見出し画像

頭痛、肩こり、ぎっくり腰が、良くなってきた。誰でもできる私の習慣。

梅雨時は、私にとって最悪の時期。
気圧の変化に湿気ムンムン、体の不調が加速します。
おまけにクーラが苦手なので、どこに行っても地獄です。

私は、二十歳はたちの頃からずっとずっと、頭痛・肩こり・ぎっくり腰に悩まされてきました
頭痛外来、整形外科、整骨院に鍼灸院…行ってはガッカリの繰り返し。
医療費だってばかにはなりません。

これらの症状、残念ながら周りからは見えません。
(腰痛爆発した時だけは一目瞭然ですが…)
だから同じ症状を持つ方にしか理解してもらえないのが辛いとこ。
頭痛がひどくて…なんて職場で訴えても、

バファリン飲んだら?

と言われるのがオチです。
正直、死んでしまいたくなります。
毎日欠かさず飲んどるわ!


信頼できるお医者さん

そんな悩めるある日のこと、知人に紹介された脳神経外科を訪れました。

実は私、脳神経外科(頭痛外来)が苦手です。

とにかく混んでる。

待って待って待って待って待った挙句に診察3分。
お薬出されてサヨウナラ。

意味あんのか?
と思いつつ、痛み止めに釣られて通ったこともありました。

しかし、その紹介されたお医者さんは、
私の話をじっくり聞いて、CT検査の結果も診ながら丁寧に解説してくださいました。そして一言、

痛みとはどう付き合うかが大切です。

薬を飲むタイミング
頭痛肩こりを軽減するストレッチ
深呼吸の大切さ
と、丁寧に教えてくださいました。
ちょっと、いやだいぶ衝撃でした。

正直なところ、特に新しい情報はありません。
プロの頭痛・腰痛持ちの私にはすでに知っている情報です。

ただ、知っているだけで正しい使い方を知らなかった。

それをお医者さんから丁寧に解説していただくと、スッと安心するのです。
インターネットに溢れる情報に溺れていたのもストレスだったと気づくのです。
お医者さんの腕前は、突き詰めたら「信頼感」だなと実感しました。

この先生に出会えて、次の問題は、
要は自分でしか治せないということです。
教えていただいた通り、服薬やストレッチで痛みをコントロールしていきますが、すぐには結果につながりません。

意識低い系の私が、“丁寧な暮らし”をやってみた

“丁寧な暮らし”と聞くたびに、お金と時間のあり余るセレブはいいね、と流してきました。毎日バタバタしている私にはどっか遠くのお話だと。

でも、先生に教えていただいたことを実践する中で、
徐々に気づき始めたのが「丁寧にすること」の大切さでした。

例えば寝る前、呼吸の流れに集中しながら、深く大きく深呼吸を繰り返すことで、寝つきの悪さが劇的に改善しました。
睡眠不足は頭痛の最大原因です。

寝たい眠れない寝たい眠れないとヒツジを10万頭数えるよりも、
一旦落ち着いて、ゆっくり深呼吸をすることで、
吸い込まれるように眠りに落ちる。その経験が次につながりました。

今、実践していること

流れに任せて暮らしていると、諸事雑に済ませてしまいます。
私は、暮らしの作業を意識的に「丁寧にしよう」と心がけ始めました。

■食器を丁寧に洗う

力を抜いてひとつひとつの動作を意識しながら食器を洗います。
いやいやゴシゴシ洗うより、汚れがきちんと落ちていきます。
おまけに手から滑り落ちて割ったり欠けたりイラつくことも無くなりました。

そして、洗い終わった後には、気持ちもスッキリしています。
結局、慌ててやるのと時間はほとんど変わりません。

■顔を丁寧に洗う

肌荒れも大きな悩みの私は、洗顔料探しの果てなき冒険者です。
でも、しっかり泡立てて、力を入れず、ぬるま湯で丁寧に洗うことを意識した途端、洗顔料ではなくて洗い方だと気づきました

