まめ雪(旧名:Cold Moon)

令和6年正月、クリエイター名を変えました。 主に気になる国内外のドラマや映画の感想、そ…

まめ雪(旧名:Cold Moon)

令和6年正月、クリエイター名を変えました。 主に気になる国内外のドラマや映画の感想、そして時々日常生活のことも書いています。細々と続けているつもりの中国語と英語の学習に役立つことを期待しつつ、大好きな海外ドラマを楽しんでいます。

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最近の記事

台湾旅行から帰って日本で見つけた台湾〜映画・テレビ・台湾祭

今年2024年3月の終わりに友人と二人で台湾に行ってきました。 突然の台湾旅行提案にすぐ乗り気になってくれた彼女。二人で会ってすぐ日取りを決定し、程なく航空券とホテルを予約。「そのうちに・・・」なんて言っているといつまでも行けないことは二人ともわかっていたので、結構即断即決でした。 ところが予約後間も無くいろいろ私にゴタゴタが発生して暗雲が立ち込め、念のためキャンセル保険も入りました。出発当日まで本当に行けるのかドキドキでしたが、途中の電車もフライトも遅れることなく、無事に念

    • 映画『落下の解剖学』

      映画館を出た時、重い気持ちだった。 主人公のサンドラとその夫のサミュエルはかつてロンドンで出会ったが、そこでの生活が経済的に苦しくなり、今は子供ダニエルとの家族3人で夫の故郷であるフランスの田舎で暮らしていた。サンドラはベストセラー小説家となった一方、かつては小説を書くことを目指していた夫は行き詰まった。彼のその後の生活スタイルはいわゆる”主夫”のような感じなのだろう。妻はドイツ人、夫はフランス人。まだ幼い息子は視覚障害があるが、先天的なものではなく、ある事故が原因。 ある

      • 台湾に行ってきました!というnoteを書こうとしていた矢先に、今朝台湾で大きな地震がありました。旅行中楽しく過ごした街並みやそこで出会った人々を思い出すと悲しくなります。被災された方々をはじめ台湾の皆様に心からお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心から願っております。

        • 映画『カラオケ行こ!』 中学生の合唱が心に響いた

          2024年日本 出演:綾野剛、齋藤潤 他 監督:山下敦弘 裏社会がいろんな意味で美化されてしまうような映画もドラマもあまり好きではないが、そんな風に考えている私にも、この映画はとても面白い映画だった。  "ブラック企業"の男・成田狂児と中学生・岡聡実との交流は、現実にはありえない一種のファンタジーに思えたが、綾野剛と齋藤潤くんの演技やセリフの面白さのおかげで何度も笑えた。 そして、この映画を見ている間、知らぬうちに時折つーっと涙が流れた。それは、映画の初めの方で舞台が2

        台湾旅行から帰って日本で見つけた台湾〜映画・テレビ・台湾祭

        • 映画『落下の解剖学』

        • 台湾に行ってきました!というnoteを書こうとしていた矢先に、今朝台湾で大きな地震がありました。旅行中楽しく過ごした街並みやそこで出会った人々を思い出すと悲しくなります。被災された方々をはじめ台湾の皆様に心からお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心から願っております。

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        • 映画鑑賞記録
          4本
        • 台湾・中国以外のドラマ(日本・英語圏など)
          10本
        • 日々のいろいろ
          7本
        • 台湾のドラマ
          10本
        • 中国のドラマ
          4本

        記事

          最近見るのを諦めた台湾ドラマ2本

          最近見始めたドラマ2本を、途中でやめました。 偶然だけど、どちらにも朱軒洋(Brant Zhu)という若い俳優が重要な役どころで出演していた。 『追撃者〜逆局〜』 まだ感想を書いていないのですがずっと見ていた『お仕事です!〜Ark of life〜』が終わって、後番組のこのドラマを引き続き見始めました。毎回「暴力的なシーンが苦手な方は試聴をお控えください」的なコメントがドラマの初めに画面の隅に出ていて気になっていました。事件も気持ちが悪いし、殺人事件の被害者もかなりグロテ

          最近見るのを諦めた台湾ドラマ2本

          映画『PERFECT DAYS』

          2023年 日本・ドイツ 監督:ヴィム・ヴェンダース 主演:役所広司 静かな映画だった。映画館で近くの席から”zzz・・・”と聞こえてきた。 まぁ、そのくらい静かな映画だったということだろう。 仕事が何かは別として、こうして同じような毎日を黙々と淡々と過ごしている人は多いだろうと私は思う。私には、平山が特別に無欲で静かな人には思えなかった。 コロナ蔓延、ウクライナ侵攻があってから、私自身何でもない普通の日々が送れることを強く願うようになった。派手な楽しみや驚くような出来

          映画『PERFECT DAYS』

          映画『枯れ葉』

          2023年 フィンランド・ドイツ 監督:アキ・カウリスマキ フィンランドのヘルシンキが舞台。 主人公アンサもホラッパも、どちらかといえば生活は苦しく、地味に質素に暮らしている普通の人たち。そんな二人のラブストーリーだった。 物語の初めの方でアンサの勤務先スーパーの更衣室が出てきた。赤とシルバーが印象的で北欧風のおしゃれさを感じた。 顔の表情を変えない人たち。動きもあまりない。セリフは、この言語が全くわからない私には随分と棒読みな感じにも聞こえた。全体的に実験的な映画のよう

          映画『父は憶えている』

          2022年 キルギス他 監督 : アクタン・アリム・クバト ストレートな邦題、キルギスが舞台ということ、またストーリーにも魅かれて、今年の最初の映画はこれを観ました。 出稼ぎ先のロシアから23年ぶりで帰国したザールクは、記憶も言葉も失っていた。何も言葉を発しない。表情も変えない。村の仲間や家族は一生懸命話しかけ時には外に連れ出して交流するが、目立った変化はない。かわいい孫娘との交流をきっかけに笑顔を見せるわけでもない。 ずっと表情を変えないザールクは記憶をなくした狂人の

