの家の近くの路地を出た正面にあった空き家の庭。緑は
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