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2024年春3泊4日台湾旅行2日目

1日目の夜は、「明日どうしようか」(あまり細かい日程は決めずにきたブラブラ旅行)という話で結構夜遅くまで起きていた割には体内時計で7時くらい(つまり日本の6時)に目が覚め、ちょっと寝不足の朝を迎えた。

バイクの波と素食とお寺

今日の予定は、永康街、松山文創園区の誠品書店、夕食は明月湯包くらいのゆるいプランで、8時ごろ朝食を食べようととりあえず外出。
ホテルの前の交差点が台湾らしいバイクの波を見られるポイントだと聞いていたので出てみると、本当だ!すごい!テレビで見るような夥しい数の通勤バイクが道路を埋め尽くしていた。台湾だ〜。

前日は夜暗くなってからの到着だったので気づかなかったが、ホテルの1階に小さな食堂があって、”素食”と貼り紙があった。ベジタリアン料理のことだ。久しぶりの海外旅行の興奮と寝不足で旅行二日目にしてちょっとお疲れ気味の日本人女性二人は、その貼り紙に吸い寄せられるようにお店に入った。
”入った”と言っても、基本はテイクアウト(台湾では”外帯”というらしい。こういう言い方も、台湾と大陸では違うのが面白い)のお店らしく、そこで食べる人はあまりいないのか小さなテーブルに椅子が二つあるだけ。そこで、養生粥45元ワンタンスープ45元を頼んだ。朝にぴったりの優しい味わいだった。店主の女性と少し話したが、飾り気がなく誠実そうでいい人だった。素食を食べているとああいう風になれるのだろうか、などと単純なことを考える。こういうお店、日本にもあるといいなぁ。朝食にこんな優しい養生粥食べたら養生できるよ・・・。朝早くからやっているので、夜は早くに閉店していた。

ホテルの裏は市場のようになっていて、一般の人が買い物をしていて面白かったのでブラブラ見ながら、大稻埕慈聖宮へ。ここは小吃が美味しいと聞いていたのでここで朝食もありかなぁと思っていたが、先にベジタリアン朝食を少し食べたこともあり、またすごくローカル色が強いところだったのでちょっと手が出ず食事はしなかったが、今思うとやはりスープぐらい飲んでみればよかったなぁ。極彩色でありながらも年月による落ち着きのあるお寺と、境内の巨大なガジュマルの木(台湾だ!)とのんびりとした静かな雰囲気に心が落ち着いた。またいきたいなぁ。

永康街で雑貨など見て散策

地下鉄に乗って、永康街へ。大体街中の観光地なら20元か30元で移動できるので、MRTはやはり便利だ。
東門駅に着いたのは10時前くらいで、やっとあちこちのお店が開店し始めるところだったが、天津蔥抓餅はやっていたので、短い列に並んだ。チーズとたまご入り50元、コーンとたまご入り50元を友人と一つずつ買った。小麦粉の生地を鉄板で焼いたシンプルな小吃だが、焼き立て熱々でボリュームはしっかりある。
ここでの目的は雑貨屋さん。來好BAO GIFT でポーチやキーホルダー、あと台湾の人が街中でぶら下げていていいなぁと思ったドリンクホルダーなどを買った。他にも可愛い雑貨屋さんや洋服のお店もあって、ついブラブラと長居してしまった。
來好で試食したら思いのほか美味しかったので茶香酥(cha2xiang1su1)というお菓子の台湾包種茶味を買ったのだが、帰国して改めて食べてみるとこれが本当に美味しい!お茶とピーナッツの香ばしさ、外側のパリパリ感と中身がホロホロと崩れる食感もよく、何より最後にくるほんのりとした苦味が絶妙。満足感のある甘さなのに、この苦味でまたひとつ食べたくなる。台湾のお菓子のクオリティーの高さを感じさせられるお菓子だった。また行ったら買いたいと思っていたが、今お店のサイトを開いてみるとこの商品は載っておらず「もう販売はされていないのか・・・」とがっかりしたが、パッケージを見ると”來點茶”というブランド名(?)が書いてあった。検索してみたら、お茶に関するビジネスを広く展開している会社のブランドみたいで、その会社のサイトではちゃんと売っていた。今度台北に行ったら、どこかでまた絶対買いたい。

芭蕉bājiāo!

