お茶を飲む者は呼吸を制し、心身の健康を制す
こんにちは。
心のお茶室【日本茶×オラクルカード こころの処方煎プロジェクト準備中】のこまちです。
近年では記録的なヒットになった某アニメ漫画の影響もあって、
「呼吸」というワードがは大変よく聞きます。
今日は呼吸とお茶についてのこまち論をご紹介します。
呼吸と身体と心
私たちは1日に約2、3万回の呼吸をしているそうです。(驚)
呼吸は当たり前のように行っており、しないと死んでしまうので、
「呼吸の大切さ」については、今更説明するまでもないですね。
しかし、あなたは自分の呼吸のペース、自分の呼吸法を意識したことはありますか?
呼吸の状態と身体や精神状態は密接に関わっています。
最近はマスク着用時間も長く、無意識に呼吸は浅くなりがちです。
呼吸が浅いと、疲れが取れにくくなったり、免疫力・集中力の低下、腰痛や肩こりにもつながります。
身体と心はつながっているので、そうするとメンタル的にも支障が出ます。身体が不調だと気分は上がりませんし、不安感やイライラも強くなります。
逆に、心→身体のパターンも起こりますね。
緊張している時、ストレスを感じている時は呼吸がとても浅くなります。
また、普段何気なく作業や仕事をしている時でも、意識してみると意外と呼吸が浅いことに気づくかもしれません。
無意識のうちに呼吸が浅くなり、身体の不調を引き起こすことも。
一方、ラジオ体操やヨガでも必ず組み込まれている、深い呼吸。
この深呼吸には健康上たくさんの効果がありますが、中でもお茶と相性が良いなと思った効果が、やはりリラックス効果。
普段私たちが落ち着かせたい時は深呼吸をするように、
深い呼吸は心を落ち着かせる効果があります。
深い呼吸をすると、脳まで新しい酸素が行き届き、血液の循環が良くなります。
そうすると、交感神経と副交感神経のバランスが整い、ストレス緩和や、
セロトニン(通称:幸せホルモン)の分泌促進につながります。
実はお茶に含まれるテアニンという成分も、このセロトニンを増加させる作用があることが判明しています。
セロトニンは私たちの脳を活性化させ、精神の安定や平常心を助ける働きのある脳内物質です。
つまりお茶と深呼吸でセロトニン爆増の可能性がある?
これはもう積極的に深呼吸してお茶を飲みたいですね。
口呼吸と鼻呼吸
呼吸には、口呼吸と鼻呼吸の2種類があります。
口で吸ったり吐いたりする口呼吸は自律神経失調症や肝機能の低下、便秘など様々な病気に繋がると言われており、避けることが望ましいです。
一方、鼻は、吸った空気を浄化してくれる機能がある為、鼻呼吸であれば喉や肺にとって負荷がかからないようにしてくれるそうです。
つまり呼吸は呼吸でも、鼻呼吸を積極的に意識したいところです。
というわけで、
深い鼻呼吸を意識しながらお茶を飲むことは
精神の安定につながり、心と身体の健康に繋がる
と言える。というのが私の極論でございます。
普段お茶の時間は取っていますか?
深い呼吸は意識しないとなかなかすることがありません。
普段からお茶の時間を取っている人も、取っていない人も、この機会に、週に数回でも
呼吸を整えるお茶の時間を作ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、やり方は自由ですが、
以下は、こまち考案<茶の呼吸 急須Ver.>
よかったらぜひ参考にしてみてください❤︎
茶の呼吸 壱の型 急須淹れ
【Step1 湯を沸かす】
湯を沸かす間は、軽く呼吸を整えましょう。
口から息をはーっといいながら吐き出し、
鼻で大きく吸い込んで、また口から吐き出します。
吸い込んだ息を口と鼻を通じて体内で循環させるイメージです。
お持ちのケトルややかんで湯を沸かすと思いますが、何分ほどかかりますでしょうか。
こまちのケトルは結構チープなのでそこそこ時間はかかりますが、
「まだ沸かんのかー!」とイライラするのではなく、呼吸を整える時間にすると思うと、チープでよかったかもしれないという思いも生まれて、、き、、ます。
【Step2 急須に茶葉を入れる】
急須に茶葉を入れる時、なくてもいいっちゃいいですが、
このひと手間で呼吸が楽しくなる方法があります。
それは、
空の急須に熱湯を注ぎ、急須を温めること。
急須が温まったら、中のお湯は捨てます。
急須の中、濡れてますが、そのまま茶葉を入れます。
4〜6gほどですかね。今回はお茶のいれ方ではないのでお任せします。
茶葉を入れたら蓋をして、茶葉が広がるように(急須内の壁に接触するように)急須を少しフリフリします。伝わりますでしょうか。
そしたらもう一度口から息を大きく吐いて、、、
急須の蓋を開けて中を嗅いでください。鼻から大きく、吸い込んでください。
それはもう、お茶の香りがすごいです。急須が温まっているので、お湯を注ぐ前なのに、一層香りが立ちます。
このひと手間、めんどくさければ普通に急須に茶葉入れて、嗅いでください。笑
【Step3 湯を注ぐ】
お好きな湯温で、湯を注ぎ、抽出時間の間、待ちます。
この間はゆっくり鼻呼吸をしましょう。鼻で吸って、ゆっくり鼻から吐きます。
飲むときの香りは少し飛びますが、構わないのであれば蓋をせず
立ち上がる湯気を見ながら、鼻呼吸をすると
お茶の香りが鼻に入ってきて癒されます。
ほうじ茶などはこの方法、おすすめです。
呼吸だけに意識を向けて、広がる茶葉を眺めながら、ぼーっと、短い間ですが30秒、1分、待ちましょう。
【Step4 お茶を飲む時】
蓋を外していた人は蓋を戻し、湯呑みにお茶を注ぎます。
最後の一滴まで注いだら、ここでまた息を大きく吐きます。
そして蓋を外し、鼻で急須から香りを吸い込みます。
お湯を注ぐ前とはまた違ったお茶の香りがするはずです。
心が落ち着いたら静かに湯呑みを口元に運びます。
飲む直前にまた一呼吸、鼻で大きく吸います。
お茶の優しい香りに包まれます。至福の瞬間です。
茶畑からよくぞ私のもとまでやってきてくれた!!そんな気分になる瞬間です。
脳内お花畑ならぬ、脳内茶畑です。
火傷に注意しながら、お茶をゆっくりと口に含み、味わい、飲み込んだあと、
鼻で大きく息を吸ってみてください。
そして細く、ゆっくりと鼻から息を出します。
吐く息と共に、鼻から抜けていくお茶の香りも感じられるはずです。
長々と書きましたがポイントは3つ。
◯茶葉の香りを楽しむ!
◯待つ時間は呼吸の時間!
◯蓋を開ける時はまず口から息を吐き切ってから!
こんなところでしょうか。まあ自由にやってください。←
お茶を飲む者は呼吸を制し、心身の健康を制す
いかがでしたか?
毎回これの通りするわけではないし、私もしているわけではありませんが、
お茶沼にそこそこ?ハマっている人間としてはそうでない方よりも
お茶をいれる時にスーハースーハーしているはずです。
あなたもふと気がついた時で良いので、
お茶をいれながら呼吸を整えることを意識してみませんか。
おわり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?