220831_経営者1年目が考えるヒトの役割

「ヒト、モノ、カネ」の中で最も大切なことは人である。
うちのお店の最も根幹にある課題は「商品」がきちんとできないことにある。
つまり実力のあるパティシエのシェフが必要ということだ。数日前にパティスリーの店長が退社してしまうと言う記事を書いた。
それと同時にパティシエのシェフも採用する予定だ。

パティシエのシェフはリニューアル後の商品開発において3ヶ月で1品しか新しいものを追加することができなかった。
今は1ヶ月ほど体調を崩されお休みをとっている。今後は今まで通りのスタイルで仕事は難しいようだ。体調との相談だが、短い時間で成果を出すことが必要な勤務スタイルとなる。

実際に美味しいものをお客様に出すことが自分の「街の価値を上げるお店を作る」と言うことに対して必要不可欠である。
ビジネスで大切なことは「感情」と「意見」をきちんと分けることだと思う。

情に流されて関係を崩したくないから、作れないけれどシェフのままやってもらうといった関係を続けると会社は赤字脱却できない。
そのためきちんと現在のシェフには話をして、厳しい決断ではあるが赤字脱却のため新シェフを採用する必要があると伝えた。

話をした段階で困惑していたと思う。自分も話をするのは気が重かったが会社をより良くして自分のやりたいことを実現するために決断し話をした。
ただ現在のシェフとは仕事は一緒にやりたいと思っている。圧倒的なお菓子への情熱、アドバイスを受け入れる力、人を思いやる心を持っている人だからだ。
リニューアルをやろうと思ったのもその情熱を信用したからだ。

この話をして「自分は今後どのような立ち位置で入ればいいのか？」と聞かれた。経営と新シェフとのハシゴ役、アドバイザーとしていて欲しいと伝えている。この話を聞いてどれくらい気持ちが離れてしまうかはわからないが自分は前に進めるために決断したので後悔はない。
組織が今後どのようになっていくのかまた記事にしていきたいと思う。