洗い上がりの肌のつっぱり感がなくなって、肌荒れも大幅に改善しました。
結果、ストレス源も大幅減です。

■アイロンを丁寧にかける

私は化学繊維は肌が荒れるので大の苦手。綿素材しか身につけません。
おかげで、アイロンがけも大変です。
かけた端からシワがよる…イライラで顔までシワくちゃです。

でも、力を入れずゆっくりと繊維の上を滑らすようにアイロンがけをすることで、綺麗にシワが伸びていきます。
結局、必死にやるよりも早く綺麗に仕上がります
当然、袖を通すときにもご満悦。

■階段を丁寧に上がる下がる

階段ダイエットを実践中の私は、駅の階段、会社の階段、一日何度も上がり下りをしています。
そのとき、足裏に階段を感じながら、一歩一歩と上がったり下ったりするように心がけます。
そうすると、何だかすごい充実感。
しかもバタバタ登るより疲れないのです。
息が整うからでしょうか。専門的なことは分かりません。

■掃除を丁寧にする

掃除はめんどくさいです。
吸引力が自慢の掃除機で、ゴミが残るとイラつきます。
でもそれは、雑にかけるから

ゆっくりと丁寧にかけたらワンストロークで「チリひとつ取り残さない床」が実現します。その後は、汚れを取るためにウエットシートで床拭きすれば、素足で歩きたくなるフローリングの完成です。
結局、丁寧にした方が短時間で綺麗になる上に、気持ちも大変落ち着きます

■丁寧に座る

腰痛持ちの最大の敵は座り仕事です。
職場の椅子など、自分に合わない椅子に座ることも多々あります。
でも実は、座り方が問題です。
ついついダラっと、背中を丸め腰を落として座っています。

私は椅子に座ると腰のあたりに「腰枕」を当て、姿勢を正します。
腰枕には体重をかけず、落ちないように意識をするだけ。
お尻の下に体の重みを感じる姿勢が最適です。
でも、ずーっとこの姿勢を保つのは至難の業。
座り直すタイミングに意識して補正します。

■そして何より深呼吸

毎日生きてりゃ嫌なことが山盛りです。
私は家を出るとき、会社の始業前など、あーやだなーという感情が湧き起こるたびに空気の流れを意識しながら2、3回深呼吸を行います。
トラブルに直面したとき、嫌なことがあったとき、怒りそうになったとき、感情が波立つその前に、席を外して深呼吸をしています。
そうしたら、スッと凪の自分に戻れるのです。

実は、腰痛対策にも効果がありました。
椅子を立つ時座るとき、あ、やばい腰痛くなるかも…っと思ったら、姿勢を正して深呼吸で気持ちを整える。そうしたら痛みの予兆が消えていきます。
立てなくなるようなぎっくり腰は、しばらくやって来ていません。

★大切なこと

「丁寧にする」のが目的です。そこに意識を集中します。
力を入れない、ムキにならない、結果を追わない。
汚れが落ちる、シワが伸びるのは結果です。
そこに意識を持っていくとストレスになってしまいます。
ただ、力を抜いて「丁寧にやろう」と意識するのが大切です。

力を抜いて生きよう

丁寧にして良かったことは、
・いろいろ上手くいくようになる
・何でもない家事に充実感を覚える
そして、ストレスが減る。

私の場合、頭痛、肩こり、腰痛は、ストレスと自律神経の不調が招くものと実感します。

自分で痛みを作ってる。

雑にしている時って、別のことを考えながらしています。
変な力も入っています。
つまり、ずぅーーーーとストレスと同居しているのです。

力を抜こう
丁寧にやってみよう
そのことで不安と妄想に溢れる日常の流れから、自分の意識を切り離す。
そんなきっかけになっているのでは?と考えています。

それで作業の結果も良くなる。良い循環が生まれます。

***

完全に痛みがなくなったわけではありません。
鎮痛剤は相変わらず持ち歩いています。
ただ、痛みも飲む量も、劇的に減りました

痛みとどう付き合うか。
痛みに私がコントロールされないことが大切だと思っています。

特別何かを始めるの大変だし、続かないこともしばしばです。
毎日やらねばならないことのやり方を、少し変えてみる。
そのことで、生活の質がググッと上がります
お金も全くかかりません。
時間もほとんど変わりません。

私と同じ痛みに苦しんでいる方はたくさんいらっしゃると思います。
この経験が、少しでもお役に立てるなら幸いです。





この記事が参加している募集

#QOLあげてみた

6,336件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?