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「内輪ネタ」が多いコミュニティほどうまくいかない


今日は少々志向を変えて、といってもたまり空間に関係するのですが、集団の”ノリ”について考えてみたいと思います。


内輪ネタは楽しい。楽しいけれど・・・


例えば高校の同級生と飲んでいる場面では

「お前高校の時、○○ちゃん好きでずーっとアプローチしてたよな。まだ付き合ってないの?」

「いや諦めたわ!何年前の話や!」

という具合に特定の人をイジる、ということが良くあります。
(例えがよくないのはご愛嬌)


こうした内輪ネタというのは、その場にいる高校の同級生たちは大変楽しいのですが、その他の人は楽しむことができません。そこに大学の同級生もいたとしたら、その人は話が理解できず、ニコニコして聞いているしかありません。なぜなら、これらは「高校の同級生」という共通項がないと成立しないお話だからです。

当たり前といえば当たり前なのですが、内輪ネタについて深く考えず話してしまう人、意外と多いのではないでしょうか。


こうした大学の同級生が抱く蚊帳の外感というのは、そのままその集団の疎外感へとつながります。折角、仲良くなりたい、楽しく飲みたいと思っていても十分楽しむことができません。むしろ内輪ネタが多いと、2回目以降同じメンバーで飲みたいと思わなくなってしまいます。



上記の例は、あくまで2人組または3人組といった少人数でのお話でしたが、同様のことをフットサル教室や合コン、さらにはオンラインサロンなどのコミュニティ内でやってしまう人をよく見てきました。こうした内輪ネタ、実はコミュニティの消滅を加速させてしまう危険性があります。



”内輪ネタ”はコミュニティの消滅を加速させる


なぜ内輪ネタがコミュニティの消滅を加速させるのか。
理由は大きく2つあります。

内輪ネタがコミュニティを消滅させる理由
①コミュニティに入るための敷居があがる
②コミュニティが負のオーラを纏(まと)ってくる


①コミュニティに入るための敷居があがる
 内輪ネタは、相手との距離感や一体感を高めるツールとして大変有効です。例えばお笑い芸人さんが「あるあるネタ」を披露しているのも、視聴者に「わかる~!あるある!」と思わせて、全体の一体感を育もうとしているわけです。

この内輪ネタ、読んで字のごとく”内輪”ですから、「我々は内輪だよね」と認識するキッカケになります。しかし裏を返せば、内輪に入ることが出来る人と出来ない人を明確に分けてしまう、という効果も持っています。内輪をより強固にする反面、”外輪”との線引きを明確にしてしまうんですね。


すると内輪にいる人はよいものの、外輪にいる人は
「あぁ、あそこはもうグループが出来てて入りづらいな…」と
中に入ろうとする意欲がそがれてしまいます。結果としてコミュニテイ内のメンバーが固定化、孤立化されてしまいます。


コミュニティが長く持続していくためには、入会したり、退会したりと、コミュニティをとりまく人々が流動的に動いていくことが求められます。そのため、過度な内輪ネタは外輪の人々を排斥し、コミュニティの持続を阻害してしまう恐れがあります。


②コミュニティが負のオーラを纏(まと)ってくる

そして何より、内輪ネタを何度も話しているとコミュニティそのものの魅力が半減してしまいます。言い方を変えれば、過度な内輪ネタの使用は、積極的で活発であるはずのコミュニティを知らないうちに”傷の舐め合い会”へと変容させてしまう、ということです。


同じ仲間とばかり話をしていると、最初は思い出話に花を咲かせて大変楽しいのですが、回数を重ねていくにつれて、徐々に身の上話へと変わっていきます。


A:「先日、ウチの親父が入院しちゃって・・・」
B:「お前の親父さんずっと悪かったもんなぁ。ウチもそろそろ親の介護を考えとかないと・・・」
C:「俺も地元に帰って親の仕事手伝うって話してて・・・」


こうした集団になってしまうと、本来、お互いの近況を話したり夢を語ったりして楽しかった飲み会もいつしかお互いの状況に同情する集まりになってしまいます。これでは、コミュニティとしてステップアップしていくことはもちろんのこと、自然消滅していくのは目に見えています。


こうした2つの理由から、内輪ネタの過度な使用は、私たちを社会から孤立させ、最悪、コミュニティの消滅を早めてしまう危険性があります。


まとめ

これまで、コミュニティを俯瞰的に捉え、書いてきましたが、今日はそのコミュニティ内の話題、しかも”内輪ネタ”について考えてみました。


今日のおさらい
①内輪ネタは人との距離を縮めるためには大変有効。
②しかし、外部(外輪)の人を排斥してしまう恐れがある。
③内輪ネタの使いすぎは、コミュニティの消滅を早める。


内輪ネタを話している本人たちは、大変楽しいのでつい話題として話しがちなのですが、その分、相手を排斥していることをお忘れなく。

加えて、内輪ネタにハマッていくと、最終的にはお互いの傷の舐め合いみたいなコミュニティになってしまいます。内輪ネタの輪廻に陥らないよう配慮しつつ、知り合いではない他者への配慮も出来るコミュニティほど、長く持続していくのかもしれません。


コミュニティ内においては特定の人にしか分からない
内輪ネタ、ダメ。ゼッタイ。



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大分県|人が「たまる」空間について考えるHITONOVA代表|コミュニティトレーナー|書くことが好き|でも文章は苦手|ACミラン元コーチ|メンタルトレーナー|駄菓子屋好き|喫茶店好き|☕️は普通|お仕事の依頼はkmtc1011224@gmail.comからお願いいたします📩
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