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古典的なRPGの進め方

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剣と魔法がある、まるでRPGのような世界。そんな世界で旅をする幼馴染三人組(時々四人)のワンシーン集。会話文のみも混在。
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『古典的なRPGの進め方』 脳筋ソルジャー、魔法少女、武闘派僧侶の三人が繰り広げる旅物語。ゆ…

譲原
5年前
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実際、世話が焼けるのは誰なのかという話

「つーかさ、占術師って実際どうなの?」 「どうって?」 「当たんのかって話」 「…そこから…

譲原
3年前
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悪夢を見た話

時々。 まったくわけのわからない、最悪な夢を見る。 どこか冷たさをまとう異質な空気。硬質な…

譲原
3年前

街で足止めされた時の話

「たっだいまー……って、ん?」 暇潰しの散歩帰り。とっていた宿の部屋に帰れば、珍しい光景…

譲原
3年前
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迷宮脱出の話

「あーーー」 迷宮の中、コーンの叫びがこだまする。やかましいと言う前に弱音の言葉が続いた…

譲原
3年前
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複合店舗の話

「はい、先生ー。質問でーす」 街の中。歩きながらコーンは真っ直ぐに手を挙げた。その声にリ…

譲原
3年前
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夕飯前、宿屋にて。

「おかみさーん。いるー?」 宿の店主に用があったから、一階の食事処まで顔を出したのが厄介事のはじまりだった。 オレの見た目はまんま十四の男。背は特別高くない。剣は振るってるけど、筋肉モリモリというわけでもない。加えて室内なので得物も持ってない。 そんな無い無い尽くしのオレは、珍しく幼馴染二人から離れて単独行動していた。手分けして作業した方が早かったのだ。いや、経緯はこの際どうでもいい。 「どうしたんだ? ボウヤ」 その声が返ってきた方を見て、目があった瞬間、何となく直感した。

魔法に必要な手順の話

「リオってなんでそんな魔法出す時に色んな方法使うんだ? ふつーは一つじゃねえの?」 その言…

譲原
3年前

話してほしい話

「眠れないのか?」 「コーン」 闇の中、差し出されたカップを受け取る。 久しぶりの野宿。寝…

譲原
4年前
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幼馴染の予定の話

「なあ、買い出し終わったら──「ごめん。今日は別行動させて」 とっくに日は昇っており、町…

譲原
4年前
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墜落と夜の話

落ちていく。 深く深く、世界の底へ。眠る間際よりも尚恐ろしい、終わりが近付くほんの一瞬。 …

譲原
4年前

将来の話

「お前ら結婚すんの?」 幼馴染の唐突な言葉に、ルークとリオノーラは顔を見合わせた。コーン…

譲原
4年前

大樹の下の魔法の話

「リオ」 夜風と一緒に現れた、派手な衣装の裾。名前を呼ばれたにも関わらず、私は顔を上げな…

譲原
4年前

濁ったままの虹彩と雨水

「……いた!」 水たまりのはねる音。湿り気の多い地面を思い切り蹴って、何もない山の中を走る。泥がはねるなんて二の次だ。すぐ目の前にいる、けれどまだこの手が届く距離にいない。 「リオノーラ!!」 俺の声は聞こえていないのか、彼女の身体は微動だにしない。色の変わった外套が、風をはらんで膨らむ。 追いついてすぐに分かったのは、外套の色。面積の半分以上赤黒く染まっている。それが何の色かなんて、聞くまでもなかった。乱れた髪のまま表情の見えない幼馴染に声をかける。 「リオ、怪我は無いか。