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いじめが無くならない理由。

不登校だった頃、お母さんが少しでも楽になるようにと、カウンセリングに連れていってくれたことがありました。

正直乗り気ではなかったのですが、たくさん調べて探し回ってくれていた母の気持ちに応えたかったのと、少しだけでも楽になりたい気持ちがあったので行くことにしました。

女性の先生に、
どうして不登校になったのか を1からはなすことになりました。
思い出したくもないことだったのでかなり辛かったです^^;

それでも少し人に話すことで肩の荷がおりた気がします。

ですがそのあと、カウンセリングの先生から出た言葉は私にとってはものすごく辛いものでした。

「虐められているのは気のせいなんじゃない?
虐められるような子は、地味で暗くて目も合わせてくれないような人ばかりだよ
それでも自分が虐められていると思うのなら、学校に言って証拠(自分に対する悪口)を直接録音してきたらどうかな。
そのぐらいのメンタルは必要だよ。」

と言われました。
ショックすぎて言葉が出なかったです。

虐められる子=地味で暗い という考えをカウンセリングの先生の口から聞いたのは衝撃的でした。
先生から見た私が、地味で暗かったら、虐められたことを信じてくれたのでしょうか。

どうして見た目で判断されないといけないのか、私には全く分かりませんでした。

人それぞれ辛いと感じる度合いも違います。
カウンセリングの先生は、そんなこと大したことじゃないと言いましたが、私にとってはとても辛いことでした。

証拠がないと、誰もまともに取り合ってくれない現実に心の底から嫌になりました。

どうして虐められた子に
強くなれ、逃げるな、負けるな と大人は言うのでしょうか。

いじめが無くならない原因はここにあるのでは?と思います。
結局被害者はいつまで経っても被害者のままです。
一生心の傷を抱えたまま生きることになります。

変わるべきなのは虐める立場の人ではないのでしょうか。
本当にカウンセリングを受けるべきなのは虐める側の人たちだと今でも思っています。


学校の先生にも、
「みんなにいじめのアンケートを取ってみたがそんな話は一切出てこなかった。
何かの勘違いではないか。
こんな事で傷ついていたらこの先やっていけないよ」
と言われました。

私が辛いと涙を流している ただそれだけでは誰も理解してくれませんでした。

私はこの先生のもとで学びたくない。
心身ともにボロボロになりながら学校に行く必要なんてない。
そう思って学校を辞めることにしました。

これらの体験を通して、
「自分の発言に責任を持つ」ことの大切さを知りました。
言葉一つで人を救うことも傷つけ苦しめることもできます。

人の気持ちは完全に理解することは不可能ですが、大事なのは相手を理解しようとする気持ちだと思います。

理解しようとする気持ちこそ、人間の愛なのではないかなと思っています。

辛い想いをしている方にそっと寄り添える愛のある大人になりたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました!


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