          映画『父は憶えている』

          令和6年にやってみようと思っていること

          新しい年を迎えたことを機に年明けに髪を短くし、このnoteのクリエイター名も変えて見ました。それ以外にも、今年新たにやってみたい事やまた再開したいこと、諦めずに継続しようと思うことがあります。新年の抱負というほどのものでもありませんが、今年の年末に自分で読み返したら面白そうなので書き出してみようと思います。 台湾に行きたい コロナ禍の最中にパスポートが失効しました。近所の人にも気軽に会えない生活の中では海外旅行なんてもう当分行けないだろうと思い、期限が近づいても更新する気

          令和6年にやってみようと思っていること

          年末に黒豆を煮て思ったこと〜心境の変化〜

          この数年、おせち料理の黒豆と田作りは自分で必ず作っています。 田作りは、簡単でほぼ絶対に失敗しないレシピを手に入れて以来、買ったものより断然美味しく家族の評判もすこぶるよいので毎年作っています。 黒豆も毎年煮ているのですが(上の写真はお借りしたもので私の作ったものではありません)、今年思い切ってレシピを変えて見ました。 柔らかく煮あがって味は美味しいものの、実は毎年「皮がむけてしまう」問題が気になっていたのです。原因はわかっていて、煮ている途中にお豆が煮汁から出てしまうこと

          年末に黒豆を煮て思ったこと〜心境の変化〜

          クリエイター名を変えました。

          年末年始にいろいろと思うところあり、平成6年正月にクリエイター名を ”Cold Moon” から "まめ雪" に変更することにしました。今年一年はこの名前で書いていくつもりです。よろしくお願い致します。

          クリエイター名を変えました。

          『デイ・アンド・ナイト〜同じ顔を持つ二人の追撃者』(中国)

          2017年の中国ドラマ。今年2023年の秋にテレビ放送されていたのを視聴した。 日本のドラマでは刑事ものは基本見ないのだけれど、中国語ドラマだと何故かわりと見る。 一家5人殺人の罪の濡れ衣をきせられ逃亡者となった弟・関宏宇(グアン・ホンユー)と、その冤罪を晴らそうとする元警察官の兄・関宏峰(グアン・ホンフォン)。瓜二つの双子のこの兄弟が物語の主人公だった。一人二役を演じたのはパン・ユエミン(潘粤明)。 このメインの冤罪事件のほかに、様々な事件が絡んでくるのだが、それらの事件

          『デイ・アンド・ナイト〜同じ顔を持つ二人の追撃者』(中国)

          2023年秋にずっと見たドラマは『パリピ孔明』だけだった

          秋のドラマは、なんとなく気になったものをいくつか途中から見始めたのだが(初回ってみそびれることが多い)、結局最後まで気に入って見たのは『パリピ孔明』だけだった。 『うちの弁護士は手がかる』も少しみた。見る前はムロツヨシが”手がかかる”弁護士なのかと思い、「濃くて疲れそうだなぁ」と敬遠していたところ、彼は手がかかる弁護士のお世話をするパラリーガル役とわかって、それなら面白そうだと思って見始めた。留守中に録画を忘れたのをきっかけにみるのをやめてしまったが、卒なく人をお世話する苦

          2023年秋にずっと見たドラマは『パリピ孔明』だけだった

          台湾ドラマ『おんなの幸せマニュアル2』をもう一度観た

          半年ほど前に見てこのnoteに感想を書いたのだけれど、この数ヶ月自分の周りでいろんなことが起きて、家族・人間関係についていろいろ感じることがあり、なんとなくもう一度見たくなった。 前に書いたこのドラマの感想にも書いたが、一つの家族の物語というだけでなく、女性を取り囲む様々な社会的な問題も盛り込まれていて、更年期の女性を描いていたためかちょっと騒々しいなぁという感じは受けたけれど、面白かった。日台の女性が同じような問題に悩まされているのだと実感した。 主人公チェン・ジアリン

          台湾ドラマ『おんなの幸せマニュアル2』をもう一度観た

          文楽 初代国立劇場さよなら特別公演

          文楽が大好きで、気づけば出逢ってから25年ほど。文楽を見に何度も通った国立劇場が2023年来月10月末で閉場する。 『菅原伝授手習鑑』を春公演とこの秋公演で通しで上演するということで、春に続いてみに行った。 今まで見たことのなかった段も見られ、1部2部を1日で見るのはなかなか体力的には大変だったが、やはり続けてみると物語の流れが自然と入ってきて面白かった。 舞台装置や演出もいつも以上に華やかで美しい気がした。菅原道真公には個人的にちょっと思い入れがあり、この演目が最後に通しで

          文楽 初代国立劇場さよなら特別公演

          『こっち向いてよ向井くん』(日本)

          2023年・日本・テレビドラマ 夏は暑さに負けて面白そうなドラマを調べる気にもなれず、これもなんとなくみ始めたのだけど、目を引く派手さがない分、リラックスしてみられる。 先日見ていて、かなり前に見て大好きだった台湾の恋愛ドラマ『イタズラな恋愛白書 原題:我可能不會愛你(2011年)』をふと思い出した。恋愛からちょっと遠ざかって仕事をバリバリこなす30歳のキャリアウーマンの主人公・程又青をアリエル・リン、彼女がなんでも話せる気の置けない昔からの男友達・李大仁をチェン・ボーリン

          『こっち向いてよ向井くん』(日本)