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廃人のごとくドラマを見る。そしてやがて酩酊へ・・・

 酒を飲みながらドラマをみる。
 これほど有意義なことはあるだろうか、、、

 最近酒に酔いながら思うことはこのようなことである。

 今日は運動もせず、小説も思ったように書くくことができず、本も読まず、何ひとつやりたかったことができなかったな、と自己嫌悪に陥りつつも、酒に身を任せながら好きなドラマをみることが唯一の心休まるひとときなのではないかと思うのだ。

 心理学者のアドラー言った。すべての悩み、ストレスの原因は人間関係にある、と。

 そう、今はもう人間関係、何を考えているのかわからない人間関係の渦の中で人間不信になりかねない毎日を送る中、筋書きのあるドラマだけが何よりの精神安定剤の作用を果たしてくれているのだ。

 ああ、酒のなんたる功績よ。

 ああ、ドラマのなんたる功績よ。

 そして、現実のなんたる不確かさよ。

 私たちはいつも現実の世界に振り回され続けている。
 そして、常にストレスに見舞われているのだ。

 文字通り毎日が戦争だ。ことわざに、男は敷居を跨げば7人の敵がある、と言ったけれど、今は男も女も関係ない。
 男も女も常に戦っているのだ。

 世の中は多様性。多様性を受け入れ、対応していくべきである。

 しかし、私がそれを受け入れる姿勢でいたとしても、同じ職場の中でそれを受け入れきれない人たちもいる。そしてそういう人たちの声が思いのほか影響力を持っていたりもするのだ、とても残念なことなのだけれど。

そのような中で、どう職場の人間の心を同じ方向に向けていくのか、どう納得しあえる職場にしていけばいいのか。
時には理解し、時には諭しながらも、みんなが納得し合いながら働くことができるよう、右往左往しながらも導いて行かなくてはならないのだ。

 誰だって、いやいや働くのなんていややん? どうせ働くんやったら、そこに楽しさや喜びがあった方がいいやんか?

 そんなことを思いながら、酒を飲んで、録りためたドラマを片っ端から見ていくのだ。
 ま、ほぼ廃人やね。

 ただ、ぼーっとドラマを眺めているだけなんやからね。でも、その時が一番幸せだったりするんだよねー。

 で、あとから微妙に後悔するのさ。

 はぁ、支離滅裂な文章、こんなのを書くのは初めてだし、誰が読むんやって思ったりするけれど・・・

 いや待てよ、以外と面白いんちゃう、これ?

 と思ってしまうのは、これひとえに酒の、そして酔いのなせる技なのだろうなぁ。

 酒の酔い方には人それぞれありますね。酔って気分良くなって饒舌になる人、泣き上戸になる人、怒りっぽくなるひと。

 そういや大学の飲み会で、酒を飲んだらいつも泣き出す仲間がおった。

 聞くところによると、これは人生で最初に酔ったときの気分が、その将来の酔いにもずっと影響し続けるらしいのだ。ほんまかどうかは、知らんけど。
 だからその理屈で行くと、初めて酔ったときの気分が楽しい気分の時であったなら、その人はその後も酔ったときは楽しい気分になり、初酔いの日が悲しい気分の日であったならば、その人は酒に酔うといつも泣き上戸になるのだ、そうだ。

 幸いにして、ぼくは楽しい気分の時に初めて酔ったようだ。なので酒を飲むととてもいい気分になるのだな。

 ああ、やはり支離滅裂だ。でもたまにはいいのだ。

 いやいいのか?

 後で読み返してみて、どうしようもなければ削除したらよいだけだと割り切って、今は酔いに任せて書くだけにしよう。

 しかし、世の中はしんどいことだらけだ。これは間違いのないことだよな。
 仕事は思い通りにはならないし、人は結局みんな自分勝手だし。

 だけれど、しんどいからいいのかもしれないな、と思う自分もいるわけで、、、

 というか、しんどいからいいのだろうな、多分、後で振り返ってみるとたいていそうなのだから。

 松岡修造も修造カレンダーの中で言っていた。「崖っぷちだーい好き!」って。

 そうなんだ。崖っぷちこそワクワクするし、得てしてそこに成長のきっかけがあったりするのだ。

 若いときの苦労は買ってでもせよ、というけれど、まさにその通りだ、と今になって思う。

 ただ、今になっても苦労が絶えないのには少々辟易としているのだけれどもね。

 
 なので、ドラマを見るのだな。ドラマを見ていると気持ちがとても安定してくるのがよく分かるのだ。たとえ先が読めなくても、実際にはその先の成り行きはシナリオの中で決まっているのだから。

 今夜も、酒を飲みながらドラマを見ている。
 あまりに深酒をしすぎてしまうと、その見たドラマの内容も忘れてしまっている、ということも多々あるのだけれど。

 ま、今夜はいつもよりもう少し、酒をゆっくりと飲みながら廃人になっていく自分を許しつつ、ドラマを見て過ごすとしよう。

 そういやさっき、多様性のことをちらっと書いたけれども、ぼくの職場で、いわゆるエライさんが集まったときの部屋の中はほぼ男だけで占められている。これはどうにか変えて行かなくてはならないな、とその光景を見ていつも思うのだ。

 世の中は、辛いことばかりではあるけれど、そんな中においても、ごくたまに、世の中捨てたもんじゃないやん、なんてことに遭遇したりするものだ。

 みんなもっともっと優しくなれたらいいのになぁ。

 そんなことを思いながら今夜も酒を飲み、ドラマを見、そうしてやがて、酩酊の中に沈んでいくのである。





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