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【スペイン留学】グラナダでの大学生活

¡Hola!    maiです。

授業開始から10週間以上経ち、あっという間に1学期(primer semestre)も半分を過ぎてしまいました。正直まだ語学力は授業についていくまで伸びてないのでただ藻掻いているだけですが、大学生活のリズムにはだいぶ慣れたかな~ってところです。なので今回は、スペインの、というか私のグラナダ大学での生活を(私の見えている範囲ですが)少し紹介できたらと思います。

ヘッダーは私が通ってるグラナダ大学カルトゥハキャンパスの経済経営学部棟です。観光学科はここの所属になります。


①時間割

グラナダ大学では、1限の授業は朝の8:30から始まります。といっても時間通りにはもちろん始まりません(笑) その時間に何人かは集まってはいますが、大体先生も数分してから来て、そこから準備して、人が少なければ少し待って、みたいな流れなので、授業自体は8:35~45くらいに始まります。大体学生も半分くらいはそのくらいに教室に入ってきます。

1限は10:30に終わり、2限は10:30~12:30、3限は12:30~14:30と続いていきます。最初時間割見た時は「120分授業...?」「いや教室移動の時間ないじゃん」と思ったのですが、毎回20分前くらいには終わるので見てる感じ100分授業っぽいです。チャイムなんてものは存在しないし先生によって前後するので厳密に守られているものでもなさそうです。

お昼休みは14:30から、4限目が始まる15:30までの1時間が充てられています。最初はこれがきつかった...ご存じかもしれませんがスペインはお昼も夜もご飯の時間が日本より2~3時間遅いので、お腹がすいて仕方がないのです。今はもうだいぶ慣れましたが、この間まではちっちゃいパンを持って行って休み時間に食べてました。

同じように100分授業が続いていき、最後6限は19:30~21:30になっています。日本では5限までしか取っておらず、19:00終了でも文句を垂れていたので驚きましたが、履修登録でいい感じに回避できました^^

スペインの大学は大体(グラナダ大学に限った話ではないらしいのですがすべての大学がそうかはわかりません)1つの授業にteoríaprácticaの授業がそれぞれ1コマずつ、計週2コマあります。teoríaでは講義・座学の形式、prácticaではグループワークなどの実践っぽい内容になっていることが多いです。これ、個人的にめちゃくちゃいいなと...!日本で教職課程を取っていてアクティブラーニングについての進化や議論も少しかじったので、良いヒントと視点を得られたように感じています。

一番驚いたのは、授業が月曜~木曜だけなので毎週3連休を謳歌できることです。他の学部や学科の友達は金曜授業があるらしいので偶々観光学部だけなのかもしれませんが。幸か不幸か...
なので金曜に授業がない子たちはみんな華金ならぬ華木という勢いで木曜から夜の街に繰り出しています。私はいつも直帰しますが(笑)


②授業紹介

ここからは私が1学期に履修している授業を紹介します。全部観光学科開講の授業です。

・Inglés Turístico
観光学部1年生の必修授業です。観光に絡めた英語を基本オールイングリッシュで学びます。ホテル、空港、観光スポットなどでのボキャブラリーや英会話から観光関係の会社で使うことを想定したビジネス英語まで、4技能を満遍なく練習します。teoríaの授業では英会話ビデオを見たり、個人やペアでワークに取り組み答え合わせをしたりとわりかし日本に近い形です。prácticaの授業ではグループワークで授業時間内に一つの観光地を紹介するプレゼンを完成させて発表したり、一つのトピックについての少し長めの資料映像を見てサマリーをまとめたりします。
英語なので一番授業についていけていますが、グループワークになるとスペイン語で議論して英語に昇華させていくので完全に頭がキャパオーバーになります(笑) プレゼンを20分とかで作るのも慣れるまできつかったです。

・Patrimonio Histórico-Artístico Español 
観光学部2年の必修授業です。いくつかのスペインの世界遺産や遺跡を取り上げ、その歴史などの基礎知識に始まり詳細な情報や他の遺跡との関係性まで掘り下げていきます。 teoríaとprácticaの区別があまりなく、紹介ビデオを見て、資料映像を見て、その後講義を聴きながら思い思いに意見し合うような授業です。グループワークが今週課されたのでこれから取り組む感じになると思います。
考古学や史学の学生も取っている授業なので色んな視点からの意見が飛び出して面白いのですが、まだ自分から何か発言するには至ってない状況です。スペインの遺産と言われて自分がぱっと想像するような華やかなものだけでなく、普段自分があまり触れない、発掘されたような遺跡なども紹介されます。今まで訪れたことのある場所が出てくると、授業受けた後にもう一回行きたいな~と旅行欲求が掻き立てられるので聞いていて楽しいです。

・Marketing de Productos Turísticos
観光学部3年の必修授業です。観光ファクターや観光分野に関わる様々なポイントに目を向け、それらをより魅力的に発展させつつ、いかにマーケティングをしていくかについての授業です。発展という部分にも重きを置いているので、いわゆる「経済学らしい内容」がそれほど強くなく、経済学分野を深く学んできていない私でも理解できる内容です。 teoríaでは基礎知識や分析、実際の例などに触れ、prácticaでは与えられたテーマでレポートとそれに基づいたプレゼンをグループワークで取り組みます。
この間私たちのグループにテーマは「観光分野の専門教育」で、大学や専門学校での専門教育・現場での教育プログラム・経験からの学びに分け調査と考察をまとめました。3年生の授業なので内容自体のレベルも高くなっており、グループワークでの議論も専門性が増すのでついていくのに必死、というかいつも完全においていかれるので、後から少しずつ自分なりにかみ砕いてます。


、、、といった感じです。

履修登録では「面白そう!」というフィーリングだけで選んだので色んな学年の授業を取ってしまったので友達ができずかなり困っています(笑) 特にグループワークは近くに座っている子にメンバーに入れてとお願いすることもありますが、2,3年生の授業はみんな仲いい子同士で組むことが多いので新参者は普通に詰みます。授業外で組んでおいてねと言われることもあるので、「詰んだ」と思ったらいつも先生に「まだグループ組めてません、留学生で9月から来てて友達居ないし」って事情を説明してどこかのグループに入れてもらってます。これが結構緊張する...よくこんな私を優しく受け入れてくれるな、と毎回嬉しさと暖かさで泣きそうになります。

履修している授業の時間割の関係でお昼を学校で過ごすことがないのも、友達がなかなか出来ない原因の一つなような気がしています。綺麗な時間割にしたくなるのも日本の大学生活の頃の癖だな~と思ったり。

まだ授業についていくには時間がかかり、ただスペイン語のシャワーを浴びながら掴めるところだけ掴んでいく感じの毎日です。でも焦っても落ち込むだけなタイプなので、自分なりのペースで少しずつでも前に進めればいいなと思います。

と、言い訳だけ言い残して今回は締めておきます(笑)


では。

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