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【読書】日本人が勘違いしているカタカナ英語120

日本に住んでると結構間違えちゃうよね

図書館でたまたま手に取った本でしたが、この手の本にしては全然飽きずにスラスラ読めました!

カタカナ英語もしくは和製英語と言われる単語を120個リストアップしてあります。単語一つにつき見開き1ページで、解説といくつかの例文が記載されています。

その中で「間違えやすいなあ」とか「知らなかった!」というのをいくつか紹介します。

フライングする ― jump the gun

スポーツなどで合図より早く動いてしまったり、なにか物事を予定よりも早く済ましてしまった時に使うと思います。

競争や競泳でスタートの銃声(the gun)より早く飛び出す(jump)こと、つまりフライングすることを英語では jump the gunといいます。

p26

flying といいたくなっちゃう人も多そうですね。
飛んでいる、飛行機で移動していることになっちゃうので注意です!

コスパ ― a good value for the money

最近「コスパ」という単語を聞く機会がすごく増えたように感じます。
「コストパフォーマンス」の略語ですが、英語で cost performance を使うのはビジネスシーンがほとんどのようです。

実際にコーパスで検索してみると、

Sketch Engine for language learning

「project」や「managing」といった語と共起されていますね!

本著では、a good value for the money / a good value for the price / reasonable といった言い換えを提案しています。

ググる ― google

これは以前から知っていて、中でもお気に入りの用例です♡
動詞として使えるので、google it と言えます。

Sketch Engine for language learning

日本語の「ググれば?」とか「ググってみる」の用法とほとんど同じ感覚で使えるので憶えやすい!

マニア ― a fan / a geek / a nerd

英語の mania は、「病的な執着心」を指す言葉で、日本語とは異なり、人を示す単語ではありません。

p186

精神的な病の意味を持っている単語なのでほんっとうに狂ったようにのめり込んでいる時以外は使わないようにしましょう!

一般的には a fan が良さそうです。
「オタク」といった意味であれば a geek (主にコンピューターオタク)/ a nerd が良いでしょう。

余談ですが、『僕のヒーローアカデミア』では爆豪勝己が幼馴染で主人公の緑谷出久に対して「クソナードがあ!」とよく言ってますがこのことですね。ヒーローオタクだからでしょう(笑)

イメージチェンジ ― a makeover / a new look

Lots of makeup counters offer free makeovers.
化粧品売り場では、たいてい無料でイメージチェンジできる。

p192

といった例が引かれています。
「イメージチェンジ」は get a makeover です。

She got a makeover before her class reunion.
同窓会を前に、彼女はイメージチェンジをしてみた。

p192

ついつい image change なんて言っちゃいそうですが気を付けましょう💦

便利だけど気を付けたい

この記事では5つの例を挙げましたが、他にもたくさんのカタカナ英語が日本語に浸透しています。その多くがそのまま英語にしても伝わらない、もしくは違った意味を持つことが多いです。時と場合によっては失礼になってしまうこともあるので気を付けたいですね。

ぜひお近くの図書館や本屋さんでも探してみてください!
読むだけであれば半日で十分ですし、見開き1ページにつき一つの単語を立項しているので、スキマ時間にも最適です!

読んでいただきありがとうございます。
スキやフォローお待ちしてます。


今回紹介した本

最近の英語学習法はこちらに少し書いてます🖊


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