若手メンバーから不満爆発!ベテランメンバーから協力姿勢が感じられない
「ベテランスタッフに協力姿勢が見られない」
これって、本当に困りますよね。そして多くの組織で課題とあがっていることでもあるのです。
社歴が10年、20年となってくると勤続年数の長い社員も出てくる。(それ自体はありがたいことですが)すると若い従業員と、さまざまなところで温度差が出てくるのは、ある意味で自然なことです。
本記事を読んだら手に入ること
記事を最後まで読んでいただき、実践してもらえればベテラン従業員に協力姿勢を引き出しやすくなります。また、若手従業員の方からの不満も減らせるようになります。
ぜひ、最後までお読みください。
チームをまとめる時は、人間のダークサイドも受け入れる
ズバリ!仕事の評価に「協力すること」を入れましょう。
これ、どういうことなのでしょう?
他の人に協力すること、それ自体は仕事なのでしょうか?
それとも道徳の範囲で考えることなのでしょうか?
ボク個人の本音を言えば、評価項目に「協力」なんてない方が好き。
困っている人や大変な思いをしている人に気がついた人が、組織全体のことを想い、行動する。それが何よりも心地よい。
しかし、これはあくまでもボク個人の「好み」の話。
人が集まれば、さまざまな考え方が存在することになります。つまり常識が人それぞれ違う。というか、もはや常識なんてものに頼っていられない。
また「協力」という言葉の意味さえ、みんなが同じ定義をもっているとは限らないのです。
たとえば「自分の仕事をしっかりやって、なお余力があれば協力すべき」という人もいれば、「まずは協力することが大切、そうでないと気持ちよく働けない」という人もいます。
どちらが正解かといえば、ケースバイケースです。
会社(チーム)の状況、仕事の進み具合、従業員同士の関係性、顧客のニーズ、さまざまな要素によって、その時どきで「協力」の最適解が導かれます。
協力しない理由はなぜなのか?
あまりにも「個人」が尊重されている時代だからこそ「協力」とは何かを明確にし、ルール化する必要があるのです。
気持ちよく協力してくれる人、言わなきゃ協力しない人、言っても協力しない人。この人たちみんなが"なるべく"気持ちよく働ける環境を創っていかなくてはいけない。
ちなみに「言っても協力しない人」には単純に「協力する、しない」とは別のところに課題があります。
主に二つの課題が目立ちます。ひとつは「会社の目標と自分の目標が合致していない」です。
会社のビジョンが浸透していないせいで、自分勝手が許されると思っているのです。「最低限、自分のことをやっているのだからいいだろう」といった具合です。
これは「自由」と「自分勝手」を混同している人がよくしてしまう、誤った考え方。
このような考えをもっているスタッフが存在するのは、トップの責任です。
本来は仕事上厳しくする必要のあった箇所で「なぁなぁ」にしたことが、必ずあるはずです。
もうひとつは「感謝の気持ち」を欠いていること。
「協力」は本来、「いつもありがとう」と「こちらこそありがとう」の循環の中で起こることです。「困った時はお互い様」とか「持ちつ持たれつ」という感覚ことが欠如している人は、伸びません。その人自身が成長を止めています。
また、そういう人が組織内に増えてしまうと、組織自体が成長しない。むしろ後退していきます。
トップは常に仕事に厳しくあるべき。そして「感謝」することを仲間に教え続けていく必要があります。
■まとめ
「協力」を評価の基準にいれる。と同時に、部下との対話を通して評価基準に関係なく、協力姿勢のある人間を育てていく。この二つの点を大切にしていきましょう。
ちなみに、「どれだけ言っても協力しない人」には、ムリに会社にいてもらう必要はありません。
なぜなら、組織を壊すからです。「ベテラン従業員が若手に協力姿勢の無いところを見せても、何も咎められない」が普通になっている会社には未来がありません。
言うまでもなく、その光景を見ながら育った若手も「協力しないことが普通になる」からです。
仲間同士に協力姿勢の見られない会社が、お客様に喜んでいただけるようなサービスを提供し続けることは難しいものです。
顧客のためにも、協力する姿勢を経営者や幹部から、どんどん発揮していきたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
もうすぐ新刊でます。こちらもよろしくお願い致します🙌
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?