人生の中での仕事の位置づけを考えてみた
起業してから、ありがたいことに講演の場に読んでもらうことが多くなった。特に学生向けのイベントに参加した時に学生と話すと、
「就活での見え方を気にする」
「そもそも会社に対する不信感」
「自分のやりたいことが分からない/もしくはこれしかやりたくない」
という悩みがめちゃくちゃ多いように感じる。
ぶっちゃけ、可能性無限大である学生がそんな風に小さくまとまっているのを見ると、とても、とても残念に感じる。
私は仕事は自己表現の一つだと思っているし、働くことが大好きだ。考え方の一つであり、何を選ぶかは選択だけど、この投稿を見て、ひとりでも多くの学生が、他人と比べるのをやめて、自分の人生を歩んでいく人が増えたらいいなーと節に思う。
ちなみに、私の考えは、転職の支援する会社で転職理由を7年見続けてきたこと、11年の社会人経験、起業した経験などから、生まれたものだ。
もっと社歴のある先輩からみたら、考え方がまだまだ浅いかもしれないが
いま思うことをまとめてみた。
「就活での見え方を気にする」
☛素直な自分を見せてその自分を受け入れてくれた会社に入る方が絶対いい。自分の弱いところみせずに、結婚生活で完璧な妻を演じてもしんどいだけ。無理するのは幸せじゃない。大企業に入っても不幸せな人は不幸せだ。
自分にとっての幸せは何かを考えるほうが大事。
「そもそも会社に対する不信感」ex.育休取れるか?休日出勤ないか?
☛時代の変化も激しいし、入社前と入社後・5年後・10年後状況が変わることがあることなんて、当たり前である。でもその時に自分がそこで働く目的があれば、自分で選択したし、しょうがないなって思える。
自分の納得感が何よりも大事。つらいときもそれがあれば踏ん張れる。考えてもしょうがいないことを考えても、時間の無駄である。
ぶっちゃけ、若いうちにフィードバックしてもらえる環境に身を置き、自分の得意を磨くのは非常に大切。年齢が上がれば、周囲も何も言ってくれないし、家庭や介護など他の問題が出てきたときに、自分の得意が少なければ、転職するにも選択肢が少ない。
「自分のやりたいことが分からない/もしくはこれしかやりたくない」
☛仕事とは、なにか?
どんな仕事も顧客からお金をもらうことで、事業が成り立っている。
お金をもらうということは、それを買うと嬉しい・安心する・楽しいなど、価値を感じてもらうからである。(自分が買う買わないの選択しているとき、言葉にしなくてもそういう価値を感じて買っているはず)
当然だが、喜ぶかどうかは、相手が決めることである。
喜んでって頼むものではないし、自分ではコントロールできない。
「こうしたら喜んでもらえるかな」って試行錯誤していく中で、相手に喜んでもらえる時があったりして、それを日々感じるためにまた創意工夫していく中で、自分しかできない得意に磨かれていくものである。
もちろんその過程ではしんどいこともある。
でもその過程の中で、ようやく相手が喜んでくれた時が、とてもとてもうれしいもので、結果、自分の自信につながっていく。
自信が生まれた後に、やりたいことができる。
なので、就活や新入社員のタイミングで、「やりたいことはわからない」はそれがフツーである。
やりたいことは、目の前のことに必死に向き合った人にしか現れてくれない。
やりたいことをやっている充実感を求める人には、次の順番通りにやることが大事だと思う。
顧客に喜んでもらう(目の前の仕事に全力で取り組む)☛できることが増えていく☛自信が生まれる☛やりたいことが生まれる
結局言いたいことは何か?と言われれば
仕事は人生のすべてではないということだ。
あなたの人生があって、人に貢献する・だれかを喜ばせる表現の一つとして、仕事がある。それが家族だけ喜ばせたい(主婦)という選択肢でもよいと思う。
大切なのは自分で決めた、という納得感。
それがあれば、どんな結果も自分で引き受けることができて、
その感覚が、幸せに重要なんだと思う。
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