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現場を知らない経営者がやるべき3つのこと

自分がプレイヤーでない経営者の仕事はなんなのか。
パティスリーとコーヒーショップを経営している。飲食店現場経験はほぼない。
先代から引き継ぎ経営を始めて2年目に入った。
そんな経営者のやるべきことは以下だ。

①自分が目指す理想の景色を伝える
②プレイヤーの環境を整える
③プレイヤーでは決められない問題の解決

この3つが主な仕事になる。

1番大切なことは①だ。
理想の絵がどういうものか映画のワンシーンのように語り伝える必要がある。
その絵を目指すことを一緒にやりたいと心から思う人をチームに巻き込んでいく。
やりたいと思う人で固めないと必ず問題が起き、チームが崩壊していく。
自分自身がプレイヤーでないので現場の戦いはできない。尚更同じ志を持つ人を選ぶことが重要になる。
自分自身が一緒に働きたいという人をいかに隣に置けるかが勝負だと最近痛感する。
そのためには自分自身が本当に何を社会に実現したいのか、深く考え言葉にできなくてはならない。
そこがしっかりしないと何がしたいのか伝えられないので色々な人が入ったチームとなり、理想の絵を目指す時に、ちょっと大変なことがあると揺らいでしまうチームとなってしまう。

②について
あくまで飲食店の主役は現場の人だ。現場の人がお客様を喜ばせる主役なのだ。
そこが輝かない限り繁盛店はない。
そのための問題点はなんなのかしっかりヒアリングして投資するべきところに投資していく。
赤字の事業の場合は最初に赤字を脱却しなくてはならない。
そのためには経費部分を削ったりシビアな整理が必要。
そのステップが終わったら次に攻めていくための投資をする。
人を絞って収支を合わせるとできることが小さくまとまってしまう。
そこを広げるためには人への投資が不可欠に感じる。今うちの会社はそのステップに入っている。

③は上の話に繋がってくる。
どうしても先を見据えた投資は現場の人には見えにくい。またお金を使う決裁権は経営が決めるべき仕事だ。
先を見据えて今どこに投資していくべきなのか展望を考えていく。
そこに勇気を持って投資し売上を追い付かせる。

これらが今自分が感じる現場に入らない経営者の仕事だ。
これらが形になれば色々な事業を同時並行して進めることができる。
そうすることで社会へのインパクトや幸せな人を多く増やすことができるのだと思う。
そのためには常に自分自身が新しい世界を感じ、体感する量を増やし、良いと思うものを増やすことができるかも大切になる。
人が良いと感じるものを体感して自分のフィルターを通して形にする。
それがビジネスであり経営者のやることだと思う。

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