【中高生向け】がんばらないノート術 #1
手っ取り早く要点だけ読みたい人は第2回と第3回がおすすめです。
ぼくたちは大谷翔平ではない
勉強ができるクラスメートは、どんな予習をしているのだろう。
授業中に板書を写して、まとめたものをテスト前に見返せば、良い点が取れるのだろうか。
このような、学校での「勉強」に関するモヤモヤは、中高生にとっての悩みの種です。そうやって悩んでいるうちに、YouTubeやTikTok、BeRealやInstagramなど、様々な動画コンテンツやSNSが皆さんに時間を使わせるべく通知を発して迫ってきます。
コスパやタイパを気にするこの(ある意味大変な)世の中では、勉強という長時間苦労する可能性が高いものは嫌われがちです。
そこで皆さんの関心事はおそらく、
🤔 (できれば楽をして) 成績がアップする勉強法を知りたい
🤔 効果的、効率的な予習・復習の方法が知りたい
といったところかと思います。
学校の授業では、先生が手取り足取り「これはこうやって勉強しろ」と教えることは少ない反面、予習や復習などをおすすめする先生は多くいます。
どんな先生でも最初はそれらのやり方を教えてくれます。たぶん。親切な先生であれば、いろんなタイミングで助言や修正をくれるでしょう。
しかし実際はそんな親切な先生ばかりではありません。だからこそ皆さんは、「教員ガチャ失敗したわ」と嘆かずに、授業ノートの作り方や予習・復習の方法を知っておく必要があります。
楽して成績が上がれば、それに越したことはありません。
しかし、インターネットで勉強法やノート術を調べてみると、「東大生の勉強法」とか「頭の良い人はこうやってまとめている!」というような煽り文句の学習法が多く出てきますが、決してそれらは楽をしたい人向けの勉強法とは一致しません。さらに、「学校では教えてくれない」という視野が狭いだけのありがたいコンテンツも少なくありませんが、本質的とは言えません。
「知っている」と「実行できる」の溝
より良い(と言われる)勉強方法を知ることができても、「知っている」と「実行できる」の間には大きな溝があります。
東大生のノートとして紹介されているものを真似し続けたり、大谷翔平のようにマンダラチャートを作って高いレベルで目標を達成したりすることを全員ができるわけではありません。
いろんな勉強法を調べると、苦手意識が一時的に薄まるものです。モチベーションは上がるかもしれませんが、「自分が」実行可能なレベルに落とし込み、継続していくのは並大抵の努力ではありません。
次回以降、その溝を埋めていくためにも「書いて学ぶ」ことをおすすめしていきたいと思います。
「がんばらない」≠「がんばる必要はない」
このシリーズ記事のタイトルを少し補足しておきますが、決して「がんばらなくても良いノートができる」とか、「努力ゼロで成績上がる」ということを紹介するものではありません。
予習や復習を効率よく行うための、ノート自体のルール作りはちょっと頑張ろう。その頑張りが「ちょっと」で済むように、覚えるルールは最低限にしていこう、という方向性です。
勉強で悩んでいる中高生に届けば何よりです。良いお年を。
勉強に苦手意識がある中高生が「書いて学ぶ」ためのロードマップ
《第2回記事》
授業ノートのススメ(前編)
メタ的に勉強する
《第3回記事》
授業ノートのススメ(後編)
「余白」ですべてを解決する
《第4回記事》
手帳のススメ
まずは筆箱に入るサイズから
デジタルツールも使ってみよう
《第5回記事(予定)》
おまけ
英語の勉強について
この記事が参加している募集
サポートしてくださると元気になります。お財布のご都合が良いときでよければお願いします。