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蘇る記憶、恐怖の再来

ポスティングだけは本当にできない。

僕とってこれは栄養たっぷりだが、心底苦手なピーマンを「食べなさい!!みんな食べててあなただけ食べれないはずがないんだから‼︎」と親から言われているのに等しい。


来月から富久の湯は朝風呂を週6日行うことになった。

月曜日以外の全ての曜日で6時から10時まで。
試験的に1ヶ月間だけやってみることにした。


当たり前だが「朝風呂やります!」なんて
言ってすぐひとが集まるわけではない。

「告知」を地道にしていく必要があるのだ。
しかも新たなお客さんに向けて。

そしてその告知として最善であり最適な方法。
それが「ポスティング」である。

ちかくの地域のお店にアポ無しで
朝風呂のフライヤーの掲載をお願いする。

朝風呂はまずお客さんの年齢層が高い。
しかもすぐに効果が欲しいとなると
やっぱりこのアナログな方法に行き着く。


実はこの手法、「ピースボート」のポスター貼りの活動で、船賃を稼ぐためにほぼ同じような事を3年前にもしていた。

だからこそ身をもって知っている、
この飛び込みスタイルの過酷さが。

入ってきた僕に対してお客さんだと思って接していたのに、営業だと分かった瞬間にお店の人が態度を変えるあの恐怖を。

何度も心が折れかけながらも
最後は感情を無にして交渉し貼り続けていた。

もちろん中には優しい人もいる。
でも印象として強く残っているのは、
残念ながら悪い方なのである。


これを自分の今後のためにも
1000枚今回はやりきらなければいけない。

まだ朝3時半におきて朝風呂を担当した方がいいし、イベントのフライヤーを10枚作成する方がよっぽど楽である。

本当にこれだけはもうニ度とやりたくなかった。

友人は先に1000枚貼りきってきた。
本当にすごいと思うし、尊敬する。

でも僕はずっと貼りに行けずにいた。

はやく貼りにいかなければ2月が終わってしまう。


毎日動けずに情けなさだけが募っていく。

今日も結局出かけることはできなかった。

何をするにも初動に時間がかかるのが、
僕の弱点だと思っている。

やりたくないことをすぐ後回しにしてしまう。

普段はやりたくないことはなるべくやらないスタンスをとっている。やりたくないことをやっても本来の力は発揮できないし、そのほとんどがやらなくても特に問題のないことだと思っているからだ。

しかし、今回の件はちがう。

稀にある、やりたいことをするために向き合わなければいけない"やりたくないこと"である。

最悪やらない選択肢を取ることもできるが、こちらが明らかに最善であり、最短ルートだと頭では理解しているパターンだ。

こういう向き合うべき時に
その物事にしっかり向き合えるひとは強い。


これを書いているいまは、
まだポスティングできていない。

でもこれを投稿する頃には
今度こそきっと出かけているはずである。


自分をこれ以上、逃がさないために書きました。

悔いを残さないためにも。

「明日の僕が一歩前進出来ていると願っています」

今日の僕より。




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