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人生の大事なタイミングで旅をする

 

5年ぶりに海外旅行に行っています。
行き先はベトナムのホーチミン。約10年ぶりの再訪。

出国手続きで驚いたのは、人ではなく機械によって手付きが完了したこと。
あの仕事をしていた人たちは今何をしているのだろう?
"数年後になくなる仕事"の一つだったのか、と複雑な気持ちになりながら手続きを済ませました。

飛行機が飛び立つ時は、上昇するエネルギーに満ち溢れているので、やりたいことや在りたい姿をノートに記すといいと聞いたことがあり、昔から旅のお供はノートとペンが欠かせません。



空の上にいると心も自由になるのか、何故だかいつもよりも書きたい言葉がするすると出てくるから不思議なものです。

ちょうど今から10年前、28歳。
周りが結婚し始めたことで初めて結婚を意識し始めて焦りを感じていました。
日本にいるのがなんとなく辛く思えて、年に数回海外旅行に行っていました。
パリ、バルセロナ、バンコク、台湾、ホーチミン、ソウル、バリ島、シンガポール、南フランス…パリなんて何回訪れたことでしょう。

必ず、飛行機では自分と深く向き合うために
ノートとペンでどう在りたいか?と自分の内側に耳を傾けていました。

恋人探しに、自分探し、本当にやりたいと思える仕事探し、足りないものを探してばかりの20代でしたが、
今は優しい夫と子どもに恵まれ、欠けていたと思っていたものはちゃんと得られている。

あの頃の苦しかった私に言ってあげたい。
大丈夫だからね、と。


そして、今はまた次のステージに向かっており、
心の葛藤と戦うタイミングでもあり、
今回の旅でもノートとペンは私と一緒に旅しています。

そしてまた、私は私に問う。
どう在りたい?と。

「"誰かの人生"というドラマの観客で在り続けたい?
いや。自分の人生の脚本家は自分だ。
いくらでも自由に好きなように人生を書くことができる。
自由であれ、自分を縛る全てのものから。
解き放て、本来の自分を」

こう書いて、筆を置きました。

 
旅は私の人生に欠かせません。
振り返るとターニングポイントだと思えるあの時もあの時も旅があった。
人生の大切なタイミングに、忘れられない旅がある。

自分と向き合うには物理的にいつもいる場所や人間関係から距離をとるってすごくおすすめです。心も身体も開放的になっている時にこれからの私の生きる道を考えるほうが、可能性を感じられる気がするから。

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