今回台湾に行ったら探したいと思っていたものの一つがbājiāo。
前回台湾に行った時、当時台湾に住んでいた友人の家にお邪魔した際に「これ香蕉xiāngjiāoじゃなくてbājiāoって言うんだよ」ともらった。見た目は短くてぷっくりとしたバナナ。食べてみると、果肉はバナナより密でしっかりした食感で、バナナより甘酸っぱくて爽やかな味でとても美味しかった。数日の間についついお宅にあったのを何本も食べてしまって申し訳なかったので、食べた分は補充してついでに自分ももう少し食べたいと思い、街で探したが結局見つけられずに帰国した。そういえば、「バナナみたいにいつでも売ってるわけではないから見つけたら買うようにしているんだ。値段もバナナよりは高めなんだ」と言ってたなぁ・・・。再会できなかったのがよほど残念だったのかbājiāoのピンインは忘れなかった。帰国後漢字を調べたら芭蕉だった。なるほど。

この日は日が出ると30℃近くまで気温が上がった。暑くなったので永康街の果物屋永康水果園でボトル入りの無糖スイカジュース(50元)を買って、ふと見ると芭蕉bājiāoがかべにかかっていた!一人で大興奮。量り売りで3本買ったら60元くらいだった。友人と二人で永康公園で食べた。

これこれ!1斤120元だった。観光地価格?

1本20元ということは100円近かったわけで、久しぶりの海外旅行で、かつ10年以上再会を楽しみにしていたものでなければ、ちょっと躊躇したかもなぁ。でもやはり美味しかった!公園で一緒に食べた友人もその美味しさに驚いて喜んでくれた。「果肉はバナナより密でしっかりした食感で、バナナより甘酸っぱくて爽やかな味」と書いたけれど、農産物なので当然ながらこの味と食感は時間と共に変化していくらしい。この時食べたくらいの熟し方が私は好きだ。ちょっとお高いけど、台湾で見かけたらぜひご賞味ください。私は人気観光スポットで買ったので高かったけど、普通の商店街ならもっと安いかもしれません。

13時開店の白水豆花でピーナツの粉と仙草ゼリーの載った豆花を食べて、またMRTに乗り、今度は松山文創園区にある誠品書店へ。

松山文創園区

東京の日本橋にある誠品書店にいったことがあり、やはり本場でもいってみたかった。書籍の他に雑貨や文具、食品なども売っていて、地下にはフードコートもありお洒落で素敵なお店だったが、朝から歩き回っていたので、ゆっくり見ていたらちょっと疲れてきた。
この辺りは大きなタバコ工場があった場所で、その建物がリノベーションされていくつものショップが入るオシャレ空間になっていた。まっすぐに伸びる旧工場の長ーい廊下が印象的だった。
ここで久しぶりに微熱山丘のパイナップルケーキを買った。今回はほかのお店のにしようと思っていたのに、結局懐かしい味を買ってしまった。6個入り300元を1箱。旧タバコ工場のイラストが描かれた小さなかわいい手提げ布バッグに入っていた。

明月湯包と臨江街観光夜市

またMRTで移動。夕食は明月湯包へ。前に台湾に来たときにもいったのだが、あとで確認したところ、今回入ったのは前に行った本店のすぐ近くの支店だったらしい。「夕食時だし待つかなぁ」などと思っていたがお店はガラガラで、お客も地元の人らしく観光客はいなかった。とはいえ、持ち帰りのローカル客が次から次に訪れていた。
小籠包150元を2セイロ、中皿に盛られた冷菜はガラスケースから自分で好きなものを選ぶスタイルで、湯葉と青菜の和物を選んだ。他にもいろいろあってどれも美味しそうだった(1皿60元)。空芯菜炒め150元もたのみ、合計510元。どれもハズレはなくて美味しかった。

駅方向に戻る途中で臨江街観光夜市をブラブラ。寧夏夜市に比べると、屋台よりも店舗が多い印象で、平日だったせいもありそれほど混んでいなかった。
平日だったためか、明月湯包と臨江街観光夜市の当たりは思ったより観光客が少なく、ローカルな雰囲気を味わえた。

大通りまで出てふと見ると夜空に台北101が輝いていた。大通りをまっすぐいけばその先にあるので、ちょっと見て帰ろうかと友人と歩いてみたが、これが思ったより遠かった!見えてるのにつかない〜。
台北101は結構観光客が多かったが、地下のフードコート以外は海外高級ブランドショップなどが多く、一度行けばいいかなと思う場所だった。

かなり疲れたのでこれでホテルに戻った。結構歩いたなぁ〜。





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