義母はあくまで義母であって、他人なんだ。

妻の地元に引っ越してきてからの約1年間、毎日のように義母と会ってきた。
妻の実家まで歩いて5分くらいなので当然のことなんだろう。
この1年で義母との距離感みたいなものが掴めた気がする。

「ほんとうのお母さんみたいに接していいんだよ」と義母は言ってくれるけど、その優しさを素直に受け入れられるほど、僕は人付き合いが得意ではない。

かといって、いつまでも近所のおばさ…あっ、近所のお姉さんみたいな距離感なのも、逆に心を開いていない感がある。

どうしたもんかと悩みながらも、たまにタメ口、たまに敬語のスタンスで距離感を探り、あることに気づいた。

義母は他人。本来なら「見知らぬ誰か」だということを忘れてはいけないな、ということ。

ふとした発言や行動に、僕とは違うなと思う瞬間がある。
例えば、ちょっと遠くまで買い物に出かけたとして、「〇時までには帰ってきたいよね」の〇時までに帰ってきたことがない。
晩御飯はコンビニのパンとかで適当に済まして、その分買い物を楽しもうとする。
僕はどちらかというとゆっくり晩御飯を食べたいし、次の日のことが次第に気になり始めたりするので、できれば夜には余裕を持って行動したい派である。

あとは、手土産をたくさん用意する。これはじじばばにあげて、こっちは甥っ子に、という風に。楽しさを共有しようとする気配りがすごいと感心するんだけど、僕の家系はそういう文化がなかったので、すごく新鮮であった。

距離感が近ければ近いほど、自分と感覚が同じだと錯覚しがちだけど、あくまで他人なんだぞ、という人間関係の基本をこの1年で学んだ気がする。
これは「義母」という関係性に限った話ではなく、職場や友人などあらゆる人間関係にあてはまることだと思う。
この感覚を忘れてしまうと、相手のミスを認められなかったり、自分ばかり正当化してしまったりするんじゃないだろうか。

あと数年はいまの生活スタイルのままなので、もし義母との距離感がもっと近くなったときには、この感覚を忘れないように気をつけなければいけない。

ところで、義母との距離感がもっと近くなることはあるんだろうか。
おもいっきりため口でいってみようかな。
いや、やめとこう…。



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