失くしたときめきを探しにいこう

今年に入ってから、よく感じることがある。
「こんなに自分が何もできないんだなあ」ということ。

お仕事のお声がけをいただいても、
初動で僕のほうから手を引かせていただくことも、
かなり増えた。

期待に応えられる観測がない。
納期が迫ってから、「やっぱりできませんでした」では、
先方も大迷惑なので。

努力と根性っていうのは、
あんまり好きじゃない。
ただ、数年前や会社員のころは、なんとか喰らいついて、
不恰好でも、形にできていたと思う。

元からそれほど、
熱く、頭に血を登らせることはない。
それにしても、最近は、本当に冷め切っているし、
すぐあきらめる。
他人にもそれほど興味もない。

人生の大事件のようなことも、
ひとしきり経験してしまったのかもしれない。
笑うこと、泣くこと、怒ること、驚くこと、特にないのだ。
「そんなもんだよね」と、妙に物分かりがいい。

「こんなに自分が何もできないんだなあ」というのが、
これからの僕の伸びしろであるためには、
「みんな、オラにちょっとチカラを分けてくれ！！！」
そんな、ときめきがいるんだと感じる。

特に仕事に関して言えば、
ほぼ孤立無援でここまで戦ってきた。
チームや連携は、実はよくわからないし、苦手。
他人に段取りを決められ、
仕切られると、なおさらやる気がなくなっていく。
他人に頼るのも、お願いするのも、相談するのも苦手なのだ。

39歳10か月のジジイのときめきって、
なんだか気持ち悪いけど。
そういうのが今は必要らしい。

失くしたときめきを探しにいこう。