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ドイツの哲学者いわく、「この世で一番の哲学者は、ファーマーである」

9月中旬に母と蒔いた大根の種…、

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こんなに成長して、立派な大根になりました^^

1-大根-c

あの小さな種の一体どこからこんなモノが出てくるのかと、見つめていると不思議でなりません…。種のもつエネルギーって、すごいですね。

大根と一緒に蒔いた、白菜の種も見事に成長しています。

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こちらはまだ収穫はできませんが、真ん中が丸く膨らんできました。これから結球していく様子を見届けるのが楽しみです。

9月、大根と白菜の隣に、ブロッコリーの苗を植えました。

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3-ブロッコリー-c

こちらも大きく成長し、いくつか、実を付け始めています。


冬の食卓を彩ってくれる、野菜たち。春には収穫を終え、それぞれに黄色い菜の花を咲かせて、菜園がお花畑になります。

季節は巡っていき、命は巡っていく…、、、

「世界で一番の哲学者は…」

以前、アートセラピーを学んでいたとき、哲学者でもあるドイツ人の先生が「世界で一番の哲学者は、ファーマー(農民)です」とおっしゃいました。

「植物を育てるには、土を耕し、種を蒔き、水をあげ、細心の注意を配って育てていかなくてはなりません。それでも、自然は自分の思い通りにはならず、期待した収穫が見込めないこともある。彼らは自然と向き合い、そこから多くの忍耐を学んでいます」と。

なんとなく分かったような…。でも、農業と哲学がイメージのうえで繋がりませんでした。忍耐という言葉も、重く聞こえてきて、先生がなぜ、アートセラピーの勉強の中で、そうお話されたのか、理解できていませんでした。

あれから十数年。様々な人生の学びを経て、いつの間にか、先生の言葉がすんなりと腑に落ちるようになりました。忍耐という言葉の深さも、以前よりも理解できるようになってきました。

すべての命には、成長と発達のしかるべき順序があって、どの段階も重要で、時間がかかる。省略できる段階はひとつもない。

自分の力ではどうにもできない問題なら、笑顔をつくり、穏やかな気持ちでそれらを受け入れて生きるすべを身につける。そうすれば、そのような問題に振り回されることはなくなる。

野菜を育てていると「自然のルール」を実感します。そこには、命の輝きや成長を見守る喜び、収穫したものによって自らの命を支えてもらえる感謝も…
ああ、だから、農家の人たちは、あんな大きな笑顔で笑えるのか、と。

まだ、よちよち歩きのファーマーですが、喜びとともに、これからも自然とともに人生を学んでいこうと思います。

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